「リクルートITスタッフィング」は、ITに特化した派遣エージェントだ。
派遣で働こうと考えた時、派遣会社選びはとても重要になる。
どの派遣会社に登録して働くかによって同じ仕事内容でも、給料、残業代、福利厚生など様々な面で大きく違いがあるからだ。
「リクルートITスタッフィングって実際にどうなの?」って気になる人のために、実際に登録して働いていた経験のあるわたしが、リクルートITスタッフィングのメリットや登録方法、本当に未経験でも働けるのかなど詳しく紹介するよ。
- リクルートITスタッフィングとは?
- リクルートITスタッフィングのメリット
- リクルートITスタッフィングは未経験でも働ける?
- リクルートITスタッフィングのデメリット
- リクルートITスタッフィングを利用する流れ
- リクルートITスタッフィングのコーディネーターは実際どう?
- リクルートITスタッフィングまとめ
リクルートITスタッフィングとは?
リクルートITスタッフィングは、超大手リクルートグループのIT専門の派遣紹介サービスだ。
大手なので求人数が豊富、派遣先も大企業が多いので給料が高い案件が多いのが特徴だ。
IT専門の派遣会社に登録するなら、まず最初に登録しておくべき派遣会社だろう。
会社名 | 株式会社リクルートスタッフィング |
---|---|
設立 | 1987年6月 |
本社所在地 | 東京都中央区銀座8-4-17 |
拠点数 | 全国38拠点 |
登録スタッフ数 | 107万人(リクルートスタッフィング全体) |
職種 | SE、プログラマー、Webデザイナー、ヘルプデスクなど |
案件数 | 3100件以上(非公開求人を含む) |
リクルートスタッフィングとの違い
リクルートグループには「リクルートスタッフィング」という派遣エージェントもある。
両社の違いは、リクルートスタッフィングが幅広い職種を扱う総合的な派遣会社であるのに対して、リクルートITスタッフィングはITに特化していることだ。
- リクルートスタッフィング:総合派遣エージェント
- リクルートITスタッフィング:ITに特化した派遣エージェント
両方とも同じリクルートスタッフィング株式会社の派遣エージェントで、登録したあとの管理画面も同じだ。
ITスタッフィングは部署が違うと考えるとわかりやすいだろう。
リクルートスタッフィングのコーディネーターは、エンジニアの知識がないため仕事のマッチングがうまくいかないことがある。
その点、リクルートITスタッフィングは、開発・Web・インフラ・サポート系それぞれにIT職種専門のコーディネーターがいるため仕事のミスマッチがなく、自分にあった仕事をみつけることができる。
そのためIT系やエンジニアの仕事を探すなら、リクルートITスタッフィングを利用したほうがいい。
リクルートITスタッフィングのメリット
- 案件数が豊富
- 給料が高い
- 福利厚生が充実している
- Webで登録ができる
- 大手企業なので安心
- イベントセミナーを開催している
案件数3000件以上と豊富
リクルートグループの大手派遣会社だけあって、案件数がトップクラスに多く豊富だ。
大手企業からベンチャー企業まで幅広い案件を扱っていて、未公開求人も含めると3000件以上の案件がある。
派遣会社を選ぶ上で、求人数の数はとても大事だ。
求人数によって自分に合う仕事が見つかるかが大きく変わってくるからだ。
案件数があまりない派遣会社だと仕事が見つからないので登録するだけ時間の無駄になってしまう。
その点案件数が多いリクルートITスタッフィングは自分にあった仕事を見つけやすいというメリットがある。
給料が高い
派遣エンジニアは他の派遣に比べると時給が高いが、その中でもリクルートITスタッフィングは時給が高めに設定されている。
リクルートITスタッフィングのレポートによると、時給は1200円~5000円となっており、全体の平均時給は2,227円となっている。
エンジニア派遣の平均時給はだいたい2,000円程度なので、それよりも200円以上高い数字になっている。
派遣会社は多くあるが、その中で給料が高い派遣会社を選ぶことはとても大事だ。
時給が200円違うと、月に残業なしで160時間働いたとしても3万円以上給料が変わってくる。
まったく同じ仕事内容でも派遣会社によって給料が大きく変わる。
できるだけ、給料が高い会社で働いたほうがいい。
その点、リクルートITスタッフィングは、全体的に給料が高いので安心できる。
福利厚生が充実している
リクルートITスタッフィングはリクルートグループなので、社会保険は「リクルート健康保険組合」に加入することになる。
おかげで他の派遣会社よりも社会保険料が安く、福利厚生が充実している。
定期健康診断を春と秋に2回行っていて、そのうちどちらか1回を受けることができる。
