こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
寒くなってくると活躍するのがインナーダウンだ。
いまやすっかりと定着したインナーダウン。
一番有名なのは手頃な価格のユニクロのウルトラライトダウンの製品だろう。
今回はユニクロのインナーダウンを、無印良品とモンベルのインナーダウンなど他社製品と比較し、おすすめできるか調べてみたよ。
- インナーダウンとは?
- ユニクロのインナーダウンについて
- ユニクロのインナーダウンの「フィルパワー」は640
- インナーダウンはユニクロより無印良品のほうが優秀かも
- モンベルのインナーダウンもおすすめ
- 3社のインナーダウンの比較
- TAIONのインナーダウンも安くておすすめ
- まとめ:ユニクロのインナーダウンより無印の方がいいかも
インナーダウンとは?
ZOZOより
「インナーダウン」は 、コートやジャケットのインナーとして着ることができる薄手のダウンのことだ。
インナーとして中に着るので外にひびかないように薄手で襟なし、カーディガンのような形をしたものが多い。
「ダウンはアウター」というイメージが強いので、中に着ることができる軽量なインナーダウンは新鮮だった。
温かいので、薄手のジャケットやブルゾンの下に着ることで、アウターを延命させることができるというメリットがある。
2010年代に入ってからよく見かけるようになり、今では秋冬の定着したスタイルとなっている。
ユニクロのインナーダウンについて
ユニクロ公式サイトより
ユニクロでは毎年ユニクロの定番である「ウルトラライトダウン」を使ったインナーダウンを発売している。
ウルトラライトダウンの4つの特徴
- 驚くほど薄くて軽い着心地
- プレミアムダウンで、空気を含んで暖かい
- 耐久撥水で小雨でも安心
- コンパクトなサイズで持ち歩きやすい付属のポーチ付き
ユニクロのインナーダウンにはベストとジャケットの2種類がある。
ユニクロのインナーダウン
- ウルトラライトダウンコンパクトVネックベスト:袖なし
- ウルトラライトダウンコンパクトジャケット:袖あり
両方とも襟なしのデザインでインナーダウンとして使うことができる。
大きな違いは「袖がついているかいないか」だ。
袖ありのインナーダウンのほうが暖かいが、ジャケットなどのインナーとして使うと着ぶくれして見える。
ジャケっトのインナーには「袖なし」、コートのインナーには「袖あり」を着たほうがいいだろう。
価格は以下の通りだ。
ユニクロのインナーダウンの価格
- ベスト:定価3990円
- ジャケット:定価4990円
値段なジャケットのほうが1000円高い。
期間限定価格になると、もう少し安くなるはずだ。
ユニクロなので値段は抑えめになっている。
またジャケットタイプは丸首だが、第1ボタンと第2ボタンを内側に折り込むことで、Vネックにすることができるようになっている。
ユニクロのインナーダウンの「フィルパワー」は640
ユニクロのインナーダウンはフィルパワーが640となっている。
フィルパワーは、簡単にいうとダウンの暖かさを示す数値のことだ。
フィルパワーは、羽毛1オンス(28.4g)をシリンダーにいれて、荷重をかけた時の膨らみ具合を表している。
フィルパワーの数値が高いほど羽毛に空気が多く含まれていているので、高い断熱効果があり、保温性が高くなる。
フィルパワーの数値の目安
- 500フィルパワー:低質なダウン
- 600フィルパワー:良質なダウン
- 700フィルパワー:高品質なダウン
ユニクロのウルトラライトダウンは2015年には「640フィルパワー」と表記があったが、その後しばらくフィルパワーの表記がなくなっていた。
フィルパワーはダウンの暖かさの指標となるので、今までフィルパワーの表記がなかったのは使用しているダウンが改悪し、フィルパワーが下がったためだと考えていたが、2019年には再び640フィルパワーの表記がされるようになった。
インナーダウンはユニクロより無印良品のほうが優秀かも
ユニクロの他にも無印良品でもインナーダウンを展開している。
ユニクロのインナーダウンを購入するなら無印のインナーダウンをおすすめしたい。
無印良品のインナーダウンにも袖なしと袖ありの2種類がある。
無印良品のインナーダウン
- 軽量オーストラリアダウンポケッタブルノーカラーベスト:袖なし
- 軽量オーストラリアダウンポケッタブルノーカラーブルゾン:袖あり
