こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
普段履きのスニーカーとして新しく「コンバースオールスターライト」を購入した。
オールスターにはいろいろな種類があるが、オールスターライトは名前の通り軽量なのが特徴だ。
発売したときから気になっていたモデルだったので、普段履きのスニーカーて穴が空いた履けなくなったタイミンで買ってみた。
今回はコンバースオールスターライトの履き心地やサイズ感など詳しくレビューしていくよ。
- コンバースオールスターライトとは
- コンバースオールスターライトのレビュー
- オールスターライトはダサいのか
- コンバースオールスターライトのサイズ感
- コンバースオールスターライトの履き心地
- コンバースオールスターライトまとめ
コンバースオールスターライトとは
コンバース「オールスターライト(ALL STAR LIGHT)」は、2018年春夏より展開している商品だ。
誰もが一度は履いたことがあるコンバースの超定番モデル「オールスター」だが、ローテクスニーカーゆえに見た目の割に結構重たい。
そこでオールスターの見た目はそのままにより軽量にしたのがオールスターライトだ。
オールスターは定番モデル以外にも「Japanモデル」「100周年モデル」「ネクスター」など様々な種類があるが、コンバースオールスターライトもその1つになる。
コンバースオールスターライトのレビュー
片足233g!定番オールスターの約半分の重さ
コンバースオールスターライトの最大の特徴はなんといっても「軽い」ことだ。
箱から出して持った瞬間に「これはめちゃくちゃ軽い!」と感じた。
実際に購入したオールスターライトの重さをスケールで量ってみたところ、26.5cmで「片足233g」だった。
定番のコンバースオールスターハイカットの26.5cmは重さが「片足約450g」なので、半分近く軽くなっている。
定番のオールスターに比べて大幅に軽量化されているので、履いていて楽だし持ち運びもしやすくなっている。
ソールはインジェクションEVAで成型されている
コンバースオールスターライトが軽量なのは、ミッドソールやアウトソールがラバー(ゴム)ではなく「EVA」で作られているためだ。
定番のオールスターが重たいのはラバーソールが原因だ。
オールスターライトは、ソールの大部分をラバーから軽量なEVAに変えることで大幅に軽量化している。
アウトソールをみると指の付け根部分と踵はゴム、それ以外の部分はEVAが使われているのがわかる。
地面に着地する部分はラバーソールを使って滑りにくくし耐久性を上げながら、それ以外の部分はEVAを使うことで軽量化を実現している。
EVAについて
EVAはサンダルの底材などに使われる素材で以下のような特徴がある。
- 比重が小さく非常に軽量
- 弾力性に優れる
- 紫外線や雨に強く耐候性が高い
- 無害で安全な素材
- 燃やしてもダイオキシンが発生しない
- 加水分解を起こしにくい
スニーカーのソールは「EVA」の他に「ポリウレタン」が使われることも多いが、ポリウレタンは加水分解によって劣化しやすく、履いていなくても湿気などの水分によって時間と共に劣化していく。
履いていない靴のソールが崩れたり、ベタついたりするのは加水分解が起こるためだ。
EVAも加水分解は起こるが、ポリウレタンに比べると加水分解を起こしにくいので、比較的長持ちする。
EVAは熱にはあまり強くないが、サンダルの底材に使われているくらいなので、日常で使う分にはあまり気にする必要はないだろう。
ヒールパッチはインジェクションの型押し
ヒールパッチはEVAの型押しで作られていて、真っ白になっている。
ヒールラベルの形は通常のオールスターに近い形状だ。
オールスターのヒールパッチは、履いているとプリントが擦れてどんどん色が薄くなってしまうので劣化が目立ちやすい。
オールスターライトは真っ白でプリントされているわけではないので、擦れても劣化が目立ちにくくなっている。
取り外しできるインソールが入っている
定番のオールスターにはインソールが入っていないが、コンバースオールスターライトにはカップインソールが入っていて取り外し可能だ。
かかと部分は包むように丸みを帯びた形状になっている。
厚みは4mm程度で、一般的なスニーカーに入っているインソールと同じくらいの厚みだ。
定番のオールスターはインソールがなくて足が疲れやすく、別でインソールを入れている人も多い。
最初からクッション性のあるインソールが入っているのはありがたい。
よりクッション性を高めたいならインソールをより良い物に交換するのも1つの手だ。
