「マンパワー」は日本で最初にできた派遣会社で60年以上の歴史がある会社だ。
メディアでの露出はあまりしていないので一般の知名度はあまり高くはないが、 派遣業界では知らない人はいない最大手の派遣会社だ。
この記事では「マンパワーのエンジニア案件ってどうなの?」と気になっている人のためにマンパワーの特徴やメリット、未経験でもエンジニアで働けるのかを詳しく紹介するよ。
マンパワーとは
「マンパワー」は世界的な人材サービス企業である「マンパワーグループ」の出資で生まれた日本法人だ。
本社はアメリカにあり、アデコやランスタッドとともにグローバルに人材サービスを提供している。
設立は1966年11月とかなり古く、60年以上歴史がある。
また日本で最初の派遣会社でもある。
日本ではメディアでの露出が少ないため、知名度はあまり高くはないが、古くから企業との付き合いがあるため信頼性が高く、優良な大手企業の求人が多いのが特徴だ。
アメリカの有名なビジネス雑誌「フォーチューン」で「世界で最も賞賛される企業」の1社に17年連続で選出されるなど会社自体の評価も高く、スタッフの満足度調査の結果も高い派遣会社だ。
マンパワーの会社概要
会社名 | マンパワーグループ株式会社 |
---|---|
設立 | 1966年11月 |
本社所在地 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号 横浜ランドマークタワー36階 |
拠点数 | 全国115拠点 |
登録スタッフ数 | 54万1,000人 |
職種 | SE、プログラマー、ネットワークエンジニア、ヘルプデスクなど |
マンパワーのメリット
- 全国に案件がある
- 大手企業の案件が多い
- オンライン(電話)で登録できる
- 福利厚生が充実している
マンパワーは他の派遣会社に比べて拠点が多く、全国でIT関連の案件を見つけることができる。
IT系企業が都市部に集中している関係で、エンジニア派遣の仕事は都市部に集中することが多い。
そのため地方に拠点や案件が全くないエンジニア派遣の会社も多い。
マンパワーは都市部以外でも比較的多くIT系の案件を取り扱っている。
もちろん案件数は都市部に比べると数は多くはないが、地方に住んでいる人でも仕事を見つけられる可能性があるのは大きい。
大手企業の案件が多い
マンパワーは、日本初の派遣会社ということもあり、古くから大企業との繋がりがある。
そのため大手企業の案件が多く、安心して働くことができる。
大手企業で働くほうが、派遣社員の扱いに慣れてるので、マニュアルが整備されているなど、仕事環境など整っていて働きやすいことが多い。
またマンパワー自体が80カ国に展開しているグローバル企業なので、外資系企業の案件も多いのも特徴だ。
オンライン(電話)で登録できる
マンパワーは登録会場に行かなくても、でオンライン(電話)で簡単に登録することができる。
公式サイトをみると登録会場に行く必要があるように見えるが、オンラインでの登録もできるので安心してほしい。
派遣会社によっては、仕事を紹介してもらうには来社登録が必須な場合もあるが、往復の移動時間や交通費などを考えると、面倒になって足が遠のいてしまいがちだ。
その点マンパワーはWeb上で登録後に担当者と電話で話をすれば、来社不要で本登録することができる。
わざわざ登録会場に行かなくてもいいので時間を短縮したい人や登録会場が遠い人は、オンライン登録するといいよ。
福利厚生が充実
マンパワーでは厚生年金や社会保険、雇用保険などの一般的な福利厚生の他に以下のような特典がある。
有給休暇 | マンパワーで6ヶ月以上勤務すると付与される(フルタイムの場合、初回10日) |
---|---|
定期健康診断 | 年に1回健康診断を無料で受けることができる |
入院型保険 | 任意でマンパワーが用意した入院型保険に加入できる |
レジャ-割引 | 「マンパワグループクラブオフ」にて宿泊、レジャーなどの割引を受けられる |
提携施設の割引 | 「ホリプロ公演」や「ブルーノートグループ」など提携施設の割引を受けられる |
マンパワーの大きな特徴が、登録をしている人を対象に、任意で加入できる「入院型保険」を用意している点だ。
他の派遣会社で「入院型保険」を用意している会社は聞いたことがない。
団体で加入している保険なのでスケールメリットがあり、個人で加入するよりもお得になる。
「マンパワーグループクラブオフ」の割引は家族も利用できる上、一緒にいる友人も割引されるので一緒にレジャーに行く時に最適だ。
また「ホリプロ公演」や「ブルーノートグループ」の割引など他社にはない変わった割引サービスを受けられる。
マンパワーのデメリット
- 交通費は支給されないことが多い
- IT資格の取得支援がない
交通費は支給されないことが多い
マンパワーの仕事は交通費が支給されない案件が多い。
中には交通費が支給される案件もあるが、全額支給ではなく「月1万円まで」といったように上限がある場合が多い。
もともと派遣で働く場合、交通費は支給されないことが多いが、最近は派遣会社によって交通費が支給されるケースも増えている。
例えば、大手IT派遣会社「パーソルテクノロジースタッフ」では2019年4月から交通費が支給開始となった。
交通費が支給されないと、会社までの距離が遠かったり乗り換えが多いと交通費がかさんでしまい、実質受け取る給料が減ってしまうというデメリットがある。
IT資格の取得支援がない
マンパワーはIT資格の取得支援制度がないので、IT資格を取得する場合、試験代を自腹で支払う必要がある。
ITに特化した派遣会社の場合は、IT試験に合格して資格を取得すると試験代を給付してくれるところもある。
例を挙げると「パーソルテクノロジースタッフ」は、3ヶ月継続して働いた後に、資格取得をすると試験代の一部を給付してくれる。
ITのベンダー資格は試験代が高いことが多いので、資格を取得するつもりなら、資格取得支援制度があったほうがありがたい。
マンパワーは未経験で働ける?
