こんにちは友幸です。
自転車がパンクをしたときは、自転車屋さんに持っていって直してもらう人が多いが、実は自転車のパンクは簡単に直すことができる。
自分で修理すると、パンクした自転車をお店に持っていく必要もなく、安く直すことができる。
ということで今回は、自転車のパンクを修理する方法を紹介するよ。
- 自転車のパンクの修理に用意するもの
- パンクの修理の前にバルブを確認しよう
- 自転車のパンクの穴を修理する
- 自転車のゴムチューブを取り出す
- 自転車のパンクしている部分を探す
- チューブの穴を塞ぐ
- タイヤを元に戻して空気を入れる
- 自転車のパンク修理まとめ
自転車のパンクの修理に用意するもの
まずは自転車のパンクを修理するために必要なものを揃えよう。
自転車のパンクを修理するためには細々したものがたくさん必要になる。
それぞれ別個で買っていくと、1回の修理に使うだけだと量が多いので、セットで売られているものを買うといい。
100均の自転車コーナーに行けば「自転車のパンク修理セット」が売られている。
これ一つあれば自転車のパンクの修理に必要な道具が大体揃うので、初めて自転車のパンクを自分で修理する人はこれを買ってくるといいよ。
100均の自転車のパンク修理セットの中には以下の5点が入っている。
- パッチ5枚(大1、中2、小2枚ずつ)
- ゴムのり
- タイヤレバー 2本
- 紙やすり
- 虫ゴム
これで自転車のパンクを修理する大体の道具は揃う。
後は、作業するときに使う道具がいくつか必要になる。
主に必要なものは以下の6点だ。
- 水をいれるためのバケツや洗面器
- ナットを緩めるための10㎜のペンチ
- 汚れを取るためのウエス(いらないタオルや布)
- プラスチックやゴムのハンマー
- 自転車の空気入れ
- 穴に印をつける油性ペン
バケツやウエスはだいたいどの家庭にも置いてあるだろう。
ハンマーやペンチなどを持っていない場合は、100均で自転車パンク修理キットと一緒に買ってくるといい。
自転車の空気入れは、タイヤに空いた穴をみつけるのに役に立つので用意したほうがいい。
わたしは最初に空気入れなしで自転車のパンクの修理をやってみたが、穴を探すのに時間がかかるし、最後に空気が抜けないかチェックすることができなかったので大変不便だった。
100均で小型の空気入れを売っているので買っておいたほういいよ。
サイズが小さいので使った後は工具箱の中にいれることができるよ。
パンクの修理の前にバルブを確認しよう
自転車の空気がなくなってしまった場合、パンクの可能性が高いが、パンクをしていなくても空気が抜けてしまう場合がある。
パンクの修理の前にまずは空気を入れる部分であるバルブを確認しよう。
ナットがしっかりと締まっているか確認する
最初に自転車のバルブの上部についているナットが緩んでいないか確認しよう。
上部のナットが緩んでいると空気が抜けてしまう。
まずはナットがしっかりと閉まっているかを確認しよう。
バルブ本体についている虫ゴムを確認する
その次にバルブ本体についている「虫ゴム」と呼ばれるゴムを確認しよう。
バルブのフタを外して、ナットを緩めるとバルブ本体を外すことができる。
バルブ本体の下のほうについているのが虫ゴムだ。
虫ゴムは入れた空気が逆流して空気が抜けるのを防ぐ役割がある。
この虫ゴムが傷んでいると、空気を入れても空気が抜けてしまう。
虫ゴムの劣化が原因で空気が漏れてしまうか確認するには、バルブを車輪の上側に移動させて、空気を入れる口を下側にする。
そして、水の入ったカップなどに口を入れてみよう。
もし、ポコポコと泡が出てきてしまう場合は、空気が逆流して抜けてしまっている。
その場合、虫ゴムが劣化している証拠だ。
この場合、虫ゴムを交換すれば空気が抜けてしまうのを防ぐことができるので、タイヤを外したりしなくてもいい。
自転車のパンクを確認する前に、まずこの2点を確認しよう。
わたしの場合バルブにカップをいれても泡が出てこないので虫ゴムは関係なかったけど、虫ゴムが劣化して破れていた。
パンク修理キットの中に黄色い虫ゴムが入っていたので、ついでに取り換えておいたよ。
虫ゴムは長いので、バルブの下部分を覆ったら、残った部分は適当な長さで切ってしまおう。
自転車のパンクの穴を修理する
ナットと虫ゴムを確認して問題なかったら、タイヤの中のチューブに穴があいてパンクしているので、自転車のチューブの穴を塞いでいく。
バルブを外す
最初にバルブ部分を外していく。
ゴムとナット、バルブ本体を取り外そう。
虫ゴムを交換した人は既にバルブ本体を取り外しているはずなので、下についているナットだけ外しておこう。
下についているナットは、10㎜のペンチで時計と反対周りに回転させると緩めることができる。
バルブのパーツは全部で4点だ。
- フタ
- 上のナット
- バルブ本体
- 下のナット
小さいのでなくさないように、どこかに保管しておこう。
タイヤを車輪から外す
タイヤの中のチューブを取り出すために、まずはタイヤを車輪のフレームから取り外す必要がある。
修理キットにタイヤレバーが2本入っているのでこれを使って、タイヤを取り外そう。
まずは、タイヤレバーを差し込む。
そして、車輪を軸にてこの原理で引っぱると、タイヤが浮いてくる。