本人のほかに扶養家族も健康診断を受けることが可能だ。
人間ドッグも40歳以上であれば1万円で受けることができる。
普通に受けると5万円程度かかるが、残りの4万円は会社が補填してくれる。
また社会保険に加入しているかどうかに関わらず、就業中であれば年に1回、歯科検診を受けることができる。
もちろん有給などもフルタイムで半年働けば10日間支給されるし、他にも提携しているフィットネスクラブが割引になるなどの特典がある。
細かい部分なので普段はあまり気にかけないことが多いが、福利厚生が充実しているのは働く上で結構大事だ。
大手企業なので安心
リクルートITスタッフィングは、大手リクルートグループの会社なので安心感がある。
IT専門の派遣会社には小さい会社も多く存在するが、そういう会社は給料が安く案件数も少ないところが多い。
それに比べるとリクルートITスタッフィングは会社自体の信頼性も高く、大手企業とのパイプも太い。
案件数や給料に関しても安定しているため、働いていて安心感がある。
さすがのリクルートブランドだといえる。
Webで簡単にオンライン登録ができる
リクルートITスタッフィングはWebだけで簡単にオンライン登録することが可能だ。
派遣会社によっては、必ず登録会に参加してコーディネーターの方と話をする必要がある。
自宅でWeb登録できればわざわざ会社に行かなくてもいいので交通費もかからないし、登録する時間も普通より短くすることができる。
リクルートITスタッフィングも昔は派遣会社にいって登録する必要があった。
わたしも登録は派遣会社にいって登録して記憶がある。
今はWebでサクッと登録できるようになったので、大変便利だ。
イベントセミナーを定期的に開催している
リクルートITスタッフィングはスキルアップにも力をいれており、派遣に登録した人を対象に無料のイベント・セミナーを定期的に開催している。
銀座の本社で行われるため首都圏に住んでいないと参加するのは厳しいが、無料で受講できるので気になったセミナーがあれば積極的に受けてみるといいだろう。
また「エンジニアスタイル」というスキルアップを応援するサイトをあり、現役のエンジニアや専門家たちのコラムを読むことができる。
イベント・セミナー情報やエンジニアスタイルは、リクルートITスタッフィングのトップページからアクセスすることができるよ。
リクルートITスタッフィングは未経験でも働ける?
エンジニアは難しいイメージがあるので、未経験だとなかなか仕事を見つけるのが難しいと考えている人も多いと思う。
しかし未経験でもリクルートITスタッフィングに登録すればちゃんと仕事を紹介してもらえるので心配しなくてもいい。
実際わたしは職歴なしのフリーターから未経験でエンジニア派遣会社に登録したが、あっさりと働くことができた。
現在はITが様々な分野で利用されるようになったため、ITエンジニアは慢性的な人手不足になっている。
未経験であっても、OJTでしっかりと教えてくれるので心配しなくても大丈夫だ。
ITエンジニアは正社員だと未経験だとハードルが高いが、派遣であれば簡単に仕事を見つけることができるのも良い点だ。
公開求人に自分が働けそうな仕事がなくても、派遣会社には未公開の求人が多くある。
本登録まで完了すれば、コーディネーターから未経験でもOKな仕事を紹介してもらえるよ。
未経験から業界に入り経験を積めるので、他業種からITエンジニアに転向を考えている人には派遣エンジニアは最適だ。
リクルートITスタッフィングのデメリット
他に時給が高い派遣会社がある
リクルートITスタッフィングの派遣エンジニアの平均時給は2,200円以上あり、ITエンジニア派遣の中でも高い方だ。
しかし同じIT派遣会社である「パーソルテクノロジースタッフ」は平均時給が2,400円以上とリクルートITスタッフィングより時給が高くなっている。
実際わたしがIT派遣で初めて働いた時も、パーソルテクノロジースタッフ(旧インテリジェンス)の派遣社員のほうが時給が200円高かった。
体感としても、この数字は正しいといえるだろう。
時給200円違うと残業なしで月160時間働いた場合でも、月給が3万以上変わってくる。
仕事内容も全く同じだし、パーソルの派遣社員が特別に仕事ができるということでもない。
リクルートITスタッフィングの給料が低いわけではないが、相対的にみて他に高い派遣会社が存在するということは覚えておくといいよ。
交通費の支給はなし
リクルートITスタッフィングで働いた場合、会社までの交通費は支給されない。
そのため、会社までの交通費は自分で支払う必要がある。
就業先が家から遠かったり、別の路線を乗り継いだりすると交通費が高くなりその分実質の手取り給料が減ってしまうことになる。
