こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
防臭抗菌効果があり、保温性や調温性を兼ね備えたメリノウールは「天然のエアコン」と呼ばれている、高機能素材だ。
ただしメリノウールは値段が高いのがネックだ。
そこで値段が安いメリノウールTシャツはないかと探して見つけたのが、NANGAのメリノウールTシャツだ。
今回は「NANGA(ナンガ)」のメリノウールインナーTシャツを購入して使ってみたので特徴やサイズ感など詳しくレビューするよ。
- ナンガ メリノウールインナーTシャツのスペック
- ナンガのメリノウールTシャツの詳細レビュー
- ナンガメリノウールインナーTシャツの特徴
- ナンガメリノウールインナーTシャツのサイズ感
- ナンガメリノウールの洗濯について
- ナンガのメリノウール製品ラインナップ
- ナンガのメリノウールはこんな人におすすめ
ナンガ メリノウールインナーTシャツのスペック
- 名称:メリノウールインナーロングスリーブTEE
- 定価:6,578円(税込)
- 素材:メリノウール100%
- 色:ブラック、ホワイト、グレー、ネイビー
- 重量:171g(メンズLサイズ実測値)
- サイズ感:インナーTシャツにしては大きめ
今回紹介するNANGA(ナンガ)は滋賀県米原市に拠点をかまえる国産メーカーだ。
NANGAはダウンシェラフ(寝袋)で有名で、キャンパーの人にはおなじみのメーカーだ。
品質の高さからコアなファンが多いメーカーだ。
独自の透湿防水素材「オーロラライト」を使用したシェラフカバー不要のシェラフ「オーロラライトシリーズ」や、撥水ダウンを使用して水濡れに強い「UDDシリーズ」、軽量化に特化した「ミニマリズム」など様々なタイプの寝袋を展開している。
また寝袋だけでなく、高品質なダウンを使ったアパレル製品もラインナップしている。
もともとダウンメーカーなので、ダウン製品のイメージが強いNANGAだが、最近メリノウール製品もリリースしている。
しかも値段がリーズナブル。
メリノウールTシャツは海外のメーカーだと1万円以上することも多いが、NANGAのメリノウールTシャツは6千円代で購入できる。
企業努力により値段を抑えて提供しているようだ。
今回紹介するのはメリノウールを使ったロングスリーブTシャツだが、他にもタイツやシーツなども販売しているよ。
ナンガのメリノウールTシャツの詳細レビュー
購入したナンガのメリノウールTシャツのディテールを詳しくレビューしていくよ。
袖部分が立体裁断で作られている
まず目につくのが、袖部分が立体裁断になっていて袖下にマチがつけられている点だ。
他社のメリノウール製品は腕の運動量を増やすために、袖が首元までつながっている「ラグランスリーブ」になっていることが多い。
ナンガのメリノウールTシャツは、ラグランスリーブではなくセットインスリーブになっていて、腕の運動量を確保するためにマチが袖下につけられている作りになっている。
一見みると普通のTシャツと同じ袖の作りになっているので、ラグランスリーブよりもスポーティぽさが抑えられている印象だ。
マチをつけることで腕の運動量を確保しつつ、使いやすいデザインにしてある。
肩の縫い目を肩に逃している
また袖の他にも肩部分も特徴的な作りになっている。
普通のTシャツは前身頃と後ろ身頃を肩の上で縫い合わせるので、肩に縫い目ができるのだが、ザックなどを背負うと肩の部分がショルダーハーネスと干渉してしまう。
それを避けるためにNANGAのメリノウールTシャツは、肩線の縫い目を移動させ、肩ヨーク(後ろ身頃の肩部分)に逃している。
そのため後ろ身頃がシャツのような作りになっていて、前身頃同士をつなぐために肩ヨークの背中中心部分に縫い目ができている。
肩の縫い目を無くすことでちょっとしたストレスを減らす仕様になっていることがわかる。
袖部分はパイピングで処理
これも珍しいディテールだが、ナンガの袖先はパイピングで処理されている。
通常Tシャツの袖先は、裾と同じようにミシンで縫うのが一般的だ。
パイピング処理されているのは珍しい。
恐らく補強の目的あるのだろう。
首元と裾にナンガのロコマークがついている
首元はナンガのロゴマークがついたパイピングテープで補強がされている。
また裾部分には控えめにナンガのロゴマークがついている。
写真を見てもらえばわかるが、裾の処理はやや荒さを感じた。
重量はLサイズで171g
スケールで重さを量ってみるとはLサイズの実測値で171gだった。
スマートウールの「メリノ150ベースレイヤーパターンロングスリーブ」の重さが170gなので同じくらいの重さだ。
立体裁断になっていて縫製箇所が多くなっているが、生地重量がほとんど同じなので、大きな重量差はないようだ。
ナンガメリノウールインナーTシャツの特徴
- オーストラリア産のメリノウールを使用
- 価格が他社に比べて手頃
- ウール特有のチクチク感がない
オーストラリア産メリノウール(160g/㎡)を使用
NANGAのメリノウールTシャツは、オーストラリア産のメリノウール100%でできている。
使われている生地の重量は160g/㎡だ。
メリノウールのベールレイヤーとして使われている製品は厚みが150g/㎡程度の製品が薄すぎず、厚すぎないので、1年を通じて利用することができる。
アイスブレイカー公式サイトより
適度な厚みでオールシーズン使えるので、わたしのように初めてメリノウールのTシャツを買う人の最初の1着として最適だ。
価格が手頃
最初にも話したが、NANGAのメリノウールTシャツは値段が手頃だ。
他メーカーでは、似たような厚みのメリノウールTシャツは10,000程度することが多いが、NANGAのメリノウールTシャツは6000円代で買うことができる。
メリノウール長袖Tシャツの値段
- NANGA:6,578円
- アイスブレイカー:10,780円
- スマートウール:9,570円
- バーグハウス:9,350円
- アクリマ:13,200円
他社に比べて比較的リーズナブルな値段で、購入できるのは魅力的だ。
メリノウールでチクチクしない
メリノウールは繊維が細いので、ウール特有のチクチク感がない。
ナンガのメリノウールTシャツもサラサラした質感だがチクチク感はない。
わたしは同時期に無印良品のウールインナーTシャツを買ってみたが、無印良品のほうがややチクチクする感じがあった。
関連記事:【格安1,990円】無印良品の洗えるウールTシャツをレビュー!
