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派遣エンジニアの年収はいくら?どれくらい稼げるの?

派遣エンジニアの年収はいくら?どれくらい稼げるの?

こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。

 

派遣と聞くと、正社員よりも自由な働き方ができるが、引き換えに「給料が低い」というイメージがあるんじゃないだろうか。

確かに派遣はボーナスがないし、交通費の支給もされない派遣会社が多いのは事実だ。

 

しかし派遣の中でも、IT系の派遣エンジニアの収入は意外と高く、下手な正社員よりも収入が多いこともある。

この記事では、派遣エンジニアとして働いていたわたしが派遣エンジニアの年収について詳しく紹介するよ。

派遣エンジニアの年収

派遣には大きく分けて「登録型派遣」と「常用型派遣」の2種類がある。

登録型派遣はいわゆる一般的な派遣社員で、常用型派遣は派遣元の正社員として働く派遣社員となる。

  • 登録型派遣:時給制の派遣社員
  • 常用型派遣:月給制の正社員 

今回は一般的な派遣社員である、登録型派遣の年収を調べてみるよ。

 

登録型派遣の派遣エンジニアは、月給ではなく時給となるため、時給から労働時間を計算すれば年収を割り出すことができる。

派遣エンジニアの平均時給は2,000円以上

リクルートスタッフィングの調査によると、2019年7月のIT派遣エンジニアの時給は2,070円だ。

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長期的に見ても継続して平均時給2,000円を超えている。

派遣エンジニアで平均時給を稼げるようになれば年収400万程度の収入を得ることができる。

 

残業の多い仕事を選べばさらに収入は増えるだろう。 

派遣の場合、残業代を5分単位できっちり請求できるので、サービス残業もない。

 

IT派遣エンジニアの時給は他の派遣と比較しても高いのが特徴だ。

リクルートスタッフィングの調査データによる各職種の平均時給は以下のようになっている。

職種 平均時給
オフィスワーク系 1,535円
営業・販売・ サービス系 1,411円
IT・技術系 2,070円
クリエイティブ系 1,780円
医療介護・教育系 1,453円
全体 1,638円

リクルートスタッフィング平均時給調査

 

派遣エンジニアはオフィスワークやサービス業よりも時給が500円高いので、1日あたり4,000円、月20日働けば8万程度の収入の差が生まれる。

同じ派遣でも年間でいうとだいたい100万近い差ができる。

 

次点でクリエイティブ系の時給が高いが、これはWebデザイナーなどの仕事なので、どちらかというとIT系の仕事に近いものだ。

派遣エンジニアの年収が高い2つの理由

派遣エンジニアの給料が高いのにはきちんと理由があり、市場の背景が関係している。

主にな理由は2つだ。

  • エンジニアは今後も人手不足が続くから

  • IT業界にお金が集まっている

ITエンジニアは人手不足が継続する

経済産業省の公表したデータによると、2030年には59万人のエンジニアが不足するといわれている。低位シナリオの場合はさらに人数が増え、79万人のIT人材不足となる。

ITエンジニアは人手不足が継続する

そのためIT業界は現在、人手不足の完全な売り手市場だ。

人手が足りていないのため、エンジニアに需要が拡大し給料が増えている。

IT業界にお金が集まっている

派遣エンジニアの時給が高い理由の一つは、IT人材不足による需要の増加だという話をした。

 

そもそもどうしてIT業界が人手不足になっているのかというと、わたしたちの身の周りで急速にIT化が進行したためだ。

最も代表的な例がスマホの普及だが、それ以外にもIoT(インターネットオブシングス)、クラウド、フィンテックなどIT技術を利用したサービスが次々と登場している。

 

特にITに詳しくない人でも、これらの言葉を耳にしたことのある人も多いだろう。

昔はITは一部の詳しい人だけのものだったが、今では生活になくてはならないインフラとなっている。

 

ITの仕事が増えた分、IT業界にはどんどんお金が集まっているので、IT業界全体の給料が元々高い。

お金の集まるところで働いたほうが当然給料も高くなる。

  • 人手不足が続く
  • IT業界にお金が集まる

という2つの理由から、エンジニア派遣は給料が他の派遣に比べても高い。

派遣エンジニアより正社員のほうが年収が高い?

ITが稼ぎやすい分野であることはわかった。

でも「派遣より正社員のほうが収入は高いんじゃないの?」という意見もあるかもしれない。

確かに新卒で大手IT企業に就職できている人なら、正社員で働いたほうが収入は当然高くなる。

具体的な例を挙げると、3大キャリアの1つ「ソフトバンク」の平均年収は1,158万円だ。

このような大手IT企業に就職できて順調に働いている人と比べると、派遣エンジニアの収入は低くなるだろう。

 

しかし、わたしのように他業種から全く未経験でIT業界を目指す場合は話が変わってくる。

正社員と一言で言ってもその中身は様々。

派遣で働いたほうが収入は多くなることも実は多いからだ。

ITの客先常駐の正社員は給料が低い

IT業界は自社でシステム開発する力がない会社は、社員を派遣して収入を得る「客先常駐」がほとんどを占める。

そのため正社員になったとしても、仕事内容は派遣と同じで派遣先企業にいき、働くことになる。

 