無印良品のインナーダウンはフィルパワーの記載があり数値は「750」となっている。
無印良品公式サイトより
700以上のダウンは高品質のダウンになるので、フィルパワーが700以上の無印のインナーダウンは高品質なダウンに分類される。
強制給餌をせず、生きたまま羽毛をむしらない「オーストラリア産のダウン」を使っているのもポイントだ。
「健全な飼育」と認定されたオーストラリア産ダウンを使用しました。
強制給餌をしない、生きたまま羽毛を取らないという責任あるダウン調達の基準をクリアしているもののみを使用。デザインや機能だけでなく、飼育環境や採取方法といった自然に対する向き合い方も考えながら、原材料を選択しています。
無印良品公式サイトより
しかも価格はユニクロのインナーダウンとほとんど変わらない。
ベストは同じ価格、ジャケットは無印のほうが1000円高い。
無印良品のインナーダウンの価格
- ベスト:定価3990円
- ジャケット:定価5990円
ユニクロの場合、期間限定価格で1000円引きになることも多いので割引時に買えばお得になる。
無印良品もユニクロほどではないが、無印週間の10%引きや、衣類の割引を定期的に行っている。
フィルパワー | 定価(袖なし) | 定価(袖あり) | |
---|---|---|---|
ユニクロ | 640 | 3990円 | 4990円 |
無印良品 | 750 | 3990円 | 5990円 |
現在、無印のインナーダウンジャケットは値下げされ、定価から1000円引きの4990円になっている。
ユニクロのジャケットと同じ値段になっているよ。
モンベルのインナーダウンもおすすめ
インナーダウンを探しているなら「モンベル」のインナーダウンもおすすめだ。
モンベル(mont-bel)は日本のアウトドアブランドで、手頃な価格だが高性能なのが特徴だ。
登山をする人などはお世話になっていることだろう。
街でもよく見かけるようになった「インナーダウン」も、もともとはアウトドアでアウターの中に着る「ミドルレイヤー(中間着)」として使用されていたものだ。
モンベルは1997年には、インナーダウンの走りともいえる「ダウンインナージャケット」と呼ばれるダウンを発売している。
その後現在よく見かけるカーディガンタイプのインナーダウンを2011年に発売。
軽量でコンパクトなダウンがスタイリストなどから人気を集め紹介され、街着として定着していき、他のメーカーもそろってインナーダウンを発売し始めた。
モンベルのインナーダウン「スペリオダウン」は、現在のインナーダウンの火付け役として人気の定番品となっている。
モンベルのインナーダウンはフィルパワー800で暖かい
モンベルの定番のインナーダウンといえば「スペリオダウンラウンドネックジャケット」だ。
超高品質な800フィルパワー・EXダウンを、光沢を抑えたしなやかな生地で包み込んだジャケットです。中間着として着用しやすいシルエットを採用し、アウターの襟元と干渉しにくい丸首タイプです。フロントはスナップボタン仕様なので、アウターを着用した際にもごわつきにくくなっています。
モンベル公式サイトより
このインナーダウンは「フィルパワー800」あり、かなり暖かい。
モンベル公式サイトより
通常のダウン(550フィルパワー)と比べて30%も暖かくなっている。
ユニクロ(640?)や無印(700)のインナーダウンと比べても高い数値になっているのがわかる。
重量が156gと超軽量
モンベルのメンズのスペリオダウンジャケットの重量は「156g」と超軽量だ。
袖なしのベストだとVネックで「111g」、ラウンドネックで「106g」となる。
レディスのベストだとさらに軽くなり100gを切る。
ユニクロは重量が176g、無印は重量の表記がないので不明だ。
どのインナーダウンも収納袋が付属していて、コンパクトに収納できるようになっている。
3社のインナーダウンの比較
ユニクロ、無印良品、モンベルのジャケットタイプのインナーダウンのスペックを比較してみた。
ユニクロ
ユニクロ公式サイトより
スペック
- 名称:ウルトラライトダウンコンパクトジャケット
- 定価4990円
- 素材:ナイロン100%、中わた:ダウン:90%、フェザー10%
- 重量:176g
- フィルパワー:640
- カラバリ:ブラック、ダークグレー、オリーブ、ネイビー
ユニクロのインナーダウンの特徴
