こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
今、引っ越し先を近々の日程で探している最中なんだけど、ざっくりインターネットで調べてみると、大阪は激安物件が多い。
しかも一目見ただけでは悪いところは見当たらない。
普通、相場より安い物件は駅から遠かったり、風呂がなかったり、築年数が古かったりする。
安いなりには何か理由があるものだ。
今回見つけた物件は、築年数はそれなりだが、駅近で中の設備もしっかりしていて、風呂トイレも完備している。
それではなぜ相場より安い値段で賃貸に出しているのか?
不動産に直接行って聞いてきたよ。
それではいってみよう。
激安物件が安い理由
激安のマンションの理由について仲介をしている賃貸不動産屋にメールで聞いても、詳細は管理会社に聞いていないのでよくわからないとの返答。
不動産屋に行くのが面倒なのでそこを聞いてくれといいたかったが、直接行って聞いてみることにした。
仲介不動産の人が話してくれたところによると、問い合わせをしたマンションがある地域は外国人が住んでいることが多く、短い期間での契約だったり何か縛りがある可能性が高いとのこと。
直接、管理会社に問い合わせしてもらう。
結果は3ヶ月の短期契約の定期借家ということが判明した。
定期借家とは?
定期借家は家主が期限を決めて、賃貸に出している契約のこと。
例えば、1年半後に売却の予定や、親族が住む予定がある空き家があるとする。
その場合、1年半もその物件を寝かしておくのはもったいない。
そこで1年間の定期借家として貸し出すことで貸主は家賃収入を得ることができる。
貸主のメリットは上記のとおりだが、借主にもメリットはある。
借主は家主が決めた期限で部屋を出なくてはならないので、その分家賃が相場と比べて安い値段で住めるのだ。
今回の物件は3ヶ月の超短期の物件。
3ヵ月後には退去しなくてはいけない分価格が安く設定されている。
これなら短期滞在者である外国人などが住むのに向いているというわけだ。
ちなみにインターネットでの募集要項では契約種別は「定期借家」ではなく「普通賃貸」で、契約期間も1年間と書いてあった。
これって明らかな詐称なんじゃないだろうか。
しかし今回問い合わせた物件はそれだけではなかった。
特約事項の記載
今回問い合わせしたマンションにはさらに追加で下記の特約事項がある。
「退去時の原状回復のための費用は借主が全額負担とする」
はい?
つまり退去時の原状回復費用は住んでいた人が全て支払わなければならない。
仲介不動産の人が言うには「おそらく10万円くらいの費用がかかるだろう」とのこと。
つまり仮に退去時の費用が10万円だっ場合、3ヶ月住むと一ヶ月3万3000円支払っていることと同じになる。
そうなると家賃相場と同じ程度の費用か、それ以上の費用がかかることになる。
通常、原状回復は貸主の仕事だ。
明らかな破損がなく、経年劣化だけの場合は、貸主が次の人に貸すための経費として原状回復費用が取られることになる。
特約事項はあまりに借主に不利な条件だと無効になるらしいが、今回のケースはどうなのだろう。
もとよりこんな釣り情報をのせる管理会社の物件に住みたくはないのでどうでもいいころだが。
仲介不動産いわく、「貸主に損にならない仕組みになっているので、家賃相場より安くても同じような縛りがあって、結局普通に借りるのと同じくらいの値段になるらしい。
平準化してコストをみると結局似たり寄ったりの物件になるということだ。
世の中にそんなうまい話は転がっていないのである。
まとめ
- 激安物件は安いのには理由がある。
- 仲介不動産はメールや電話で問い合わせしただけでは、管理会社に詳しい内容は聞いてくれないので直接不動産会社にいこう。
- うまい話はない。
物件を見つけるときはこのをあたりをしっかりと理解して物件を探そう。
家賃の安い物件は基本、風呂なし、駅から遠い、築年数が古い、人が死んでいるなどの理由がある。
表面上、安いように見える物件は疑ってかかったほうがいい。
皆さんの参考になれば幸いです。
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