こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
多くの人が利用している個人売買のサービスに「ヤフオク」がある。
古くからあるサービスなので利用したことのある人も多いんじゃないだろうか。
ヤフオクを利用する場合、落札者と出品者になるかによって手数料が変わってくる。
今回はヤフオクを利用するときにかかる手数料について詳しく紹介するよ。
ヤフオクは落札者の手数料は基本無料
ヤフオクには商品を出品する「出品者」と、出品された商品を購入する「落札者」がいて取引を行う。
ヤフオクでは一部のカテゴリを除き、商品を購入する落札者が「ヤフオク」に支払う手数料は発生しない。
ヤフオクでの支払いは「Yahoo!かんたん決済」という方法に統一されている。
「Yahoo!かんたん決済」は簡単に言うと、ヤフーが間に入ってお金のやり取りをするサービスだ。
「Yahoo!かんたん決済」は決済手数料無料で、落札者は「クレジットカード」「銀行振込」「コンビニ支払い」などの支払い方法で支払うことが可能で、出品者は登録している口座でお金を受け取ることができる。
以前のヤフオクの支払いは銀行振込がメインで、出品者は振込口座の情報を落札者に教える必要があり、落札者もお金を振り込む際に自身の口座情報を出品者に知られていた。
「Yahoo!かんたん決済」であれば、間にヤフーが入ることでわざわざ個人情報を教えなくても、登録した支払い方法で取引ができるようになっている。
ただし 「Yahoo!かんたん決済」でも、落札者が「銀行振込」を選択した場合、振込をする際の手数料を銀行に支払う必要がある。
その場合、ヤフオクで落札者が支払うのは「落札料金+送料+振込手数料」の3つになる。
送料が出品者負担の場合は「落札金額+振込手数料」の2つを合わせた金額を払うことになる。
例外的に「特定カテゴリ」は手数料がかかるので注意
「Yahoo!かんたん決済」は手数料無料で利用できるが、一部のカテゴリは落札者にも手数料がかかるので注意しよう。
手数料がかかるのは「車」や「オートバイ」、「船体」などヤフオクで「特定カテゴリ」と呼ばれているカテゴリの商品だ。
特定カテゴリは料金体系が通常と異なっていて、出品者と落札者に通常よりも多く手数料がかかるようになっている。
特定カテゴリの手数料は以下のようになっている。
特定カテゴリでは「銀行振込」と「ジャパンネット銀行」の支払い以外は落札者にも手数料が発生するので注意しよう。
ヤフオクで出品者が支払う手数料
Yahoo!プレミアム会員費
ヤフオクには「フリマ出品」と「オークション出品」の2種類がある。
フリマ出品は昔は「定額出品」と呼ばれた方式で決まった金額で出品する方法だ。
メルカリと同じ方式だね。
オークション出品は従来のヤフオクの方式だ。
落札者が希望した金額を提示していき、最終的に高い金額を入札した落札者が商品を落札する。
以前はオークション出品は「Yahoo!プレミアム」に会員登録していないと利用することができなかったが、現在はどちらの出品方法も無料で利用することができる。
落札システム利用料
落札システム手数料は、商品が落札された時に出品者が支払う手数料だ。
落札システム手数料は「Yahoo!プレミアム」に登録しているかどうかで変わる。
落札システム手数料 | |
---|---|
Yahoo!プレミアム会員 | 8.64% |
Yahoo!プレミアム会員なし | 10% |
Yahoo!プレミアムに登録しておけば手数料が8.64%と安くなり、Yahoo!プレミアム会員でない場合、手数料が10%となる。
以前はYahoo!プレミアム会員でないと出品すらできなかったので、差別化するために多少手数料が高くなるのは仕方ないだろう。
ただし手数料が安くなるので、ヤフオクを利用するなら基本的にはYahoo!プレミアムに登録してから出品したほうがいい。
「Yahoo!プレミアム」は月額498円(税込)の有料サービスだが、キャンペーンを利用すれば簡単に無料で登録することができる。
「Yahoo!プレミアム」に完全無料で登録する方法は以下の記事にまとめてあるので参考にしてね。
最大6ヵ月!Yahoo!プレミアムを無料で会員登録する方法まとめ!