- 期間限定価格を利用すれば最も安い
- ラウンドネックからVネックになる
- フィルパワーは640
無印良品
無印良品公式サイトより
スペック
- 名称:軽量オーストラリアダウンポケッタブルノーカラーブルゾン
- 定価:5990円(11/12現在は4990円)
- 素材:ナイロン100%、中わた:ダウン:90%、フェザー10%
- 重量:表記なし
- フィルパワー:750
- カラバリ:黒、ダークネイビー、ダークグリーン、ダークブラウン
無印良品のインナーダウンの特徴
- 値段と性能のバランスが良くコスパが高い
- 750フィルパワーと暖かい
- 重量が不明
モンベル
モンベル公式サイトより
スペック
- 名称:軽量オーストラリアダウンポケッタブルノーカラーブルゾン
- 定価:10800円
- 素材:15デニール・フルダル・リップストップ・ナイロン100%、中わた:800フィルパワーEXダウン
- 重量:156g
- フィルパワー:800
- カラバリ:ブラック、カーキ、ブルー、レッド
モンベルのインナーダウンの特徴
- 800フィルパワーで暖かい
- 156gと超軽量
- ユニクロ、無印に比べると値段が高い
表にまとめてみると以下のようになる。
定価(袖なし) | 定価(袖あり) | フィルパワー | 重量(ジャケット) | |
---|---|---|---|---|
ユニクロ | 3990円 | 4990円 | 640 | 176g |
無印良品 | 3990円 | 4990円 | 750 | 不明 |
モンベル | 8900円(丸首/Vネックあり) | 10800円 | 800 | 156g |
モンベルには、フィルパワー1000のインナーダウンもあるがその分値段も高くなっているので、今回の比較からが除外した。
TAIONのインナーダウンも安くておすすめ
TAION公式サイトより
安いインナーダウンを探しているなら「TAION」のインナーダウンもおすすめだ。
TAIONは日本のインナーダウンウェアに特化したブランドだ。
ブランド名は「体温」が由来となっている。
セレクトショップでも取扱があるブランドとなる。
TAION公式サイトより
インナーダウンウェアブランドというだけあって、ユニクロや無印に比べてラインナップが豊富。
カラバリも多く、グレーやホワイトなどユニクロやモンベルには無い上品なカラーのインナーダウンがあるのも良い点だ。
TAION公式サイトより
そしてなんといっても価格が安い!
TAIONのインナーダウンの価格
ベスト:3390円~
ジャケット:4990円~
ベストに関してはユニクロよりも安い3390円で売られている。
ジャケットタイプもユニクロのインナーダウンと同じ値段だ。
フィルパワーは650。
無印やモンベルより低いが、フィルパワーが不明なユニクロよりはいいだろう。
ユニクロ、無印、モンベルは横にステッチが入っているが、TAIONのインナーダウンはキルトのように正方形にステッチが入っているのも特徴だ。
TAION公式サイトより
他のインナーダウンより少しカジュアルな印象になる気がする。
TAIONはユニクロより安い手頃な価格のインナーダウンだ。
「安いインナーダウンを探しているけど、ユニクロはかぶるからイヤ」という人におすすめだ。
まとめ:ユニクロのインナーダウンより無印の方がいいかも
- ユニクロはフィルパワーが不明
- 無印のインナーダウンがコスパが高い
- 品質にこだわるならモンベルのインナーダウンがおすすめ
- 安いインナーダウンならTAIONもいいかんじ
ユニクロのインナーダウンは価格的には安いが、細かいスペックが不明なのが気になる。
わたしもウルトラライトダウンは持っていたことがあるので、暖かいのは知っているが、インナーダウン同士を比較してみると無印のインナーダウンのほうがコスパがいいように感じてしまう。
ユニクロで人とかぶるのがいやならTAIONもありだ。
モンベルのインナーダウンは「ユニクロ」「無印」と比べると価格は高く見えるが、1万円ちょっとで買えるのでアウトドアブランドの中ではかなり安いほうだ。
パタゴニア、ノースフェイスなどの海外のアウトドアプランドだと2倍くらいの値段がするので、コスパはとてもいい。
アウトドアプランドだけあって質が高いのも特徴だ。
インナーダウンはユニクロだけにこだわる必要はない。
インナーダウンはコスパ重視なら「無印」、品質重視なら「モンベル」をおすすめするよ。