こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
この前自転車の後輪のパンクを100均の道具を使って自分で修理した。
しかし、10日くらい自転車に乗っていたらまたパンクしてしまった。
チューブが大分劣化していて、穴を塞いでもすぐに別の場所に穴が空いてしまうようだ。
タイヤチューブの交換を自転車屋さんに頼むと、タイヤチューブ代+直すための工賃がかかるのでかなり高い。
タイヤとチューブの値段によっては、安い自転車が買えてしまうくらいになる。
仕方ないので安く抑えるために、自転車のタイヤとチューブを交換することにしたよ。
今回は自転車のタイヤチューブを自分で交換して修理する方法を紹介するよ。
- 自転車のタイヤチューブを交換する時期、タイミング
- 自転車のタイヤチューブ交換に準備するもの
- 自転車のタイヤチューブを交換修理する流れ
- 前輪を外す
- タイヤを交換する
- 前輪を元に戻す
- 後輪を外す
- 後輪のタイヤチューブを交換する
- 後輪を元に戻す
- 後輪を戻すときに注意する2つの点
- 自転車のタイヤチューブ交換まとめ
自転車のタイヤチューブを交換する時期、タイミング
自転車のタイヤとチューブはゴム製品のため劣化する。
走行距離に関わらずある程度時間が経ったら交換した方がいい。
最低でも3年ごとに交換するしたほうが安全だ。
3年経っていなくても、毎日自転車に乗り、走行距離が長い場合は、タイヤの凹凸が無くなっていく。
凹凸がなくなるとグリップ力がなくなり、滑りやすくなるので早めに交換した方がいいだろう。
わたしの自転車は人に譲ってもらってずっと乗っているので、いつからタイヤ交換をしていないかわからない。
確認してみると。自転車の後輪は凹凸が無くなり、つるつるになっていた。
こうなる前に早めに交換した方がいい。
前輪は凹凸が残っているが、タイヤ全体が劣化してヒビが入っている。
ヒビが入ると中のチューブが傷つきやすくなりパンクの可能性が高くなるので、これも早めに交換した方がいいだろう。
自転車のタイヤチューブ交換に準備するもの
自転車のタイヤチューブを交換するのに必要なものは以下の通りだ。
- 新しいチューブとタイヤ
- タイヤレバー
- 空気入れ
- プラスドライバー
- ペンチ
- 10㎜のスパナ・レンチ
- 15㎜のスパナ・レンチ
- ウエスや手袋(なくても可)
新しいタイヤやチューブは別々に買うより、ネットショップでまとめて売られているを買うと安い。
わたしが買ったのはこれ。
タイヤ、チューブ、リムテープ、バルブがすべてセットになっているので、これ一つで交換に必要な道具が揃うよ。
新しいタイヤとチューブはサイズがいくつかある。
正しいサイズを選ぶために、今自転車についているタイヤのサイズを確認しよう。
タイヤのサイズはタイヤの表面に記載されているよ。
わたしの場合だと、「27×1 3/8」と書かれているものがタイヤのサイズになる。
タイヤレバーはタイヤを車輪(リム)から外すのに必要になる。
タイヤレバーは100均でも売っている。
わたしはパンクを修理した時についているタイヤレバーを使ったよ。
自転車のタイヤチューブを交換修理する流れ
自転車のタイヤチューブを交換修理する流れは以下の通りだ。
【前輪】
- 前輪を外す
- タイヤチューブを交換する。
- 前輪を戻す
【後輪】
- 後輪を外す
- タイヤチューブを交換する
- 後輪を戻す
要はひたすらスパナやレンチを使ってネジやナットを外す。
車輪を外してタイヤを交換する。
その後元に戻す。
これだけだ。
単純だが、元に戻す時にどういう風に元に戻すのかわからなくなる場合がある。
作業するときに写真に撮っておくと、元に戻すときにどこに何があったのかわかるので便利だ。
わたしは写真を撮りながら作業したが、元に戻す時に何度が見直して直すことができたよ。
前輪を外す
作業する前に自転車を逆さまにしよう。
下に段ボールやいらない毛布、ウエスなどを敷いておけば、ハンドルなどに傷をつけなくてすむよ。
また、外したパーツはなくさないようにまとめておこう。
まずは前輪を外していく。
最初に車軸についているゴムキャップを外す。
手前に引っ張ると外すことができるよ。
固くなっていたので、ペンチで掴んで外した。
ゴムキャップを外すと、ナットが出てくる。
ナットを15㎜のスパナで外す。
写真は14㎜の部分で外しているが、15㎜でも外すことができる。
時計の反対周りにまわすとナットを緩めることができるよ。
ナットを外すとワッシャがでてくる。
ワッシャを外すと、タイヤの上の「泥除け」と「前かご」から伸びているステーがついているので外す。
するとまたワッシャが出ているので外す。
これで前輪のパーツをすべて外すことができた。
反対側も同じようにネットやワッシャを外してやれば、前に引っ張れば、前輪を外すことができるよ。
外した自転車はこんな感じになる。
タイヤを交換する
