こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
最近メリノウール製品ばかり買ってるんだけど、また新しくメリノウールの靴下を購入してしまった。
今回は、登山用にスマートウールの靴下を買ったので詳しくレビューするよ。
- スマートウールについて
- スマートウールの靴下「PhDアウトドアへビークルー」の特徴
- スマートウール靴下を履いてみた感想
- スマートウール靴下とダーンタフ靴下の比較
- スマートウール靴下の気になる点
- スマートウール靴下のラインナップ
- スマートウール靴下のまとめ
スマートウールについて
スマートウールは1994年にアメリカのコロラド州に設立したメーカーだ。
元々、設立者である2人のスキーインストラクターがスキー用の靴下を探し求めたことから始まったメーカーで、設立当初からメリノウールの靴下を生産し続けている。
そういった経緯もあり、スマートウールといえば「メリノウール」というほど、メリノウールが有名なメーカーだ。
最初は「20ドルもする靴下なんか売れない」とアウトドアショップにいわれていたそうだが、徐々にその品質の高さが知られるようになり、現在では多くの店舗で取り扱いがある人気のメーカーとなった。
素材にニュージーランドの高品質なメリノウールを使っていて、登山者以外にも普段使いの靴下として愛用者も多い。
現在は靴下以外にも、アパレル製品や帽子や手袋など様々なメリノウール製品を展開しているよ。
スマートウールの靴下「PhDアウトドアへビークルー」の特徴
今回、購入したのはスマートウールの靴下「PhDアウトドアヘビークルー」のMサイズだ。
スマートウールはMサイズが「24.5~26.5cm」、 Lサイズが「27.0~29.5cm」になっているので、Mサイズを購入した。
「PhDアウトドアヘビークルー」は厚手の靴下で、登山でもっとも負担のかかりやすい足先とかかと部分は特に厚くなっていてクッション性が高くなっている。
クッション性が高いつま先とかかとは、微妙に色が違っているのがわかるだろうか。
クッション性が高いので、長時間歩いても足が疲れにくくなっている。
そのため重い荷物を背負って移動する時に活躍する靴下だ。
またこのスマートウールの靴下は「4ディグリーエリートフィットシステム」という足にぴったりとフィットする構造になっていて、靴下がずれにくくなっているのも大きな特徴だ。
そのため長時間歩いても、靴ずれや靴下が靴の中で暴れることを防いでくれる。
靴下を裏返してみてみると細かい作りがよく分かる。
まず裏は全体が毛足の長いパイル地になっていることがわかる。
ただし足の甲は通気性を確保するためメッシュ編みになっている。
また指の付け根、足首分などの可動域は動かしやすいようにパイルがない作りになっている。
このように部位によって編み方を変えることで高いフィット感や履き心地を実現している。
ちなみに履き口の後ろにはスマートウールのロゴマークがついている。
またつま先部分には「スマートウール」のロゴが入っているよ。
スマートウール靴下を履いてみた感想
スマートウールの靴下を履いてみて一番最初に感じたのは抜群のフィット感だ。
普通の靴下はかかとの位置がうまく決まらずに生地が余ってしまったり、ずれてしまうことがあるが、スマートウールの靴下はピッタリとフィットしてくれる。
また足裏が毛足の長いパイル地になっているので、履いた時にフカフカして気持ちがいい。
保温性も高いので寒い時期には最適だ。
厚手の靴下なので、靴を履いた時にいつもの靴下より窮屈に感じる。
登山靴を買うときなどは、この靴下を履いた状態で試着したほうがいいだろう。
スマートウール靴下とダーンタフ靴下の比較
次に、スマートウールの靴下と手元にある「ダーンタフ」のメリノウール靴下を比較してみよう。
ダーンタフは破れても新しい靴下に交換してくれる「生涯保証」を行っているアメリカの靴下メーカーだ。
関連生地:ダーンタフの靴下は生涯保証!破れても交換可能なメリノウールソックス!
