こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
最近、自転車のライトを点灯すると「ウィーー-ーン!」という異音を出すようになった。
かなり大きな音なので恥ずかしくて、このままではライトを付けられない。
かといって夜にライトを付けないのは危ないので、自転車のライトをLEDライトに交換することにしたよ。
最終的に「Mag boy」というダイナモライトを購入したので、レビューと取り付け方法を紹介するよ。
- ダイナモライトの種類
- ブロックダイナモライト
- LED式のダイナモライト「マグボーイ」を購入する
- 自転車のダイナモライトをLEDに交換する
- LEDライトがタイヤのフレームに当たる場合
- 自転車のダイナモライトをLEDライトに交換したあとの使用感
- まとめ
ダイナモライトの種類
ダイナモライトは自転車の回転や摩擦で発電し、点灯するライトのことだ。
電池がなくても自転車を漕げば、ライトがつくためリーズナブル。
実用性を重視したママチャリに取り付けてあることが多い。
ダイナモライトにも種類があり、大きく分けて「ブロックダイナモライト」と「ハブダイナモライト」の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがある。
ブロックダイナモライト
安いママチャリや自転車に取り付けてある定番のダイナモライト。
「ダイナモライト」と聞いて思いつくのはこちらのブロックダイナモライトだろう。
前輪に取り付けてあり、タイヤが回転する時の摩擦で発電する仕組みになっている。
わたしの自転車についているライトもこのブロックダイナモライトになる。
ブロックダイナモライトは、ライトを点灯すると、摩擦を発生させるためタイヤに抵抗を感じるようになる。
普通に自転車をこぐより力が必要になりベダルが重くなるので、それを嫌がって使わない人も多い。
また、わたしの自転車のようにやたらと大きな音がでて恥ずかしくて使えないという状態になることもある。
ただし、ハブダイナモに比べると価格が安く、取り付けるのも簡単だというメリットがある。
ハブダイナモライト
「ハブダイナモライト」は、高いママチャリなどに使われているダイナモライトだ。
前輪のホイール中央部分の「ハブ」に発電機を取り付ける方式になる。
わたしの以前使っていた自転車も使っている時は気が付かなかったが、漕ぐだけでライトが勝手に点灯していたのでこのハブダイナモライトだった。
そういえばくれた人が「ライトを取り付けた」と言っていた。
車輪が回転することで発電するので、ブロックダイナモライトに比べてタイヤの抵抗が少なくてすむメリットがある。
前輪を外してハブ部分に発電機を取り付ける必要があるので、取り付けが面倒。
ママチャリだと、ホイールごと交換しないと取り付けは難しいだろう。
またハブダイナモライトの場合、発電機と別にライトが必要になる。
タイヤ・チューブ、ホイールなど全てセットで売られている製品もあるが6000円近くする。
このようにハブダイナモライトは、ブロックダイナモライトに比べると利便性が高いが、価格が高いというデメリットがある。
LED式のダイナモライト「マグボーイ」を購入する
ダイナモライト以外にも、電池式のライトを取り付けるという手もある。
クロスバイクなどの場合は、ダイナモライトではなくハンドル部分にLEDライトを取り付けることが多い。
しかし、この場合ライトを点灯させるための電池が必要になる。
使い捨ての電池だとランニングコストがかかるので、エネループなどの充電式電池が必要だろう。
ライトにそこまでお金をかけたくない。
ハブダイナモライトも、取り付け自体できるだろうが、価格が高いのでやめておいた。
結局、取り付けも簡単で価格も安いLEDのブロックダイナモライトを買うことにした。
購入したのは「マグボーイ」というLEDライトだ。
LEDライトは少ない電力でライトが点灯するので、摩擦が少なくても簡単に点灯する。
前輪にふれる発電部分がタイヤと同じようにゴムでできているので、音も静かなようだ。
ダイナモLEDライトライト「マグボーイ」を開けてみる
中身を開けてみると、LEDライト本体と取り付けるためのネジが付属している。
重さを測ってみると、約220gだった。
アマゾンの商品重量は272gだったのでそれよりも軽い。
おそらく付属の部品が50gくらいあるのだろう。
マグボーイは、ブロックダイナモライトなので、必要な時に摩擦を生み、ライトを点灯させる。
そのためのレバーは、マグボーイの後ろ側についている。
このレバーを引くと、ローラーが倒れてタイヤに触れて、ライトが点灯するようになる。
