こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
わたしの周りには美容師として働いている人が多い。
髪の毛もいつも知人の美容師に切ってもらっている。
そのため美容師の仕事の話をよく聞くんだけど、これが中々にブラックだ。
美容師という職業は、一見華やかなように見えるが、辛いことが多いらしい。
実際に知人が何度も「辞めたい」と愚痴っていたのを聞いている。
美容師の仕事を辞めたくなる理由を紹介するよ。
美容師を辞めたい理由とは?
- 労働時間が長い
- 休憩時間がとれない
- 年間休日が少ない
- 年金が国民年金
労働時間が長い
美容師は労働時間が長いことで有名だ。
店の開店時間は働くのはもちろんだが、閉店後にもやることが多い。
アシスタントは接客を終えて店を閉めたあとも夜遅くまでカットの練習する。
「別に練習だからやらなくてもいいんじゃないか?」と思うかもしれないが、そうはいかない。
カットができないといつまで立ってもアシスタントのままだからだ。
複数店舗展開している美容室の場合、カットするには「20人カットモデルをカットしなければいけない」などの条件がついていることが多い。
個人経営の店でも、ある程度残ってやる気を見せないといつまでたってもカットはできない。
それになにより周りが残っているのに、自分だけ帰ることは許されない。
そのため毎日夜の10時~11時くらいまでは練習する。
アシスタント以外は帰れるかというとそうでもない。
先輩社員は後輩の指導のために残ったりすることがほとんどだ。
当然残業代などは一切出ない。
花金、プレミアムフライデーとかどこの世界の言葉?
おいしいの?
休憩時間もろくにとれない
美容師は、サービス業なので、客の入りによっては休憩時間が全く取れないことも多い。
自分の休憩時間に予約の客に加えて、駆け込みの客が訪れたりすると、人手が足りなくなり、休憩時間がほとんど取れなくなる。
10分くらいの休憩時間に適当に買ったコンビニのパンを口に入れるくらいの時間しかないこともザラだ。
人数の少ない小さな店舗だとそれが顕著。
年間休日が少なすぎる
美容師は年間休日がものすごく少ない。
ほとんどの場合、休みは週1で、隔週で2日休みがある程度。
月の休みは月6日程度になることが多い。
サービス業なので、土日に働くのはもちろんだが、祝日も関係なしに働く必要がある。
年末やお盆の休みを入れても、年間休日は絶対に100日以下だ。
週休2日の会社は年間120日程度の休みがあることを考えると、かなり少なめだ。
年金が厚生年金ではなく国民年金の場合も
個人経営の美容室の場合、年金が厚生年金ではなく国民年金であることも多い。
本当はだめなんだけど、厚生年金だと半分を会社が折半しないといけない。
個人経営だと店側の負担が増えるので、国民年金にしてあることが多い。
手取りを受け取ってから、国民年金を支払うので、少ない手取りが更に減る。
美容師の給料はお世辞にも高いとは言えないので、厚生年金のほうがお得なんだけどね。
フリーターの人でも厚生年金に入れるので、それよりも待遇が悪いということになる。
フリーターが社会保険に絶対に加入するべきメリット! - ハンバート友幸の庭
給料が安い
美容師は給料が圧倒的に安い。
わたしの知人の美容師は30歳を超えているが、手取り20万円以下だ。
いっておくが、アシスタントじゃないよ。
一応ディレクターというポジションで、カットもきちんとやっている。
美容師になって10年位の経験があるが、給料はほとんど上がっていない。
それで手取りが20万以下だ。
週6で夜遅くまで働いてこれだよ。
普通におかしくない?
手荒れが深刻
美容師は、パーマ液やカラー液などの皮膚刺激の強い薬剤を多く取り扱う。
パーマ液やカラー剤はタンパク質変性を起こすので、長い間使っていると手がボロボロになる。
実際、知り合いの女性美容師は手がボロボロになっている。
どんな風になるかは以下のリンクを見てほしい。
(閲覧注意) - 2年目美容師です。1月から少しずつ始まり、写真は4月最後のです。... - Yahoo!知恵袋
本当にこんな感じ。
私の知人はこれよりひどい。
手袋をすればいいんじゃないかと思うが、忙しいのでそんなことをしている暇がないらしい。
肌の弱い人だと働き始めて、数ヶ月で手荒れを起こす。
痒みが出るので、寝ているときなどに無意識に手でかいてしまって、どんどんひどくなっていく。
手荒れがひどくて美容師を辞める人も多い。
美容師は手に職があっていい?
