こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
登山やハイキングで役に立つのが「モバイルバッテリー」だ。
スマホを充電できるのはもちろん、最近はUSB充電型のヘッドライトやLEDライトが増えているので、モバイルバッテリーの重要性が増している。
低山の日帰り登山でも、スマホのカメラで写真を撮っているとバッテリーの消費が案外大きく、途中でバッテリー切れになることが結構あるので、モバイルバッテリーは持っていたほうがいい。
今回は登山で使うモバイルバッテリーについて紹介するよ。
登山のモバイルバッテリーを選ぶポイント
1.容量がどれくらい必要か考える
登山で使うモバイルバッテリーを選ぶ時は、どれくらいのバッテリー容量が必要か考えてみよう。
モバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」で表示されていて、数字が大きいほど、何回も充電することができる。
スマホのバッテリーも同じように「mAh」で容量が表示されているので、何回充電できるかわかるはずだ。
ちなみに最新のiPhoneはバッテリー容量が3,000mAh程度となっている。
ただしモバイルバッテリーは、バッテリー容量をそのまま給電できるわけではなく、電圧変換の際に20~30%のロスが発生する。
そのため、実際の容量よりも給電できる量は少なくなる。
例えばバッテリー容量3,000mAhのスマホであれば、約3750~4300mAhでフル充電できる計算になる。
つまり10,000mAhのモバイルバッテリーがあれば、約2.5回スマホを充電できる計算になる。
この充電できる回数は、モバイルバッテリーやスマホのバッテリーの劣化によっても多少変わってくるだろう。
日帰り登山で使う程度であれば1回充電できれば十分だろうからそこまで多くの容量は必要ないが、2泊3日の日程なら大きめな容量のモバイルバッテリーが必要になるだろう。
自分がどういったシチュエーションでモバイルバッテリーを使うのか考えてみるといい。
2.できるだけ小型、軽量であること
モバイルバッテリーは容量が大きいほど何回も充電できるので便利だが、バッテリー容量が増えると比例してバッテリーは大きく、重たくなってしまう。
登山では、体の負担を抑えるために持っていく道具の重量はできるだけ軽いほうがいい。
バッテリーの技術革新があれば、更に小型で大容量のモバイルバッテリーが今後登場するかもしれないが、現状は容量が大きいバッテリーはかさばるし重たくなる。
ただし重たくなるからと言って、自分にとって必要な容量以下のモバイルバッテリーを持っていても仕方がない。
自分にとって必要な容量をまず決めて、その中で軽いモバイルバッテリーを選ぶ といい。
登山におすすめのモバイルバッテリー
2泊3日もOK「Anker PowerCore 10000」
- バッテリー容量:10,000mAh
- 重量:約180g
- サイズ:6 x 9.2 x 2.2cm
「Anker PowerCore 10000」は世界最小、最軽量クラスの10,000mAhのモバイルバッテリーだ。
重量わずか185gと軽く、200g以下の重量ながらバッテリー容量が10,000mAhと大容量だ。
最新のスマホを2回以上充電することができるので、1日1回充電しても2泊3日の旅でもスマホがバッテリー切れすることなく使うことができる。
1泊2日や2泊3日の日程で使うのにおすすめのモバイルバッテリーだ。
わたしが購入したモバイルバッテリーも「Anker PowerCore 10000」だ。
- 3,000円程度と価格が手頃
- 10,000mAhで複数回充電できる
- 同じ容量では最小、最軽量クラス
Anker PowerCore 10000の後継機「Anker PowerCore2 10000」
- バッテリー容量:10,000mAh
- 重量:約195g
- サイズ:6.2 x 9.6 x 2.2 cm
「Anker PowerCore2 10000」は「Anker PowerCore 10000」の後継機だ。
重量は15gほど重くなったものの、前モデルのAnker PowerCore 10000と比較して、入出力ともに最大1.8倍にアップしている。
わたしは重量の軽い「Anker PowerCore 10000」を選んだが、大きさや重量はわずかな違いなので充電や給電の性能を重視するなら「Anker PowerCore2 10000」を選ぶといいだろう。
- 「Anker PowerCore 10000」の後継機
- 10,000mAhで複数回充電できる
- 充電の時間が短くなっている
日帰り登山におすすめ「Anker PowerCore+ mini」
- バッテリー容量:3,350mAh
- 重量:約80g
- サイズ:9.5 x 2.3 x 2.3 cm
「Anker PowerCore+ mini」はスティック状の小型のモバイルバッテリーだ。
容量は3,350mAhと多くはないが重量80gと非常に軽量で、スティック状なのでコンパクトに収納できる。
一度だけ充電できれば十分な日帰り登山に持っていけば活躍する便利なモバイルバッテリーだ。
値段が2,000円以下で手頃なのも良い点だ。
小型で軽量なので、とにかく小型のモバイルバッテリーを探している人におすすめだ。
- 値段が2,000円程度とお手頃
- 重量80gと超軽量
- スティック状で収納しやすい
ACアダプタとしても使える「Anker PowerCore Fusion 5000」
- バッテリー容量:5,000mAh
- 重量:約190g
- サイズ:7 x 7.2 x 3.1 cm
「Anker PowerCore Fusion 5000」は、5,000mAhのモバイルバッテリーとACアダプタが1つになった製品だ。
モバイルバッテリーとして使うこともできるし、コンセントに差せば2つのUSBポートからスマホやタブレットの充電もできる。
普段はACアダプタの代わりとして使い、いざという時はモバイルバッテリーとして使えるので汎用性が高い製品だ。
ACアダプタの機能がある分、モバイルバッテリーに特化した製品に比べると重量が重たい(約190g)が、ACアダプタとして使える分、モバイルバッテリーよりも活躍する機会は多い製品だ。
バッテリー容量は5,000mAhあるので、1泊2日程度ならこのバッテリーでOKだろう。
普段からモバイルバッテリーを活躍させたい人におすすめのモバイルバッテリーだ。
- ACアダプタと一体になった製品
- 2つのUSBポートで同時に充電できる
- 普段使いにも最適
登山で使うモバイルバッテリーまとめ
- モバイルバッテリーの容量と重量は比例する
- 登山ではできるだけ軽量なモデルを選ぶ
登山で使うモバイルバッテリーは、「必要なモバイルバッテリーの容量を計算」して、次に「必要な容量のモバイルバッテリーから軽量な製品を選ぶ」ようにするといい。
どれくらいのバッテリー容量が必要かわからない人は「Anker PowerCore 10000」を購入すれば間違いないだろう。
モバイルバッテリーは充電を繰り返すと劣化していき充電できる量も減っていくので、多少大きめの容量のモデルを選んでもおけば、劣化後も使い続けることができるよ。
自分の目的に応じて適切なモバイルバッテリーを選んでね。