次にタイヤチューブを交換する。
タイヤチューブを交換する作業は、パンクを修理する手順とほとんど変わらない。
穴をふさぐ必要がないので、交換するほうが簡単なくらいだ。
今回買ってきたタイヤチューブにリムテープやバルブなども全部セットになっていたので、すべて新しいものに交換することにするよ。
タイヤチューブを取り外す
まずは空気を抜く。
バルブのナットを外して、バルブ本体を外すと空気が抜けるよ。
今回忘れてしまっていたのであとから外したが、下にもナットがついているので先に外しておくといい。
タイヤを外すために、15㎝~20㎝くらいの間隔でタイヤレバーをタイヤとリムの間に差し込む。
てこの原理で手前に引くと、タイヤの片側を外すことができる。
同じ手順で、徐々にタイヤを外していこう。
タイヤレバーを差し込んだ状態で、リムの上を滑らせていけば、スムーズにタイヤを外すことができるらしいが、100均のタイヤレバーのためかうまくいかなかった。
できるならそっちの方が早いよ。
タイヤの片側を外したら、バルブ部分を押し出して、ゴムチューブを引っ張り出す。
ゴムチューブを引っ張り出したら、簡単にタイヤも外れるようになるので、引っ張って外してしまおう。
タイヤとチューブを外すことができたら、リムについているリムテープを外す。
チューブは薄いゴムでできているので、破れやすい。
リムテープは、薄いチューブが破れるのを守る役割があるよ。
これでタイヤ、チューブ、リムテープを外すことができた。
新しいタイヤチューブに交換する
次に新しいパーツを取り付けていく。
まずはリムテープを取り付けよう。
バルブ部分に穴が空いているのでそこを目安に引っ張って取り付けていこう。
リムテープを取り付けたら、リムテープがねじれていないかリムを一周して確認しよう。
写真のようにリムテープがねじれて、ネジ頭が出ている状態だとチューブがすぐにパンクしてしまうよ。
リムテープがねじれていないことが確認できたら、タイヤとチューブを取り付ける。
タイヤを取り付けるとき、タイヤについているロゴマークは、バルブの部分にあわせよう。
タイヤのロゴマークとチューブのバルブの位置をあわせることで、パンクした時にタイヤのどのあたりに問題があるか素早く確認することができる。
例えばチューブのバルブの反対側に穴が空いていた場合、タイヤのロゴマークの反対側を調べれば、タイヤにガラスが刺さっていないかなどを確認することができる。
タイヤチューブを取り付けるときは、取り外した時と同じように、まずタイヤを片側だけリムにはめ込む。
そしてチューブをタイヤの中に入れるようにして、入れていこう。
最後に残った片側のタイヤをリムに取り付けよう。
最後にタイヤを取り付けるときは、バルブの反対側から取り付けよう。
先にバルブ部分からタイヤを取り付けてしまうとタイヤの反対側にいったときに、タイヤをうまくはめることができなくなる可能性がある。
バルブの部分はチューブを上下させることができるので、チューブの位置を調整しやすく、タイヤをリムに取り付けやすい。
うまくやれば、タイヤレバーを使わなくてもタイヤを取り付けることができるよ。
タイヤを取り付けたら、タイヤの下にあるギザギザが見えないようになっているか確認しよう。
タイヤのギザギザが見えている場合、タイヤがリムにはまっておらず、その部分が浮いている証拠だ。
チューブがタイヤに引っかかっていないか確認しよう。
うまくリムにタイヤがはまっていれば、タイヤのギザギザ部分は見えなくなるよ。
タイヤとチューブを取り付けたら、バルブも新しいものに交換して付け直す。
最後に空気をいれれば、タイヤの交換は終了だ。
前輪を元に戻す
タイヤチューブが交換できたら、前輪を自転車に取り付けてナットなどをつけていき、元の状態に戻していく。
自転車の前輪を元に戻す順番は以下の通りだ。
- ワッシャ
- 泥除けのステー
- 前かごのかご足
- ワッシャ
- ナット
- ゴムキャップ
ナットが緩くなっていると危険だ。
事故のもとになるので、ナットはしっかりと締めておこう。
後輪を外す
前輪が終わった次は後輪だ。
前輪よりも後輪のほうがパーツが多いので少し複雑になっているがやることが一緒だ。
わたしの自転車は変速機がついているが、変速機自体は触らないので、普通のママチャリと手順は変わらないよ。
変速機がついている側(自転車の右側)のパーツを取り外す
まずは、変速機がついているほうから外していく。
自転車を立てたときの右側部分、チェーンカバーがついていない方だ。
変速機があるので難しそうにみえるが、こっちの方が簡単だ。
前輪と同じように、ペンチでゴムキャップを外す。
ナットを15㎜のスパナで外す。
前輪と同じように反時計回りに回転させれば、ナットを緩めることができるよ。
ナットを外すとワッシャがでてくる。
ワッシャを外すと、後ろの荷台と泥除けから伸びているステーがついているので外す。
次に変速機を支えているギアガードを外す。