2つを比べると明らかにナンガのメリノウールTシャウのほうが着心地がいい。
無印良品のインナーTシャツは値段が安いのでコスパは高いが、着心地を重視するならナンガのメリノウールに軍配があがるだろう。
ナンガメリノウールインナーTシャツのサイズ感
ナンガのメリノウールTシャツのサイズ感は、インナーTシャツなのでほんの少し細身だだ。
ただぴったりと肌にくっつくほど細身のシルエットではなく、インナーTシャツにしてはサイズはかなり大きめに作られている。
普通の細身のTシャツとサイズはあまり変わらないので、いつもの洋服のサイズに合わせてサイズを選べばサイズ感は問題ないだろう。
わかりやすいようにユニクロ製品のサイズと比べてみると、ナンガメリノウールTシャツのMサイズとユニクロのヒートテックのLサイズが同じ身幅(平置き48cm)になる。
またユニクロの普通の長袖Tシャツ(ソフトタッチクルーネックTシャツ)のSサイズとナンガメリノウールのMサイズが同じ身幅(平置き48cm)だ。
普通のTシャツよりは少しだけ細身だが、インナーTシャツほど細くはない作りになっている。
わたしは身長175cm、体重63Kgで、Lサイズを着用したが身幅にややゆとりがある。
Mサイズでジャスト、Lサイズでゆったりめといった感じだろう。
肩幅も大きめに作られているので、肩幅の大きいわたしでも窮屈な感じはしない。
保温性を重視してピッタリと着たいならジャストサイズ、空気を通したりややゆったりめに着たいならワンサイズ上げて選べばいいだろう。
ナンガメリノウールの洗濯について
NANGAのメリノウールTシャツは洗濯機で簡単に洗うことができる。
洗濯表記を簡単にまとめると以下のような洗い方を推奨している。
- 30度以下で洗濯する
- ネットにいれて弱めの水流で洗濯をする
- 中性洗剤を使用する(おしゃれ着洗剤)
ただわたしは洗濯表記を守っておらず、他の洗濯物と一緒に普通の弱アルカリ性の洗剤で洗っているが特に問題を感じたことはない。
他のメリノウール製品もそのまま普通の洗剤で洗っている。
一般的にウールにアルカリ性の洗剤を使うと、縮んだりするので良くないと言われているが、弱い水流でアルカリ性の濃度が薄ければあまり影響はないと考えている。
ただ風合いを損なう可能性もあるので、洗濯表記を守って中性洗剤で洗ったほうが無難だろう。
ナンガのメリノウール製品ラインナップ
ナンガのメリノウール製品にはTシャツ、タイツ、シェラフカバーのラインナップがある。どの製品も値段が手頃なのでおすすめだ。
メンズ製品
メンズインナーロングスリーブTEE
今回紹介したのがこのロングスリーブのTシャツだ。
メンズインナーショートスリーブTEE
長袖だけでなく、半袖タイプもある。
半袖タイプは長袖よりも1,000円ほど安いのでお手頃だ。
インナータイツ
インナータイツは、冬の寒い時期に防寒性を高めたい人におすすめだ。
パンツの下に履いておけばメリノウールの保温性で寒さを防いでくれる。
レディスラインナップ
レディスインナーUネック ロングスリーブTEE
レディスのTシャツは首元がUネックになっている。
また肩の切り返しなどがメンズと多少異なっている。
レディスインナーUネック ショートスリーブTEE
メンズと同じようにレディスにも半袖タイプもあり。
インナーレギンス
メンズは「タイツ」だが、レディスでは名前が「レギンス」となっている。
タイツ同様寒い時期の防寒着して利用できる。
シェラフシーツ
封筒型シェラフシーツ
シェラフシーツは寝袋の中にいれるシーツのことだ。
保温性を高めるほか、寝袋に汚れが付着するのを防止する効果がある。
そのまま洗濯機で洗濯できるので、手入れも楽だ。
ナンガのメリノウールはこんな人におすすめ
- 価格の手頃なメリノウールTシャツを探している人
- 初めてメリノウール製品を買う人
- モンベルのメリノウールTシャツは薄すぎると感じている人
- インナーだけでなくTシャツとしても使いたい人
NANGAのメリノウールTシャツは、価格が比較的リーズナブルなので。初めてメリノウールTシャツを買う人や値段の安いメリノウールを探している人ににおすすめだ。
同じ国産メーカーでモンベルでもメリノウールTシャツを販売しているが、NANGAのメリノウールに比べると薄く身体にピタッとくっつくようなシルエットなので、単品で着るのは難しい。
NANGAのメリノウールTシャツは細すぎないシルエットなので、白以外なら単品でも着ることができるのも良い点だ。
コスパのいい良い製品なので、メリノウールを試してみたい人は買っているといいよ。
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