Modisは大手派遣会社アデコ株式会社が新しく開始したIT派遣サービスだ。
この記事では、IT派遣に特化したサービス「Modis」の特徴やデメリットについて詳しく紹介するよ。
派遣エンジニア向けの派遣会社を探している人は参考にしてね。
Modisとは?
「Modis」は2019年10月1日にアデコ株式会社が開始したITに特化した派遣サービスだ。
アデコは60カ国以上の国でサービスを展開していて「世界3大派遣会社」のうちの1つでもある超大手派遣会社だ。
従来のアデコは総合的な派遣会社として、ITに限らず様々な仕事を紹介していたが、Modisはアデコの中でもIT系に特化した案件を扱うサービスとなる。
ITに特化している分、従来のアデコとは違いIT系のサポート体制が充実しているのが大きな特徴だ。
総合的な派遣会社の場合、担当者にITの知識がないことも多いが、ModisはIT専任の担当者もつくので安心できる。
また未経験OKなのも大きな特徴だ。
案件も未経験から働けるものが多いので、他業種からIT業界で働いてみたいと考えている人におすすめできる。
Modisは未経験でもOK
IT派遣会社は経験者ではないと仕事の紹介が難しい場合もあるが、Modisは「未経験OK」なので安心して欲しい。
私は元々事務職でしたが、手に職をつけたいと思い、IT職種に転職しました。これまでもModisを通して派遣として働き、着実にスキルアップして条件も上げてきました。Modisの担当の方はいつでも親身になり相談に乗ってくれたという印象です。今後はエンジニア正社員を目指してスキルの幅を更に広げていきたいと思います。
女性/テスト・評価エンジニア
結婚後、31歳から全くの未経験で派遣エンジニアとして働き始めた人もいる。
30歳までは趣味の延長でバイク屋へ勤めていましたが、結婚と子供ができたことを機に将来を考え、以前から興味のあったエンジニアの世界へ飛び込みました。40歳までに1人前のエンジニアとして市場から求められるエンジニアになると決め、1社目は未経験で採用されネットワーク機器の評価の仕事に就きました。
9年後の40歳には800万を超えるエンジニアへとスキルだけでなく収入面も上げることができ、4社目では紹介予定派遣制度を利用し、大手SIerに直接雇用となりました。
40代/男性/インフラエンジニア
Modisは新しく開始したサービスだが、運営するアデコは昔から派遣会社としてIT系の案件の取り扱い実績があり、未経験でも働ける案件も多く扱っている。
派遣エンジニアは他の派遣と比べてもともと時給が高いし、エンジニアのスキルを身につければさらに稼ぐことができる。
IT業界で働く最初のステップアップとして派遣エンジニアで働くのはおすすめだ。
未経験からでも安心して働くことができるので、IT業界やエンジニアに少しでも興味のある人はModisに登録してみるといい。
Modisの特徴・メリット
案件数が常時1,500件以上と豊富
Modisは大手派遣会社だけありIT系の求人が豊富だ。
大手企業の案件を中心に常時1,500件以上の案件を取り扱っている。
派遣は複数の会社に登録するのが基本だが、それは複数登録しておいたほうが希望条件にあった仕事を見つけやすくなるからだ。
もちろん登録する派遣会社自体の扱っている案件数が多いほうが、その分希望条件にあった仕事を見つけやすいのはいうまでもない。
また未経験から始められる案件も多くある印象なので、他業種からキャリアチェンジを考えている人におすすめだ。
高時給の案件が多い
Modisの案件は高時給の案件が多いのが特徴だ。
IT派遣はもともと他の派遣よりも時給が高く平均時給は2,000円を超えているが、その中でもModisの時給は高めだ。
わたしもアデコに登録しているので案件を確認したりできるが、流石に大手派遣会社のサービスだけあって他社に比べても時給は高い。
交通費支給が全額支給される
Modisでは2019年4月から交通費が支給されるようになった。
従来のアデコでは交通費が支給されない案件もまだまだ多いが、Modisの取り扱う案件は原則すべて交通費が支給される。
これは大手派遣会社のパーソルテクノロジースタッフが先に交通費の支給開始をしたことを意識しているのだろう。
派遣社員は交通費が支給されないことが多いが、勤務地が遠いと交通費がかさんでしまい手取りが減ってしまうことになる。
交通費が支給されれば、実質手取りが1~2万程度増えることになるのでお得だ。
オンラインで簡単に登録できる
Modisはオンライン上で簡単に派遣の登録が可能だ。
派遣会社に行って登録する必要がないので気軽に登録できるし、時間や交通費の節約になる。