これで変速機側はすべてパーツを取り外すことができたよ。
ブレーキがついている側(自転車の左側)のパーツを取り外す
次に反対側のパーツを外していく。
ゴムキャップを外し、レンチでナットを時計の反対周りに回転させて取り外す。
ワッシャがついているので取り外す。
次に後ろの荷台と泥除けから伸びているステーを取り外す。
ここまでは、反対側と同じだ。
次に自転車を立てかけておくためのスタンドがついているので取り外す。
ブレーキのパーツを取り外す
これだけでは、後輪は外れない。
ブレーキ側は後ろブレーキのネジを取り外す必要がある。
ブレーキ部分はメーカーによって少し作りが違うが、外さないと後輪が外れない部分を外していけばいい。
自転車のフレームと車輪についているネジ2つをプラスドライバーで外す。
次にブレーキについているナットを10㎜のスパナで取り外す。
このブレーキ部分は緩めるだけで、後輪のタイヤチューブ交換ができる場合もあるようだが、交換する作業がめんどくさくなりそうなので、わたしは全て取り外した。
これで後輪を外すことができるようになる。
後輪を取り外す
次に後輪を外すためにはチェーンを取り外す。
チェーンは引っぱれば簡単に外すことができる。
変速機がついている場合、ギアが複数ついてるので、チェーンの構造が少しわかりにくい。
よくみると、小さなギアを二つ通ったあとに後輪がついていることがわかる。
元に戻すときに後輪をどこに取り付けるかわかるように写真に撮っておくとわかりやすいよ。
これで後輪のタイヤを外すことができた。
後輪のタイヤチューブを交換する
後輪のタイヤチューブを交換する。
やるこことは前輪のタイヤチューブ交換と同じなので、難しいことはないはずだ。
後輪を元に戻す
タイヤチューブの交換が終わったら、後輪を元に戻していく。
後輪を戻る順番は以下の通りだ。
【変速機側】
- ギアガード
- 泥除けのステー
- 荷台のステー
- ワッシャ
- ナット
- ゴムキャップ
【ブレーキ側】
- ブレーキのナット
- フレームと車輪を留めているネジ
- スタンド
- 泥除けのステー
- 荷台のステー
- ワッシャ
- ナット
- ゴムキャップ
後輪を元に戻すときも基本的には前輪と同じ。
順番にパーツを元に戻していくだけなのだが、いくつか注意点があるので次に紹介するよ。
後輪を戻すときに注意する2つの点
車体がまっすぐになっている確認する
後輪を取り付けるときは、車輪が自転車の車体に対してまっすぐになっているか確認しよう。
タイヤとフレームの間隔が均等になっているか見ることで判断することができる。
後輪がまっすぐについていない場合は、チェーン調整ナットで調整しよう。
今回修理した自転車は変速機がついているのでチェーン調整ナットはついていなかったのでそのまま取り付けた。
変速機がない自転車の場合、フレームの部分にチェーン調整ナットがついている。
このナットでチェーンの調整も行っている。
後輪を外すときにチェーン調整ナットも外すので、元に戻した時にチェーンが緩くなっていたり、車輪が傾いていた場合は、ここを回して調整しよう。
以前に、変速機のないママチャリのチェーン調整をした記事があるのでこちらを参考にしてね。
自転車のチェーンを調整しよう!たるみの直し方とメンテナンスを実践したよ。 - ハンバート友幸の庭
ブレーキが効くか確認しよう
自転車を元に戻したら、自転車の後輪のブレーキが効くか必ず確認しよう。
後輪のブレーキは安全のために絶対なので忘れないこと。
もし、ブレーキが効かなくなっていたら、ブレーキのナットで留めている場所を確認しよう。
ナットを留めている位置が後ろ側だとスプリングが緩くなってブレーキが効かなくなってしまう。
ブレーキのコードを後ろに引っ張ってスプリングをきつめにして留めなおそう。
元々ナットが留めてあった部分は、ブレーキのコードに跡が残っているので、そこを目安にするといい。
ブレーキハンドルを2分の1くらい握ったところでブレーキが効き始めるように調整するといいよ。
自転車のタイヤチューブ交換まとめ
- 前輪はとにかく外すだけ
- 後輪はブレーキも外す必要がある
- タイヤを取り付けるときは、バルブとタイヤのロゴマークをあわせる
- 後輪を元に戻した後はブレーキが効くか必ず確認しよう
基本的に自転車の作りは全部一緒だ。
ママチャリを交換できるようになれば、クロスバイクなど他の種類の自転車のタイヤチューブも交換することができるようになる。
また、自転車の前かごや泥除けのパーツを交換するときも同じように前輪のナットを外したりする作業が必要になるので、覚えておいて損はないよ。
外したパーツをしっかりと保管しておいて、元に戻すときに、パーツをどこに取り付けるのか把握しておけば簡単にできるよ。
自分で直すと交換するタイヤチューブだけで済ませることができるので、やってみるといいよ。
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