こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
ここ数年インターネットをする時にWifi(無線LAN)を使用する割合が大幅に増えている。
理由としては、
- スマホやタブレットなどのWifiを使う端末が増えたこと
- Wifiの通信速度が昔に比べて早くなっていること
が上げられる。
家でWifiを利用する場合はWifiルータを買う必要がある。
家電量販店にいくとたくさんのWifiルータが売られているが、どれを選べばいいかわかりにくい。
色々な価格のWifiルータがあるけど、説明を見ても専門用語多くて何が違うのかさっぱりわからない人も多いはずだ。
今回はネットワーク製品のセールスエンジニアで働いてたわたしが、戸建て、マンションで使用するおすすめのWifi(無線LAN)ルータを紹介するよ。
おすすめのWifi(無線LAN)ルータ
Wifi(無線)ルーターの選定基準
選んだWifiルーターはすべて最新の通信規格「11ac」に対応しているものにした。
11acの方が通信速度が速く、値段もひとつ前の「11n」と1000円程度しか変わらないものが多いからだ。
据え置きのWifiルータは一度購入すると買い替えることがほとんどない。
スマホを新しく買い替えた時に、ルータが11acに対応していないと通信速度が落ちるので11ac対応のルータを選んだ方がいい。
3000円~4000円のWifiルータ【1R、1LDK向け】
「よくわからないがとにかく安くWifiにしたい」人におすすめのルータ。
エレコム WRC-1167GHBK-S
アイ・オー・データ WN-AC1167R
3000円~4000円とかなり低価格のルータながら、11acに対応している。
そのため、最大867Mの通信速度を実現できる。
インターネットで買い物をしたり動画をみたりするだけなら十分使うことができる。
1LDKまでの広さならこの価格帯のルータだけで十分使うことができる。
とにかく安いルータが欲しいならアイ・オー・データ。
性能が少し高いものがほしいならエレコムを選ぶといい。
- 価格は3000円~4000円程度
- 最大867Mの通信速度
- ワンルーム~1LDKマンションで使用するのにおすすめ
5000円~7000円のWifiルータ【2階建て、2LDK向け】
「難しいこと抜きに快適に通信したい」人におすすめのルータ。
NEC Aterm WF1200HP2
アイ・オー・データ WN-AX1167GR
5000円~7000円程度で購入できるWifiルータ。
2階建ての戸建てや2LDKマンションで使用するのにおすすめのWifiルータだ。
NECのWifiルータは複数の端末で同時に通信した時に、通信速度の低下を防ぐための機能「MU-MIMO」に対応している。
7000円以下で購入できるWifiの中では高スペックなルータだ。
アイ・オー・データのWifiルータは、NECのWifiルータよりも安く、5年間無料で「ネットフィルタリング」機能を使うことができる。
ルータで詐欺サイトや有害なサイトなど危険なサイトへのアクセスをブロックできるので、子供がいる家庭でおすすめだ。
セキュリティを高めたいならアイ・オー・データ。
高機能なWifiルータがほしいならNECがおすすめだ。
- 5000円~7000円程度
- 最大867Mの通信速度
- 2階建ての戸建て、2LDKのマンションにおすすめ
10000円以上のWifiルータ(3階建て、3~4LDK向け)
簡単に設定できて、高機能なWifiルータがほしい人におすすめのルータ
NEC Aterm WG2600HP2
エレコム WRC-2533GHBK2-T
10000万円以上の価格帯のWifiルータ。
両方とも最大速度1733M/800Mに対応している高性能なルータになる。
インターネットの回線に1Gを使用しているなら、これらのルータがおすすめだ。
一度に4台以上端末を接続してもスイスイ通信することができる。
オンラインゲームをがっつりやる人、一度にたくさんの人がインターネットを利用する環境ならこのクラスのルータを選ぼう。
NECのWifiルータは今回紹介した中で最もハイスペックなWifiルータ。
「MU-MIMO」「バンドステアリング」など通信速度の低下を防ぐための機能が詰め込まれている。
エレコムのWifiルータは、1万円ちょっとの価格帯でアンテナが4つ内蔵されているので、最大1733M/800Mの通信速度が出るのが魅力。
安くて速い通信速度を求めるならエレコム。
安定して通信したいならNECのルータがおすすめ。
- 価格は1万円~1万7000円程度
- 最大1733Mの通信速度
- 3階建ての戸建て、3~4LDKのマンションにおすすめ
通信が入らない場所があるなら中継器を使おう
3階建ての戸建てや広い部屋の場合、どうしても電波が入りにくい部屋が出てくる場合がある。
特に3階建てだと電波が届かない可能性が高くなる。
Wifiの電波は横の広がりには強いが、縦の広がりはあまり強くないためだ。
電波が届かない範囲がある場合は、中継器を置こう。
中継器は名前の通り、Wifi(無線LAN)を中継しておくための小型の機械だ。
Wifiが届きにくい場所がある場合、中継器を置くことで建物全体をWifi化することができる。
通信速度が遅い場合の対処方法
突然通信速度が遅くなってしまった場合
「最初は調子が良かったが、突然Wifiの通信速度が遅くなってしまった」という場合がある。
通信速度が低下した場合、周りの電波と干渉している可能性がある。
Wifiは同じチャネルの電波が近くにあると干渉してしまい通信速度が低下する。
例えばマンションの隣の部屋で新しくWifiルータを置いたり、モバイルルータを持っている人が近くにいる場合、使っているチャネルが同じだと干渉して、うまく通信できなくなってしまう。
「チャネルとかよくわからないよ」って人も安心してほしい。
こういう場合、一番簡単な対処方法がある。
突然通信速度が遅くなったときは、Wifiルータの電源を一度切ってから電源をいれ直そう。
ルータは起動したときに、最適なチャネルで通信するようになっているので、再起動すればまた通信できるようになるはずだ。
2.4GHz帯は電子レンジなどWifi以外の電波も使われているので、混雑しやすい。
あらかじめ5GHz帯を使うように設定しておくのもありだ。
Wifiルータを買い替えたのに通信速度が遅い場合の対処法
古いWifiルータの通信速度が遅いから新しいWifiルータを買い替えたのに通信速度が変わらない、遅いという場合がある。
そういう場合、モデムにつないでいるLANケーブルの規格を確認しよう。
「CAT5」と呼ばれる規格のLANケーブルだった場合、最大100Mbpsまでしか速度が出ないので、Wifiルータを買い替えても速度が遅いままになってしまう。
LANケーブルを以前のWifiルータから使いまわしている場合、LANケーブルが古い場合があるので必ず確認しよう。
もしLANケーブルが「CAT5」だったなら、「CAT5e」か「CAT6」のLANケーブルを購入しよう。
「CAT5e」「CAT6」は1000Mbpsの速度まで対応している。
どちらの規格も値段も速度もあまり変わらないが、「CAT6」の方が新しい規格なので「CAT6」を買っておくといい。
今回紹介したWifiルータはすべてモデムにつなぐWANポートが1000Mbpsになっているので、「CAT5e」のケーブルを使えば、通信速度が上がるはずだ。
まとめ
戸建て、マンションに使うおすすめのWifi(無線LAN)ルータを紹介した。
今回紹介したWifiルータを使えば、まず間違いない。
家の広さはWifiルータを選ぶ一つの目安となる。
もし、建物の中央にWifiルータを置くことが難しい場合、広めの大きさに対応したWifiルータを買ったほうがいいよ。
家の中をWifi化したい人は参考にしてね。