こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
わたしは同僚からもらった自転車に乗っているが、最近、自転車チェーンからカタカタと音がするようになった。
自転車のチェーンを調べてみると、チェーンが錆びて伸びてしまい、自転車カバーの底部分にチェーンが触れてしまっていて、そのせいで異音がするようだ。
「まぁ放っておいても大丈夫だろう」とタカを括って、そのまま気にせず自転車に乗り続けていたら、次第にチェーンが頻繁に外れるようになってきた。
最初は1日1回くらいの頻度で外れるようになり、頬って置いたら、日に日に頻度がどんどん上がっていく。
最終的に40kmくらい自転車で走ったら途中で10回くらいチェーンが外れるようになってしまった。
これはさすがにまずいだろうというわけで、自分で自転車のチェーンの張りを調整し直すことにしたよ。
この記事では自転車のチェーンを自分で調整する方法を詳しく紹介しているので、良かったら参考にしてね。
- 自転車のチェーンの現在の状況
- 自転車のチェーン調整に用意するもの
- 自転車のチェーンを調整するために車軸のナットを緩める
- 自転車のチェーンを調整するためにブレーキを固定しているナットを緩める
- 自転車のチェーンを調整するナット引きを回す
- 自転車のチェーンを調整してたるみを直した後
- 自転車のチェーンをメンテナンスする
- 自転車チェーンのメンテナンス終了
自転車のチェーンの現在の状況
写真の通り、自転車のチェーンが錆びてダルダルな状態になっている。
チェーンの下側は自転車カバーと接触しているので、自転車を漕ぐと異音がする。
チェーン上部も伸びてしまい、だれているのがわかる。
チェーンを持ち上げてみると5cmくらい持ち上がる。
ダルダルですな。
通常、1~2cmぐらい持ち上がるのが適正なチェーンの長さになる。
そりゃチェーンも外れるわ。
自転車のチェーン調整に用意するもの
自転車のチェーンを調整するために下記の工具を用意しよう。
- プラス2番のドライバー
- 15mmのレンチ
- 10mmのレンチ(ナットドライバの方が楽)
チェーンを調整する道具はホームセンターや100均ですべて揃えることができる。
特殊な道具はないので、既に持っている人も多いだろう。
家の工具箱を一度覗いてみるといい。
15mmのレンチは車軸のナットを緩めるのに使い、10mmのレンチはナット引きを回すのに使う。
プラスドライバーはブレーキを固定している個所を緩めるのに使う。
ネットショップでも買えるよ
プラスドライバー2番
15mmレンチ
10mmレンチ
10mmナットドライバ(場合によってはレンチより楽)
自転車のチェーンを調整するために車軸のナットを緩める
最初に自転車の後輪の車軸を固定しているナットを緩める。
わたしの自転車は変速機がついてないので、楽ちんに外すことができる。
変速機が付いている場合はわからん。
ググってくれ。
15mmのレンチでナットを反時計回りに回していく。
緩めるだけでいいので外す必要はないよ。
反対側の車軸を固定しているナットも同じように反時計回りに回して外す。
左右で回す方向が反対になるので混乱しないようにしよう。
自転車のチェーンを調整するためにブレーキを固定しているナットを緩める
続いて、後輪のブレーキを自転車本体にくっつけているネジを緩める。
車軸のナットの前の方についているよ。
後ろにナットがついているので、10mmのレンチで固定して、ドライバーを反時計回りに回して緩める。
こちらも外す必要はなし。
自転車のチェーンを調整するナット引きを回す
ナット引きという後ろについているナットを回すことで、前輪と後輪の間隔を調整することができる。
1つしかついてない自転車もあるらしいが、私の自転車は左右にナット引きがついていた。
ナット引きを10mmのレンチで時計回りに回す。
するとナット引きがどんどん締まっていく。
「前輪と後輪の間隔を広くするのなら、緩めるんじゃないの?」
と思うかもしれないが、締めるのが正解。
ナット引きは車軸に固定されているのでナット引きを締めていくと、ナット引きと後輪の距離が短くなる。
そのため後ろに引っ張られることになる。
わたしは最初ナット引きを緩めてしまい、どんどんチェーンがだるだるになっていった。
ナット引きは回しにくいので、このせいで時間を大分ロスした。
ナット引きは入り組んだところにあり、スタンドが邪魔ですごい回しにくい。
スパナよりも「ナットドライバ」というドライバの先でナットを回せるドライバがあったほうが作業時間を短縮できる。
