こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
日本の山は天候が変わりやすく、突然雨が降り出すことも少なくない。
そのため登山ではレインウェアは「3種の神器」といわれ、必ず持っていくようにいわれている。
ただし必須といってもレインウェアはザックに入りっぱなしで使わないことが多いのも事実。
それに必ず持っていかないといけないなら、できるだけ軽いほうが楽だ。
うれしいことに最近では各アウトドアメーカーから非常に軽量なレインウェアがリリースされている。
そこで今回は200g以下の超軽量なレインウェアをまとめて紹介するよ。
200g以下の超軽量なレインウェア
【105g】最軽量級のレインウェア OMM「Halo Jacket(ヘイロジャケット)」
- 重量:105g(Mサイズ)
- 素材:Point ZeroH2o fabric(2.5レイヤー)
- 耐水圧:10,000mm
- 透湿性:10,000 gsm/24h
OMM(オリジナルマウンテンマラソン)のHalo Jacketは重量わずか105gという超軽量のレインウェアだ。
ウインドジャケットと変わらないくらい軽い(パタゴニアのフーディニジャケットは105g)のに、防水性を備えているため、ウインドジャケットの代わりとしても使うことができる。
袖口にはサムホールがあり、後ろ身頃が長めになっている。
このあたりあhOMMのウインドジャケット「ソニックジャケット」同じディテールだ。
OMMのレインウェアには「ヘイロスモック」という、プルオーバータイプもありこちらはさらに10g軽くなり、わずか95gとなっている。
軽さをとことん追求するならプルオーバータイプも検討するといいだろう。
【110g】超軽量ながら3レイヤーで透湿性が高いレインウェア ザ・ノース・フェイス「ストライクトレイルフーディ」
- 重量:110g(Lサイズ)
- 素材:7D HYVENT Flyweight(3レイヤー)
- 耐水圧:20,000mm
- 透湿性:40,000 gsm/24h
ノースフェイスの「ストライクトレイルフーディ」は、110gの超軽量レインウェアだ。
7デニールの3層素材「ハイベント フライウェイト」を使用していて、軽量ながら40,000 gsm/24hという高い透湿性がある。
裾や袖、フードはシャーリングで絞られている。
軽量化のためサイドポケットやドロ-コードは一切ついていない潔い仕様になっている。
ストライクトレイルフーディについては「ノースフェイス「ストライクトレイルフーディ」レビュー【わずか110gのレインウェア】」でも詳しく紹介しているので、良かったたらみてみてね。
【134g】モンベルの最軽量レインウェア モンベル「バーサライトジャケット」
- 重量:134g
- 素材:ゴアテックス インフィニアム ウインドストッパー ファブリクス(2レイヤー)
- 耐水圧:30,000mm
- 透湿性:43,000 gsm/24h
「バーサライトジャケット」は、モンベルの最軽量2レイヤーレインウェアだ。
以前は独自のメンブレンを使っていたが、アップデートによってメンブレンが「ゴアテックスインフィニアム ウインドストッパー」になったことで、耐水圧と透湿性が大幅にアップした。
「ゴアテックスインフィニアム」は、ゴア社の分類では防水性のない(保証しない)生地ということになっているが、モンベルではレインウェアのメンブレンとして採用している。
関連記事:「ゴアテックスインフィニアム」とはなにか?【ゴアの新ブランド】
裾とフードはドローコード、袖にはベルクロがついていて、絞ることで雨の侵入を防ぐことができる。
以前のモデルにはサイドポケットがあったが、アップデート後は軽量化のためになくなったようだ。
モンベルのバーサライト製品については「モンベル「バーサライトジャケット&パンツ」レビュー【軽量レインウェア】」でも紹介しているのでよかったらみてみてね。
【160g】ゴアテックスを使った軽量レインウェア ノローナ「ビティホーン ゴアテックスアクティブ2.0ジャケット」
- 重量:160g(Lサイズ)
- 素材: GORE-TEXR ACTIVE / 13D Nylon(3レイヤー)
- 耐水圧:22,000mm以上
- 透湿性:RET<4
北欧のアウトドアメーカー「ノローナ」の「ビティホーン ゴアテックスアクティブ2.0ジャケット」は、ゴアテックスアクティブを使用した3レイヤーの軽量ジャケットだ。
「ゴアテックス アクティブ」は通常のゴアテックスよりも薄いメンブレンを使用していて表地の生地自体も薄いため、軽量で透湿性が高いのが特徴だ。
ゴアテックスなので耐水圧、透湿性はお墨付き。
気になる点は、定価が45,000円以上する値段くらいだろう。
【171g】トレランに最適なレインウェア マウンテンハードウェア 「リロイジャケット」
- 重量:171g(Mサイズ)
- 素材: 10D ドライQコア 3Dリップストップ(2.5レイヤー)
- 耐水圧:N.A
- 透湿性:N.A
マウンテンハードウェアの「リロイジャケット」は、171gの軽量ジャケットだ。
トレイルランナーの上田瑠偉選手のフィードバックを反映して作られた軽量なレインウェアだ。
背面にタックが入っていて背中にゆとりがあるので、トレランリュックのような小さなバッグであれば、すっぽりと覆うことができるようになっている。
また胸ポケットに本体を収納できるパッカブル仕様となっている。
「ドライQ」という独自素材を使っていて、2.5レイヤーだが、肌面が3D構造で凸凹しているのでベタつきが軽減されている。
具体的な透湿性や耐水圧が公式サイトに記載されていないの残念なところだ。
【188g】バランスよくまとまった軽量レインウェア マムート「マサオライトHSフーデッドジャケット」
- 重量:188g(Lサイズ)
- 素材: Pertex Shield 20D(3レイヤー)
- 耐水圧:20,000mm
- 透湿性:20,000 gsm/24h
マムートの「マサオライトHSフーデッドジャケット」は、188gの軽量ジャケットだ。
マムートはガチのアルパインウェアを作っているイメージがあるので、極端な軽量化とはあまり縁がなさそうに思えるが、200g以下のレインウェアもしっかりと用意している。
メンブレンには「Pertex Shield」が使われていて耐水圧、透湿性ともに高い数値となっている。
200g以下のレインウェアながらサイドポケットがついているため、ポケットに色々入れたい人におすすめだ。
軽量ながら使い勝手もいいバランスのいいレインウェアだ。
200g以下の超軽量なレインウェアまとめ
200g以下の超軽量なレインウェアをまとめて紹介したよ。
軽量なレインウェアは軽さを追求している分、最低限の機能しかついていないため、サイドポケットやドローコードなどのディテールが省かれている。
OMMの「ヘイロジャケット」、ノースフェイスの「ストライクトレイルフーディ」、モンベルの「バーサライトジャケット」は、ポケットが一切ついていない。
今回紹介した中でレインウェアでサイドポケットがあるのは、マムートの「マサオライトHSフーデッドジャケット」だけだ。
「レインウェアは雨を防ぐためのもの。ポケットは必要ない」と割り切って作られている製品が多い。
ポケットにものを入れたい人には少し不便に感じるだろうが、慣れれば特に問題ない。
レインウェアはザックに入れっぱなしになることも多いので、軽くて小さくなる恩恵は非常に大きい。
今回紹介したような、軽量なレインウェアを取り入れてみてはどうだろうか。
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