LEDライトは少ない力で点灯するというので、試しにローラーを手で回してみた。
手で回すだけでも、簡単にライトが点灯する。
やっぱりLEDだと違うね。
マグボーイの「LED」とデカデカと書かれた銀色のシールは邪魔なのではがしておく。
手でめくれば簡単にはがすことができた。
自転車のダイナモライトをLEDに交換する
「マグボーイ」を自転車に取り付けることにする。
といっても、作業はとても簡単だ。
自転車のLEDライトの交換手順
- 取り付けてあるダイナモライトを外す
- マグボーイを取り付ける
必要なものは、ボルトを緩めるための「10mmのスパナ、レンチ」だ。
取り付けてあるダイナモライトを外す
まずは、取り付けてあるダイナモライトを外す。
自転車のフレームとつながっている部分を外す。
留めてあるのは1か所だけなので簡単だ。
10mmのスパナなどを使って取り外そう。
取り外した既存のダイナモライト。
ローラー部分をみてみると、めちゃくちゃ削れていることがわかる。
ローラー部分が削れすぎたせいで、上の金属部分がタイヤにあたってしまい、異音を出していたのかも知れない。
新しくLEDライトを取り付ける
続いて、取り外した部分に新しくLEDライトを取り付ける。
LEDライトを取り付けるポイントは以下の通りだ。
- ローラーを地面に対して直角になるよう取りつける
- タイヤとローラーの隙間は10~20mm程度を目安にする
取り付ける時のポイントは、マグボーイの裏面に記載してある。
とりあえず、既存のダイナモライトが取り付けてあったところに同じように取り付けれておけば大丈夫だ。
LEDライトを取り付けるネジが色々あるが、取り付け方は以下の通りになっている。
ネジの取り付け順(奥から手前)
- ボルト
- 自転車の取り付け部分
- 外歯
- LEDライト本体
- 安全ワッシャー
- スプリングワッシャー
- ナット
上の表のとおりに取り付けて、スパナでナットを締めればOKだ。
ナットを締める時は、地面に直角になるように意識しよう。
これで自転車のダイナモライトの交換は完了だ。
LEDライトがタイヤのフレームに当たる場合
普通ならこれで自転車のダイナモライトの交換は終了だ。
しかしわたしの場合、自転車を漕いでみるとタイヤのスポーク(針金みたいな部分)がダイナモライトがあたってしまっている。
LEDライトもレバーを倒していない状態なのに、タイヤが触れてしまっている。
どうやら自転車の前輪が右側に傾いているようだ。
そのせいで、ダイナモライトがあたってしまっている。
恐らく、以前に自転車のタイヤを交換した時に、車輪をまっすぐ固定できていなかったようだ。
このままでは、ライトが使えない。
仕方ないので、既存のダイナモライトについていたナットを自転車の取り付け部分とLEDライトの挟んで幅をかせぎ、LEDライトがタイヤやスポークに触れないようにした。
下の写真は自転車をひっくり返して、下からみたところだ。
自転車の取付部と、LEDライトの間にナットが挟まっているのがわかる。
このナットを間に挟んだことで、LEDライトがタイヤやスポークに触れなくなった。
タイヤの傾きは、近い内に前輪のフェンダー(泥除け)を交換する予定だったので、その時に一緒に直すことにするよ。
自転車のダイナモライトをLEDライトに交換したあとの使用感
LEDライトに交換したあとは、異音が全くなくなり静かになった。
しっかりと耳を澄ますと小さな音がするが、まったく気にならないレベルだ。
ライトを点灯した時のペダルも軽くなった。
まったく重さがないわけではないが、以前に比べて見違えるほど軽くなった。
ライトはすごい明るいというわけではないが、市内の街灯があるところを走ることがほとんどだ。
明かりのまったくない山奥を走るわけではないので、これくらいでも十分だろう。
ママチャリのライトは見通しをよくするというよりは、周りに自分を視認してもらう意味合いのほうが強いんじゃないだろうか。
まとめ
ダイナモライトをLEDライトに交換することで異音がなくなり、ライト点灯時もタイヤへの摩擦が減ったおかげでペダルが軽くなった。
ダイナモライトは、大きな音とペダルが重くなるのが嫌で夜でもつけない人が多い。
そんな人は、LEDライトに交換することをおすすめするよ。
ライトを付けない夜の運転は危ないので、自分の身を守るためにもライトは点けるようにしておこう。
マグボーイなら1500円以内で買えるし、スパナ1つで交換できるので作業も簡単だよ。
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