わたしがアデコに登録した時は、派遣会社に行く必要があったので、仕事が終わったあとに登録に行ったのを覚えている。
もちろん担当者と直接話をしたいという人もいるだろうが、わたしのように直接派遣会社に行くのが面倒な人のほうが多いはずだ。
Modisは簡単にオンライン登録できるので、時間のある時に自分の好きな時に登録できるので気軽だ。
無料のエンジニアアカデミーが受講可能
Modisでは、未経験者の人や他業種からIT業界で働く人のために、エンジニア養成講座「Modisエンジニアアカデミー」を開催している。
「Modisエンジニアアカデミー」は、Modisに登録していれば完全無料で受講でき、土日に開催しているものも多くある。
働き始める前に受講することで、実際の仕事で働く機会を増やすのが狙いだ。
講座の多くは関東でしか開催していないことが多く、他の地域に住んでいる人は受講するのが難しいのが残念なところだが、派遣登録していれば無料で受講できるので、興味のある分野の講座があれば受講申し込みするのがおすすめだ。
資格取得支援制度があり
Modisでは対象のIT系のベンダー資格を取得した際にお祝い金として一定のお金が支給される。
例えば、ネットワーク系のシスコの資格だと以下のような金額が支給される。
- CCENT:5,000円
- CCNA:10,000円
- CCNP:20,000円
- CCIE:30,000円
ベンダー資格は試験代が高いものが多いため、IT系の資格取得でお金が支給されるのは嬉しい点だ。
特に働きはじめの頃は知識を身につけるために、資格を取得することが役に立つだろう。
従来のアデコでは、ワードやエクセル、英語などの主に事務職に関連した資格の支援制度しかなった。
試験代金が全額支給されるわけではないが、試験代の足しになるので、何も支給されなかった以前に比べればかなりいい。
Modisのデメリット
案件数は他社のほうが多い
Modisでは常時1,500件以上の案件の取り扱いがあるが、「パーソルテクノロジースタッフ」は4,000件以上「>>リクルートITスタッフィング」は3,000件以上とさらに多くの案件を取り扱っている。
Modisは案件数が豊富で決して少なくはないが、他社と比較するとさらに案件数の多い派遣会社が存在するのは事実だ。
特にパーソルテクノロジースタッフは案件数が多く時給も高い。
また交通費もModisと同じように原則全額支給されている。
Modisはおすすめできる派遣会社だが、自分の希望条件にあった仕事を早く見つけたい人は、あわせて他の派遣会社にも登録しておくのが一番いいだろう。
そうしたほうが案件の比較もできるので選択肢が広がるはずだ。
Modis登録から就業までの流れ
Modisの登録から就業までの流れは以下の通りだ。
- オンラインでWeb登録をする
- 経歴や希望条件詳細などを入力
- 担当者がメールや電話でヒアリング
- 仕事の紹介
まずは>>Modis公式サイトから、オンラインWeb登録をしよう。
名前や電話番号、希望職種など基本的な情報を入力するだけなので、3分程度で完了するはずだ。
その後、スタッフ専用サイト「MyAdecco」から職務経歴や希望条件の詳細などを入力する。
職務経歴などの入力が終わったら、あとは担当者から電話やメールでヒアリングが行われ仕事を紹介される。
派遣会社は登録したら後は希望条件の案件の紹介を待つだけとなる。
自分でやることは「Web登録」と「MyAdecco」の2つの入力だけなので簡単だ。
時間がある時にサクッと登録してしまおう。
希望条件にあった良い案件があれば、派遣先の担当者と顔合わせをして就業開始だ。
顔合わせの時は、Modisの担当者も一緒でフォローしてくれるので安心して欲しい。
Modisまとめ
Modisは大手派遣会社アデコの運営する派遣サービスだ。
IT系の案件に特化していて従来のアデコと比較すると、以下のような違いがある。
- IT専任の担当者がつく
- エンジニアアカデミーの無料開講
- IT系資格の資格取得支援制度
- 交通費支給
大手派遣会社で安心感があるし、未経験でもOKな案件の取り扱いも多いので、キャリアチェンジを考えている人におすすめだ。
個人的にアデコはお世話になったのでおすすめしたいサービスだ。
オンラインで簡単に登録できるので、IT系の派遣に興味のある人や気になる人は試しに登録してみるといい。
ITエンジニアに特化したおすすめの派遣会社はこちらの記事にまとめてあるので、よかったら参考にしてね。
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