しかし客先常駐の正社員になった場合、給料が低いことが多い。

都心の正社員であっても手取り20万以下も当たり前だ。

 

実際わたしが派遣エンジニア1年目に一緒に働いていた人に派遣元の正社員がいたが、話を聞くと手取りは20万以下。

転職してIT業界で働き始めたが、前職に比べて収入が大幅に減ったので、家賃が安い部屋への引っ越しを考えているといっていた。

 

全く同じ仕事内容でも、パーソルテクノロジースタッフの派遣社員は時給2,000円で働いていたので、収入に大きな差があることがわかる。

派遣元に大きくマージンをもっていかれているのは明らかだろう。

一番時給が低くなるのは、残業代が支払われないブラック正社員

また正社員で働く時に、気をつけなければいけないのが「残業代が支払われない」可能性があるいわゆるブラック企業だ。

 

毎日残業して夜11時まで働いても残業代は一切支給されず、給料は手取り20万程度。

時給換算すると、最低賃金を下回るといったケースは少なくない。

 

会社によっては、給料に月30時間分の「見込み残業代」が含まれていることもあり、それ以上働いても残業代が一切でないケースもあるので注意が必要だ。

大手企業の場合は、総務部などがしっかりと管理しているので、残業代がしっかりとしはられるが、中にはサービス残業をしているケースも多い。

 

わたしが派遣された会社の正社員も、総務部からは残業しないようにいわれていたが、仕事が間に合わないため家に持ち帰って仕事をしたり、隠れて仕事をするといったことが見受けられた。

 

派遣の場合は、派遣会社が、派遣先と派遣社員の間に入るのでサービス残業をする必要は一切ない。

当たり前のことだが、きっちりと働いた分は残業分は請求ができる。

残業すると時間外労働として時給が1.25倍になるので、たくさん稼ぎたい時は、残業が多い職場を選ぶこともできる。

 

わたしが派遣エンジニアをしていた時は時給2,500円だったので、残業すれば時給3,125円になる。

1日1時間残業すれば、月6万以上の収入アップが可能だ。

 

もちろんIT系の正社員になると、資格取得支援制度があったり、派遣先がない時に給料の6割が支払われるといったメリットもある。

しかし個人的には、1年目から収入の多い派遣エンジニアで働いて経験を積み、数年後にフリーランスになるか、もっと良い会社の正社員を目指すほうがおすすめだ。

派遣エンジニアは未経験から働いても時給2,000円超えは簡単

「派遣エンジニアの平均時給が高いのはわかったけど、あくまで平均時給の話。未経験から働いて時給2,000円で働けるの?」と思ったかもしれない。

結論からいうと、派遣エンジニアは未経験から働いても時給2,000円を超えるのは簡単だ。

 

先にも話したようにわたしが未経験から派遣エンジニア1年目で働いていた時、パーソルテクノロジースタッフの同僚の時給は2,000円だった。

同僚とは仕事内容は全く同じで派遣会社が違うだけ。

 

つまり未経験から働いても、1年目で時給2,000円を稼ぐことは十分に可能ということだ。

都心の話なので、地方の場合は少し給料が下がる可能性があるが、派遣2年目には2,000円以上稼ぐことができるだろう。

 

わたしの場合はフリーターから未経験で派遣エンジニアで働き、1年目は時給1,800円、2年目は時給2,500円で働くことができた。

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派遣エンジニアは元々給料が高いので、未経験から働き始めてもすぐに高い収入を得ることができる。

IT業界の収入が高いので、エクセルを使ったり電話をかけたりするほぼ事務のような内容であっても、時給2,000円以上の仕事もある。

 

少なくとも事務などのオフィスワークで時給2,000円以上を目指すよりははるかにハードルが低く簡単だ。

派遣エンジニアの年収は高いので未経験から働くのにおすすめ

  • 派遣エンジニアの平均時給2,000円以上
  • 平均時給を超えるのは未経験でも簡単

派遣エンジニアの平均時給は2,000円以上と他の派遣と比べて高い。

わたしは地方の田舎出身だが、田舎で就職すると手取り15万切るとか普通にある話だ。都心でも未経験からIT業界で働くと手取り20万を切るケースも多い。

 

派遣エンジニアは1~2年目で時給2,000円稼げるので、あっさりと年収400万程度は稼ぐことができる。

正社員と比較してもお金を稼ぐ効率がはるかにいい。

派遣エンジニアは未経験からでも採用されやすく働きやすいので、わたしのように他業種からITエンジニアとして働きたいと考えている人におすすめだ。

 

わたしも職歴なしのフリーターから全く未経験で派遣エンジニアで働き始めたので、最初はどうなるか心配だったが、派遣会社に登録するとあっさりと仕事が見つかり、働くことができた。

 

IT産業は今後も成長が見込める業界だ。

派遣で数年働けばフリーランスとして働く道ができ、年収700万~800万程度は手堅く稼ぐことができるだろう。

エンジニアに興味がある人は、試しにどんな案件があるか派遣会社に登録して確かめてみるといい。

Webだけで簡単に登録できるので簡単だ。

 

エンジニア派遣におすすめの派遣会社を「エンジニア派遣におすすめのIT派遣会社5選!」でまとめている。

わたしは数多くの派遣会社に登録してきたので、どの派遣会社に登録すればいいのかわからない人は参考にしてね。