次に1つ目のタイヤレバーをそのままの状態で差し込んだまま、2つ目のタイヤレバーを15㎝~20㎝離れたところに差し込んで、同じようにてこの原理でタイヤを持ち上げよう。
すると、タイヤが浮き上がって車輪から外すことができる。
同じ要領で、車輪を回転させながらタイヤレバーを差し込んでタイヤを外していこう。
一周すれば、タイヤを取り外すことができるよ。
自転車のゴムチューブを取り出す
タイヤを車輪から取り外したら、次は中に入っているゴムチューブを取り出そう。
ゴムチューブは、車輪とタイヤの間から引っぱってやると外に出すことができる。
これもタイヤを外してた時と同じように車輪を回転させていき、一周全部取り出していこう。
バルブの部分は最初にナットを外していれば、押してやれば取り出すことができるよ。
ナットを外していない人はここで、外しておこう。
チューブを取り出していたら、チューブの中から緑色の液体がでてきた。
なにこれ怖い。
恐らくチューブの中に入った水が色々あってこんな色になったんだろう。
あまり気にしないことにする。
自転車のパンクしている部分を探す
ゴムチューブを取り出したら、次はパンクしている部分を見つける。
最初にゴムチューブにバルブと上部のナットを取り付けて、空気入れで空気をいれよう。
そのあと水をいれた洗面器やバケツに、ゴムチューブをつけていこう。
ゴムチューブに穴が空いていれば、そこからブクブクと空気の泡がでてくるよ。
チューブをぐるりと1周させて水に浸けていき、穴が空いている場所を見つけよう。
わたしは自転車のタイヤの空気はいつも近所のスーパーに置いてあるものを使っていたので、空気入れは持っていなかった。
そのため、最初はチューブの中にあまり空気が入っていなかった状態で作業をしたので、穴を見つけるのに結構時間がかかった。
自転車のパンクを修理するなら、空気入れは最初から用意しておいた方が絶対にいいよ。
穴は小さくてわかりにくい。
穴を見つけたら油性ペンなどで印をつけておくといい。
穴を塞ぐときに場所がわかりすくなり作業がやりやすくなるよ。
チューブの穴を塞ぐ
チューブをバケツの水につけて、穴を見つけることができたら、次は穴を塞ぐ。
まずはウエスを使ってチューブについた水気を拭きとる。
次に、紙やすりで穴の周辺をこすっていこう。
この作業はパッチをゴムのりでくっつけるときに、接着しやすくするために表面をザラザラにするためだ。
そのためパッチの大きさよりも少し大きめにやすりをかけていこう。
あまりやすりをかけすぎるとチューブに傷が入ってしまうので、あまり強くこすらないようにしたほうがいいよ。
やすりをかけたら次はやすりで削った部分にゴムのりをつけよう。
手にゴムのりをつけて、薄くのばしていく。
ゴムのりもパッチよりも少し大きめに塗っていこう。
ゴムのりが塗り終わったら、乾くまで2~3分放置する。
ゴムのりが乾いたら次にパッチを貼りつける。
パッチには表と裏にアルミと透明のシートがついている。
最初にアルミのシートだけを剥がす。
そして、穴が空いている部分を覆うようにパッチを貼りつけよう。
パッチを貼りつけたら、圧着するために、ハンマーで叩く。
金属のハンマーで叩くとチューブが破れる恐れがあるので、プラスチックやゴムのハンマーを使おう。
また、床も段差があったりするとチューブが破れる可能性があるので平らな場所で叩くようにする。
わたしはゴムハンマーを持っていなかったので、ゴム板を上にのせてハンマーでたたいた。
床はアスファルトだったので、下にウエスを敷いておいたよ。
ハンマーである叩いて圧着できたら最後に、パッチについている透明なシートを剥がそう。
これで自転車のパンクの穴をふさぐことができたよ。
チューブの別の場所にも穴があいている場合は同じようにパッチを貼りつけてチューブの穴をすべて塞いでいこう。
タイヤを元に戻して空気を入れる
チューブの穴をふさぐことができたら、自転車のタイヤを元に戻す。
チューブを車輪とタイヤの中にいれてから、タイヤを外した時と同じように、タイヤレバーでてこの原理で元に戻していけばいい。
個人的にはこの工程が一番面倒だった。
穴を塞ぎ終わったから満足しちゃったんだろうね。
チューブをいれてタイヤをはめなおしたら、バルブを付け直す。
バルブのナットは時計回りに回すと締めることができる。
バルブを元に戻したら、最後に空気を入れて完成だ!
自転車のパンク修理まとめ
自転車のパンク修理は結構簡単に自分でできるよ。
ロードバイクに乗って長距離のサイクリングをしている人は、道中にパンクしても直せるようにしてあるもんね。
まぁロードバイクは、ママチャリに比べてタイヤの取り外しが簡単というのもあるだろうけど。
自転車のパンク修理セットは、開封した後はコンパクトなケースになる。
すべての道具が収まるようになっているので、空気入れと一緒に工具箱にでもいれておいて、またパンクした時に利用するといい。
チューブが全体が傷んでいると、次々に穴が空いてくるのでチューブ自体を交換する必要がある。
チューブやタイヤを取り外すことができれば、同じ要領でタイヤやチューブを自分で交換することもできるよ。
ママチャリの後輪は車輪を外さないといけないのでめんどうくさいけどね。
自転車のパンクの修理はや1回やれば、2回目からはかなり早く修理できるようになる。
覚えておいて損はないよ。
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