派遣で働く場合、交通費は支給されないのが一般的だが、派遣会社によっては交通費が支給されるところもある。
例えば、同じ大手IT派遣会社「パーソルテクノロジースタッフ」や「Modis(アデコ)」では2019年4月から交通費が支給開始となっている。
先に述べたようにパーソルテクノロジースタッフのほうが平均時給が200円程度高い。
交通費も支給されれば実質給料にさらに1~2万円程度の差ができるだろう。
リクルートITスタッフィングを利用する流れ
リクルートITスタッフィングを利用するなら、まずは登録をすませよう。
登録方法には「Web登録」と「来社登録」の2種類がある。
おすすめはわざわざ派遣会社にいかなくてすむ「Web登録」だ。
Web登録の流れ
Webで登録する場合の流れは以下の通りになっている。
Web登録の流れ(20分~40分程度)
- Webでの登録(2分程度)
- 顔写真と本人確認書類のアップロード
- プロフィール、経歴、希望条件の入力(20~40分程度)
- 登録情報の確認
Webで登録する場合、マイページを開設した後に顔写真や本人確認書類をアップロード、その後詳しい経歴や希望条件を入力していく。
注意したいのはマイページを開設しただけでは登録は完了していないという点だ。
登録が完了しないと仕事の紹介もされないし、非公開求人などを確認できない。
マイページを開設したらそのまま一気に登録完了までやってしまおう。
最後のプロフィールなどを入力する部分は項目数が多いので、20~40分程度の時間がかかるが、大事な部分なのでしっかり入力しよう。
Webで登録すれば派遣会社に直接訪問しなくていいのではるかに楽だ。
派遣会社にいっても、同じ内容を入力することになるのでやることは変わらない。
Webから登録したほうが、時間と交通費を節約できるのでおすすめだ。
来社登録する流れ
直接コーディネーターと話をしたり、聞きたいことがあるなら、直接登録会に足を運んで登録しよう。
来社登録に必要なものは以下の通りだ。
来社登録に必要なもの
- 本人確認書類
- 職務経歴書など経歴のわかるもの
事前に情報登録をしておくと来社して入力する手間が省けるので、時間の短縮になる。
時間がある人はあらかじめ情報を登録しておこう。
顔写真は登録会で撮影するため不要だ。
服装は私服でよく、特にスーツなどを着る必要はない。
気負わずに行こう。
リクルートITスタッフィングのコーディネーターは実際どう?
わたしがリクルートITスタッフィングで働いていた時のコーディネーターの方は眼鏡をかけた物腰の柔らかい女性だった。
派遣コーディネーターの方とは最初に仕事を紹介してもらう時に話をするが、就業が決まったあとはそこまで話す機会は多くはない。
1ヶ月に1回もしくは、3ヶ月に1回の契約更新のタイミングで、就業先の職場に来て15分ほど話をする機会がある程度だ。
わたしはあまりサポートを必要とするタイプの人間ではないので、特に話すことはなく、だいたい雑談をして終わっていた。
ただ、相談したいことがあればいつでもメールで相談して面談などをすることはできるので気になることがあったらいつでも聞くことができる。
派遣会社のコーディネーターはコミュニケーションスキルに長けているので、気になったことがあれば質問してみるといいだろう。
コーディネーターの人にも色々なタイプの人がいるので相性があるだろうが、わたしの担当した人は良かったと思う。
リクルートITスタッフィングまとめ
リクルートITスタッフィングは、ITに特化した大手の派遣会社だ。
エンジニア派遣やIT系の仕事で働こうと思ったら、登録しておいて間違いのない派遣会社だ。
リクルートITスタッフィングのメリット
- 案件が多い
- 大手企業で働ける
- 時給が高い
- 福利厚生が充実
- 大手なので安心
- Webですぐに登録できる
エンジニアは難しそうなイメージがあるが、実際は未経験でも十分に働くことができる。
わたしも登録前は不安だったが、未経験でもエンジニア派遣で働くことができた。
職歴なしのフリーターでも働くことができたので、ハードルは決して高くはない。
Webでサクッと登録して仕事を紹介してもらえばすぐに働くことができるよ。
完全無料でデメリットもないのでエンジニアに興味がある人は登録しておくといい。
給料や待遇面を考えると、同じ大手IT派遣会社の「パーソルテクノロジースタッフ」のほうが優れている部分が多い。
リクルートITスタッフィングと一緒にこちらの派遣会社もチェックしておくといいだろう。
パーソルテクノロジースタッフは未経験OK!一番おすすめのIT派遣会社
ITエンジニアに特化したおすすめの派遣会社はこちらの記事にまとめてあるので、よかったら参考にしてね。
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