ダーンタフにも登山用の厚めの靴下が販売されているが、今回比較する靴下は登山用ではなく日常使いの薄手の靴下だ。
用途が違うが一応メリノウールの靴下ということで2つの靴下を比べてみる。
裏返してみると、どちらも足の甲部分がメッシュにしてあり通気性を確保していることがわかる。
またスマートウールはパイル地になっているが、ダーンタフは表地と同じような平編みになっている。
一番の大きな違いはやはり生地の厚さだ。
スマートウールの靴下とダーンタフの靴下の厚みを比較すると厚みがぜんぜん違う。
ダーンタフの靴下は厚手のモデルでもスマートウールほど毛足が長くない。
履いた時の独特のふわふわした感覚を味わうことができるのはスマートウールならではだろう。
またフィット感はスマートウールのほうがダーンタフよりも高い。
スマートウール靴下の気になる点
毛玉ができやすい
スマートウールの靴下は毛玉ができやすい。
購入後に洗濯してみたのだが、1回洗濯しただけで毛玉が少しできたので間違いないだろう。
厚みは違うが、同じメリノウールの靴下でもダーンタフの靴下のほうが毛玉ができにくい印象だ。
毛玉ができると靴下がどんどん薄くなってしまうので、少し気になった。
厚い分乾きにくい
化繊の靴下に比べると、保水力があるウールは速乾性が低い。
ダーンタフの靴下は薄手だったので速乾性はあまり気にならなかったが、スマートウールの靴下は、厚手な分乾くのに思ったより時間がかかった。
ただメリノウールは、保温性が高いので濡れていても水濡れを感じにくいという特徴があるので、あまり気にしなくてもいいかもしれない。
速乾性を考えるなら化繊の靴下か、ウールと化繊のハイブリッドを選んだほうがいいだろう。
スマートウール靴下のラインナップ
PhDランウルトラライトマイクロ(超薄手)
「PhDランウルトラライトマイクロ」はスマートウールの中でも超薄手の靴下だ。
薄手だが、つま先とかかとにクッションがあり、名前の通りロードランやトレイルランで履くのに適している。
ランニングを想定して作られているため、高いフィット感があるのが特徴だ。
PhDアウトドアライトクルー(薄手)
「PhDアウトドアライトクルー」は薄手の靴下で、夏に使うのに適しているモデルだ。
薄手のモデルだが、つま先とかかとに「PhDランウルトラライトマイクロ」より厚手のクッションがあるので、足の負担をより軽減してくれる。
一般的な丈の「クルー」の他にも色々な丈があるので、好みに応じて使い分けるといいだろう。
薄手なので日常使いにも最適だ。
PhDアウトドアミディアムクルー(中厚手)
「PhDアウトドアミディアムクルー」は、中厚手のもっとも一般的な厚さのモデルだ。
ライトクルーより厚手なので夏以外の春や秋でも使いやすい。
しっかりと足をサポートしてくれて適度な厚みがあるので、日常使いにもおすすめのモデルだ。
スマートウールの靴下選びに悩んだら中厚手のミディアムクルーを買うのがおすすめだ。
PhDアウトドアヘビークルー(厚手)
「PhDアウトドアヘビークルー」は、ミディアムクルーをさらに厚くしてクッション性を高めた厚手の靴下だ。
わたしは今回購入したのが、このモデルだ。
クッション性が高いので重い荷物を背負って長時間歩くなど足が疲れやすい時に活躍する靴下だ。
マウンテニアリングソックス(超厚手)
「マウンテニアリングソックス」は、冬用の超厚手の靴下だ。
内側全体が起毛していて、毛足も最も長いモデルになる。
厳寒期に使うための靴下なので非常に分厚くクッション性や保温性が高いのが特徴だ。
また丈も他のモデルより長めで、膝下まであるのでしっかりと足を暖めることができる。
ただしフィット感は今まで紹介した靴下に比べると緩めの作りになっている。
今まで紹介した「PhDシリーズ」はフィット感を高めてずれを起こりにくくしているラインだが、「マウンテニアリング」は「ハイクシリーズ」という別のラインの靴下になる。
そのためPhDシリーズに比べるとフィット感は弱く全体的に緩めの作りになっている。
スマートウール靴下のまとめ
スマートウールは、メリノウールの靴下が有名なアメリカのメーカーだ。
特に「PhDシリーズ」の靴下は、フィット感が高いので靴下がずれにくく動きやすいので人気が高い。
締めつけ感が苦手な人やフィット感が緩めの靴下が好みなら「ハイクシリーズ」の靴下を選ぶといいだろう。
今回は登山用に厚手の靴下を購入したが、用途に応じて様々な厚みのモデルがあるので、登山に限らず日常で使うのもおすすめだ。