他業種からエンジニア派遣で働こうと考えた時に気になる点が「未経験で働けるか」どうかだろう。
エンジニア派遣は、敷居が低いので未経験からIT業界で働き始めるのに最適な働き方だが、派遣会社の中には未経験では仕事の紹介が難しい場合もある。
結論から言うと、マンパワーは未経験でも働くことができるので安心してほしい。
例えば以下のネットワークエンジニアの案件をみてほしい。
ITスキル不問、まったくの未経験で時給1,950円で働くことができる。
こんな案件が他の職種にあるだろうか?
IT業界が成長産業ということもあり、派遣エンジニアは平均時給が2,000円を超えている。
そのため未経験であってもこのような高い時給で働くことができる。
まずはこのような未経験OKの仕事で経験を積んで、スキルアップしていけば、さらに高時給で働くことができるようになるだろう。
派遣エンジニアの仕事は都市部に集中する傾向があるが、マンパワーには全国に案件があるので、地方で仕事を見つけたい人にもおすすめだ。
マンパワーの登録手順と流れを詳しく解説
- マンパワー良さそう!
- 試しに登録してみようかな
と思ったら、サクッとマンパワーに登録してみよう。
登録までの簡単な流れは以下のようになる。
- マイページに登録する
- マイページで事前情報の入力
- 本登録をする(来社、もしくはオンライン)
- 仕事の紹介
それぞれの項目の登録方法や手順について、詳しく解説していくよ。
マイページを作成する
まずはマンパワーの公式サイトにアクセスしてマイページを作成しよう。
マイページの作成自体は1分程度ですぐに終わる。
サクッと済ませてしまおう!
マイページを作成しただけでは登録は完了していないので注意しよう。
仕事を紹介してもらうためには、マイページの作成が終わった後に、本登録を済ませる必要があるよ。
マンパワーではサイトでは公開していない非公開求人も多数あるので、良い案件を探すためにも本登録まで完了させてしまおう。
マイページから事前情報を入力する
マイページを作成したら、次に本登録のための事前情報を入力する。
マイページに入り、「オリエンテーションの視聴」「適性診断」「スキルチェック」「職務経歴」などの入力を順番に行っていく。
来社登録する場合は、登録会場で入力できるので、時間がなければ入力する必要はないが、事前に入力しておいたほうが時間短縮になる。
自宅で入力するほうが気軽にできるので、マイページを登録したら、そのまま事前情報も一気に登録してしまうといい。
マンパワーに本登録をする
マイページで事前情報の入力が終わったら次は本登録だ。
本登録には、
- 登録会場に来社する
- オンライン(電話)で登録
の2種類の方法がある。
担当者に相談しながら登録したい人は「来社登録」、手早く済ませたい人や登録会場が遠い人は「オンライン登録」をするといい。
来社登録は事前入力をしていれば1時間程度、オンライン(電話)は30分程度の時間をみておくといい。
本登録では、担当者に気になる点や不安な点を聞いたり、仕事の希望条件を伝えるといい。
登録会場へ行く場合、ラフすぎる格好NGと公式サイトに書かれている。
ある程度しっかりとしたオフィスカジュアルの服装をしていったほうがいい。
仕事の紹介
本登録が完了するとマンパワーに掲載されている案件に応募できるようになるよ。
また担当者から案件の紹介がくることもある。
気になる案件があればどんどん応募していくといい。
いきなり未経験で働くのが不安な人は
「未経験での案件があっても、いきなり働き始めるのは不安」と考えている人もいるかもしれない。
わたしも始めて派遣エンジニアで働くときは不安があったのでその気持ちはよくわかる。
そんな人は、「SODATEC(ソダテック)」を利用するといい。
「SODATEC」は、マンパワーグループとUZUZが運営しているサービスで、10日間無料の研修をした後にインフラエンジニアの仕事を紹介してもらうことができる。
研修で知識を身に着けてから働くことができるので、いきなり派遣で働きはじめるよりも安心して働き始めることができる。
研修会場が東京なので、東京近辺に住んでいる人でないと参加が難しいが、東京近辺に住んでいるなら活用しない手はないだろう。
ただし完全無料なので毎月定員20名までとかなり枠が少ない。
気になる人は急いで申し込んだほうがいいだろう。
>>SODATEC(ソダテック)の10日間無料研修をみてみる
SODATECについては「SODATEC(ソダテック)なら、完全無料で未経験からインフラエンジニアになれる! 」でも紹介しているので良かったら参考にしてね。
マンパワーのまとめ
マンパワーのエンジニア案件について紹介したよ。
マンパワーは日本で最初の派遣会社ということもあり、大手企業の案件が多いのが特徴だ。
未経験OKの案件もあるので、エンジニア派遣の仕事を探しているなら、登録しておくといい。
マンパワーのメリット
- 大手企業の案件が多い
- 全国に案件がある
- 未経験でも働ける
エンジニアは一見難しそうなイメージがあるが、実際は未経験でも十分に働くことができる。
実際わたしも職歴なしのフリーターから全くの未経験でエンジニア派遣で働くことができたので、ハードルは高くない。
わたしも最初は不安だったけど、登録したらあっさりと仕事を紹介してもらうことができた。
エンジニアに興味がある人は登録してみるといい。
Webでサクッと登録して仕事を紹介してもらえばすぐに働くことができるよ。
ITエンジニアに特化したおすすめの派遣会社は以下の記事にまとめてあるよ。
よかったら参考にしてね。
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