美容師は手に職があっていいといわれる。
確かに美容師は、サービス業であると同時に、カットの技術が要求される技術職でもある。
美容師は、国に認められた国家資格だ。
美容師の学校に通うか、美容室で下積みをした人が、試験に合格しないと取得することができない。
しかし、手に職があっても働けるのは「美容師として」だけだ。
特殊な仕事なので、美容師以外の仕事ではまったく役に立たずつぶしが効かない。
美容師の能力は、事務職で求められる「ワードやエクセルが扱える」というような汎用性があるものでは全くない。
特に女性の場合、男性に比べるとプライベートでパソコンを使う機会があまりないことが多く、ワードやエクセルなども扱えない人が多い印象を受ける。
わたしの知り合いの女性美容師はパソコンはほとんど触ったことがない。
特に若い人はスマホがあれば大抵のことはできるので、パソコンはあまり必要ないようだ。
そのため普通の会社で働くためのPCスキルが足りていない場合が多い。
美容師を続けても独立できないと詰む
美容師はいつまでも雇われて働くことができない。
例えば、あなたの行く美容室を思い浮かべてみてほしい。
オーナー以外で40代、50代の美容師をみたことがあるだろうか?
わたしはない。
普通のサラリーマンなら同じ会社で一生働くことも可能だが、美容師はそれが非常に難しい。
年をとっても雇われで働けるのは、1000円カットなどの薄利多売で超絶忙しい職場だけだ。
つまり、美容師はいつまでも「雇われ」の立場ではいられないということだ。
美容師は年をとると最終的に自分がオーナーになり、店を構えるしか道がない。
開業するためには当然だが、設備を調える初期投資が必要だ。
それには何百万ものお金が必要になるだろう。
先にも話したが美容師は拘束時間が長く、安月給だ。
劣悪な労働環境で働きながらコツコツと節約をして、何百万もの開業資金を貯める覚悟があるだろうか?
そしてうまく開業したところで、成功できるとは限らない。
なぜならみんなが独立しようとするせいで、美容室の数がどんどん増えていくからだ。
街を見渡せば美容室は飽和状態で、いたるところに店舗があるのがわかるだろう。
歯医者と同じくらいあるんじゃないだろうか。
そんななか自分の美容室に確かな勝算があるか考えなければいけない。
特に男性の美容師は真剣に考えたほうがいい。
女性は結婚を機に仕事を辞めることもできるだろうが、男性の場合はそれも難しい。
最初から、最終的に独立を視野にいれて動かないと後々後悔することになる。
私の友人の同い年の男性美容師は「どうして美容師になったんだろうか」といつもいっている。
将来絶対に自分の店を構えるという心意気がないのであれば、早めに美容師を辞めて別の仕事を探したほうが自分のためになる。
美容師を辞めたい理由 まとめ
美容師は長時間労働と低賃金、そこから引き起こされる将来の不安から仕事を辞めたいと考える人が多いようだ。
友人も「美容専門学校の同級生はほとんどの人が美容師を辞めている」と言っていた。
美容師になりたい人は多いが、実際に働き始めると理想とのギャップから辞める人がかなり多い。
「お客さんの髪の毛をカットしてきれいにしてあげたい」「お客さんと話すのが本当に好き」といった自分の軸をしっかりと持っていないと続けていくのは難しいだろう。
考えるのが面倒で、思考停止したまま美容師を続けている人も見かける。
あとから後悔しないためにも、将来どうなりたいのかを考えて「続けるならとことんやる」、辞めるのであれば傷が浅いうちに早めに辞めたほうがいい。
愚痴をいっていたわたしの友人は、30代半ばで「35までに転職しないとやばい」といって転職活動をはじめ、美容師を辞めて無事別の職種への転職に成功した。
実際はもっと早めに美容師を辞めて、方向転換したほうが良かったのではないかと思う。
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