コンバースでは「リアクトカップインソール」という「ジャックパーセル」や「オールスター100周年モデル」に入っている純正のインソールも販売している。
ただし限定品でコンバースの直営店にしか置いていないので、購入しづらい。
ネットでニューバランスのインソールが1,500円程度で買うことができるので、コンバースにこだわりがなければこちらのほうがいいだろう。
厚みのあるインソールを交換する前提で購入するなら、0.5cmサイズを上げて購入したほうが窮屈にならずに済むよ。
軽いのに価格が手頃
オールスターライトはソールにEVAが使われているが、定番モデルと比べても値段がほとんど変わらない。
- 定番オールスター:定価6,380円(税込)
- オールスターライト:定価7,150円(税込)
値段の差は定価ベースでもわずか770円程度だ。
オールスターは、アマゾンや楽天などのネットショップで、特定のサイズやカラーが安くなっていることがあるので定価よりも安く買える。
わたしはオールスターライトをアマゾンで4,500円程度で購入した。
値段が定番モデルとほとんど変わらないのに重さは約2分の1になっているので、かなりコスパがいい。
オールスターライトはダサいのか
オールスターは誕生してからの歴史が長く、ヒールラベルが製造年数や型によって細かな違いがある。
オールスターライトはヒールラベルが現行モデルと同じ形をしているので、 90年代まで製造されていた「Made in USAモデル」のオールスターや、海外製のチャックテイラー復刻モデル「CT70」が好きなオールスターファンにとっては、「こんなヒールラベルは認めない、ダサい」というかもしれない。
ただオールスターライトは機能性を高めた製品で、復刻品や希少価値が上がった過去モデルとは製品のベクトルが全く違っている。
個人的にはチャックテイラーのヒールラベルのほうがデザインは好きだが、オールスターライトはあくまで定番モデルを現代風にアップデートしたモデルなので、ヒールラベルは現行モデルを踏襲したものを使うのが当然だと言える。
それにチャックテイラーのヒールラベルを使ったとしても、ソールが全く別物なので、どうしてわざわざチャックテイラーのラベルをつけたかよく意味がわからないだろう。
個人的には好みの問題なのであまり気にしなくてもいいと思う。
コンバースオールスターライトのサイズ感
オールスターライトは、通常のオールスターよりもワイズ(幅)が広めということだったが、いつも履いているスニーカーと同じサイズで問題なかった。
インソールが薄めなので、インソールを厚めのものに交換しようと考えているなら、ハーフサイズアップしたほうがいいだろう。
参考:スニーカーの着用サイズ
- コンバースオールスター:26.5cm
- ADIDAS スタンスミス:26.5cm
- NIKE エアフォース1:26.5cm
- VANS:オールドスクール:26.5cm
わたしはスニーカーは26.5cmを選ぶことが多いが、幅広なので、プーマなどの幅が狭めのスニーカーはハーフサイズ上げて27cmを選ばないと窮屈になる。
コンバースオールスターライトの履き心地
コンバースオールスターライトは、ソールにEVAが使われているが、アッパー部分は通常のオールスターとあまり変わりはない。
あくまでキャンバス地のローテクスニーカーなので、履き心地は「そこそこ」といったところだ。
ヒールカップもシンプルな作りで、ランニングシューズのようにクッションが入っているわけでもないので、包み込むようなかかとのホールド感は期待しないほうがいい。
実際にオールスターライトを履いて5キロほど歩いてみたが、久しぶりにローテクスニーカーを履いたので、履き始めは少し違和感があった。
ただしばらく歩いていると足に馴染んできて歩きやすくなっていった。
インソールは4mmとそこまで厚くはないが、アスファルトなどの舗装路を歩いた時にクッション性を感じられるので効果はあるようだ。
これはもしかするとEVAソールのおかげもあるかもしれない。
クッション性やフィット感はハイテクなランニングシューズには劣るので、走ったりするのには向いていないが、散歩や買物などの日常で使う分には全く問題ない。
かかとのホールド感が弱い分フィット感を高めるためには、しっかりと靴紐を締めて足に固定したほうがいい。
ローカットよりもハイカットのほうがホールド感が高くなるので、フィット感を求めるならハイカットがおすすめだ。
コンバースオールスターライトまとめ
コンバースオールスターライトは重さが約半分になった軽量なオールスターだ。
見た目はベーシックなオールスターだが、実はランニングシューズ並に軽いオールスターというのが面白い。
軽いスニーカーを探している人や、いつも履いている定番品をアップデートしてみたい人におすすめの商品だよ。