もしかしたら100均にも売ってるかもしれないが、ホームセンターやネットで買ったほうが確実だろう。
ただわたしの自転車は、右側のナット引きが自転車スタンドに触れてあまり隙間がなかったので、ナットドライバでも回しにくかったかもしれない。
途中からナットドライバのようにスパナを垂直に差し込んで回したほうが、ナット引きを楽に回せることに気が付いた。
スパナを使うならこのやり方がおすすめだ。
ナット引きを回すときは左右のナット引きの位置が同じくらいになるようにする。
そうしないと左右どちらかに後輪が偏ってしまう。
わたしはナット引きを上からみてらせんを描くネジの切れ込みの数を数えて大まかな調整をしたよ。
後は車輪と自転車のフレームの間に指をいれて左右同じくらいの幅になるように調整しよう。
ナット引きを締めた後は、後輪のタイヤをパンパンと叩いて、車軸が後ろにくるようにしよう。
チェーンの緩みが1~2cmになったら、完成だ。
緩めていた車軸のナットとブレーキのネジを時計回りに回して固定する。
締め忘れると危険なので忘れないように注意。
自転車のチェーンを調整してたるみを直した後
ナット引きを引き締めていき、無事、自転車のチェーンが自転車カバーに垂れ下がらなくなった。
これで一応チェーンの調整は終わりだが、自転車のメンテナンスをすることにした。
以前にブログでメンテナンスをしっかりしようといっていながら、屋根のないところに自転車を駐輪していたため、全くメンテナンスをしていなかった。
関連記事:ママチャリを高速化して快適に速く走る3つの方法を紹介
今は屋根のある駐輪場があるので、しっかりとメンテナンスをしようと思う。
自転車のチェーンをメンテナンスする
錆びをとるため100均でさびとりゼリーを購入
自転車のチェーンをメンテナンスするため、近所の100均の自転車グッズコーナーに行き自転車用の「さびとりゼリー」を購入してみた。
「高品質、研磨率40%」と書かれているが、研磨率が高いのか低いのかすらよくわからない。
パッケージには「自転車のタイヤスポーク、かご、荷台等のサビに」と書かれているので、自転車のチェーンに使っていいのかわからなかったが、サビが落ちればいいので、とりあえず使ってみることにした。
100均のサビ取りゼリーを使うのが不安な人は、安心と実績の呉工業「チェーンクリーナー」を使うといいよ。
自転車のチェーンの錆びを「さびとりゼリー」で落としてみた
不要になった布に、さびとりゼリーをつけて、布でこする。
写真の自転車のチェーン左側がこする前、右側がこすった後である。
思ったよりも錆が落ちている。
やるじゃないかさびとりゼリー。
自転車を回しながら、さびとりゼリーでチェーンの錆びを落としていく。
しかし布では内側の錆がとりきれてない。
本当はカナブラシなどの小道具が必要なんだと気が付いたよ。
もう一度100均に行くのは面倒なので今回は内側の錆はスルーした。
自転車のチェーンにオイルを注入する
100均で以前に買った、万能オイルをチェーンに挿していく。
なんにでも使える万能の油らしい。
すごいな100均は。
オイルが垂れないように下に不要な布を入れて、ゆっくりと車輪をから回りする方向に回していく。
チェーン全体にオイルがいきわたったら、5分ほど放置。
その後、余分な油を布で拭き取る。
これでメンテナンス終了である。
「100均のオイルは信用できない!」という人は安心と実績の呉工業製「チェーンオイル」を使うといい。
自転車チェーンのメンテナンス終了
自転車のチェーンのメンテナンスはこれで終了だ。
メンテナンス前とメンテナンス後を比べるときれいになっているのがわかる。
自転車の調整、メンテナンス前
自転車の調整、メンテナンス後
このまま自転車のチェーンが伸びないように気を配っていくことにする。
メンテナンスすると自然と愛着が湧いてくるしね。
とりあえず雨に濡れた時は当日は無理でも、週末にはオイルをチェーンに挿すようにする。
「もしかしたらチェーン交換しなくちゃいけないかも」と思っていたので、チェーンの調整でたるみがなくなったのはありがたい。
チェーン交換となると、チェーンとチェーンカッタ―を買わないといけないからね。
金銭的にもメンテナンスしたほうがいいね。
自転車のチェーン調整で紹介した道具
プラスドライバー2番
15mmレンチ
10mmレンチ
10mmナットドライバ(場合によってはレンチより楽)
KURE「チェーンオイル」
KURE「スーパーチェーンルブ」
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