有料オプション代金
出品した商品に有料オプションを追加することで、より商品を注目させることができる。
有料オプションの金額は以下の通りだ。
ヤフオクの有料オプション | 料金 |
---|---|
最低落札価格 | 108.00円(税込) |
注目のオークション | 21.60円(税込)以上 |
太字テキスト | 10.80円(税込) |
背景色 | 32.40円(税込) |
目立ちアイコン | 21.60円(税込) |
贈答品アイコン | 21.60円(税込) |
わたしは有料オプションを使ったことがないが、ヤフオクで商品を販売している店舗などが利用しているのをよく見かけるね。
出品取消手数料
すでに入札されている商品の出品を途中で取り消した場合、出品取り消し手数料540円(税込)がかかる。
手数料というか罰金みたいなものだ。
あまりないと思うが、ヤフオクと同時にフリマアプリに商品を出品していて先に売れてしまったけど、ヤフオクでも入札されてしまった場合などに起こる可能性がある。
落札者にも迷惑がかかるので取消はしない方がいい。
また自動車などの特定カテゴリの出品取り消しには3024円(税込)かかるよ。
特定カテゴリの手数料
ほとんど出品する人はいないと思うが、自動車・オートバイ、船・ボートなど特定カテゴリで出品した場合、出品者に出品手数料が3024円(税込)かかる。
また、落札システム手数料も落札金額の8.64%ではなく、一律1944円(税込)もしくは3024円(税込)となるよ。
出品システム手数料
特定カテゴリの出品手数料は以下の通りだ。
カテゴリ | 出品システム利用料 |
---|---|
中古車・新車 | 3024円(税込) |
建設機械 車体 | 3024円(税込) |
バス 車体 | 3024円(税込) |
キャンピングカー(車体) | 3024円(税込) |
オートバイ 部品取り車 | 3024円(税込) |
落札システム手数料
カテゴリ | 落札システム利用料 |
---|---|
中古車・新車 | 3024円(税込) |
建設機械 車体 | 3024円(税込) |
バス 車体 | 3024円(税込) |
キャンピングカー(車体) | 3024円(税込) |
オートバイ 部品取り車 | 3024円(税込) |
船体 | 3024円(税込) |
オートバイ車体 | 1944円(税込) |
水上オートバイ | 1944円(税込) |
このカテゴリの商品は7万円以上の金額で落札された場合、通常の手数料よりもお得になる。
乗り物なので7万円以上で落札される場合がほとんどだろう。
ただし、出品システム手数料は出品するたびに必要になるので注意が必要だ。
自動車・オートバイの中に「掘り出し中古車」というカテゴリがあるが、これは特定カテゴリの対象外なので、通常の手数料が適応されるよ。
ヤフオクは出品者の手数料が増えて落札者の手数料が減った
ヤフオクは以前は、Yahoo!かんたん決済の手数料を落札者が支払っていた。
例えば1万円の商品を落札してクレジットカードで支払った場合、307円の手数料がかかっていた。
それが現在は、Yahoo!かんたん決済は落札者の手数料がすべて無料となっている。
その代わり、出品者の出品システム手数料が5%から8.64%に値上げとなった。
落札者の負担が減り、出品者の負担が増えたかたちになる。
メルカリなどのフリマアプリの台頭によって利用者が流れていき、落札者の負担を減らす必要があったようだ。
手数料が無料になればヤフオクで商品を落札する利用者は増える。
そして手数料が増えたとはいえ、落札者が多く、メルカリよりも手数料が安いヤフオクをこれからも多くの人が利用するってわけだね。
まとめ
- 落札者のヤフオクに支払う手数料は基本無料
- 落札者も特定カテゴリは手数料がかかる
- 出品者の手数料は以前よりも増えたがまだ安い
- ヤフオクに出品するならYahoo!プレミアムに登録した方がいい
ヤフオクは古くからあるサービスで落札者が多いので、出品者の手数料が増えてもまだまだ利用する価値がある。
落札者の負担が減って出品者の負担が増えたのは、落札者がいなくなれば、商品を出品する人もいなくなるから当然の流れかな。
ヤフオクに出品するなら手数料が安くなるので、Yahoo!プレミアムに登録しておいた方がお得だ。
完全無料で登録する方法があるので、ヤフオクを利用するときは活用しよう。