ハンバート友幸の庭

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MTGアリーナが面白い!良い点と悪い点を復帰勢が解説!

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こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。

 

ここ最近「マジック:ザ・ギャザリング」のオンラインゲーム「MTGアリーナ」が面白いので、毎日やっている。

今回はデジタルトレーディングカードゲーム「MTGアリーナ」について、良い点や悪い点を含めて紹介するよ。

マジック:ザ・ギャザリングとは?

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MTGアリーナ」の紹介の前にまず「マジック:ザ・ギャザリング」を、知らない人のために紹介するよ。

「マジック:ザ・ギャザリング(通称MTG、マジック、ギャザリング)」は、1993年に発売された世界初のトレーディングカードゲームだ。

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数学の博士号を持つガーフィルドがゲームデザイナーとなり開発されたカードゲームで、現在発売されている数多くのトレーディングカードゲームの元となっていると言われている。

各国に翻訳されていて、現在では全世界で2000万人以上のプレイヤーがいる。

 

マジック:ザ・ギャザリングは、アメリカの「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社」が発売している商品だ。 

同社では「ダンジョン&ドラゴンズ」やライセンスを買収した「ポケモンカードゲーム」、MTGから派生した「デュエル・マスターズ」などがある。

 

歴史が長い分、古いカードにはプレミア価格が付くことも多い。

特に「パワーナイン」 と呼ばれる初期の強力なカードは値段が高くユーチューバーに紹介されることも多いので知っている人もいるかもしれない。

最近も「ブラック・ロータス」というパワーナインのぶっ壊れカードがオークションで1800万円で落札された。

『マジック:ザ・ギャザリング』の「ブラック・ロータス」カードが1800万円で落札される。1100枚しか印刷されなかったと言われる最強のレアカード

 

マジック:ザ・ギャザリングは、eスポーツが流行るかなり前の頃から、プロツアーが開催されていて、現在日本には4人のプロプレイヤーがいるよ。

マジック:ザ・ギャザリングの世界観

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「マジック:ザ・ギャザリング」の世界は多元宇宙からできていて、マナから魔法を生み出すことができる魔法使いが存在する。

プレイヤーは、「プレインズウォーカー(PW)」と呼ばれる次元を渡る能力を持った特殊な魔法使いとなって、様々な次元を渡り歩くことができるという設定だ。

 

マジック:ザ・ギャザリングには、「ラブニカ」「ドミナリア」「ゼンディカー」「イクサラン」「タルキール」など様々な世界があり、新しいカードエキスパンションがでることに新しい世界を冒険することになる。

また様々な世界の多種多様なプレインズウォーカー達が登場し、彼ら彼女らの冒険がストーリーとして描かれていたり、イラストとして描かれている。

 

例えば下の「灯争対戦」のトレイラーでは、プレインズウォーカーのリリアナ(ネクロマンサーみたいなやつ)と、ニコル・ボーラス(悪の親玉的存在)との戦いが描かれている。

マジック:ザ・ギャザリングは歴史が長い分ストーリーも膨大なので紹介しきれないが、公式サイトをみるとストーリーや世界観などを詳しく知ることができる。

小説やマンガなどもあるので、気になる人はみてみるといい。

読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

マンガで分かる!Magic Story|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

MTGアリーナについて

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「MTGアリーナ」は、元々紙のカードゲームだったマジック:ザ・ギャザリングをデジタル・トレ-ディング・カードゲーム(DTCG)で遊べるようにしたものだ。

マジック・ザ・ギャザリングにはもともとマジック・オンライン(MO)というデジタルカードゲームがあったがMTGアリーナはそれとは別物になる。 

 

マジック:ザ・ギャザリングは通常3本先取の「BO3」だが、MTGアリーナでは他のDTCGと同じように1本先取の「BO1」で遊ぶこともできる。

BO1は決着が早く着くので、1試合が短く遊びやすくなっている。

 

ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社はMTGアリーナには力を入れているようで、自身がスポンサーになって、MTGのプロプレイヤーがMTGアリーナの動画配信を行ったりしている。

マジック:ザ・ギャザリングにはプロツアーがあるが、MTGアリーナのランク上位者のための枠を作り、出場権を得られるようになった。

 

MTGアリーナのランク戦で特定の時期に上位8名にランクインすると、プロツアーに参加でき、優勝すると賞金が手に入る。

前回の大会の優勝賞金は2800万だった。

 

私が始めた頃は日本語対応していなかったので英語でプレイしていたが、2019年2月15日にアップデートに日本語対応したのでよりプレイしやすくなった。 

課金もできるが、基本無料で遊ぶことができるよ。

MTGアリーナで遊ぶ流れ

MTGアリーナで遊ぶためにはまずパソコンにインストールしよう。

MTGアリーナは、マジック:ザ・ギャザリングの公式サイトからダウンロードできる。

MTG ARENA|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

マジック:ザ・ギャザリングのルールを覚える

マジック:ザ・ギャザリングのルールを覚えるなら、とりあえずプレイしてみるのが一番だ。

MTGアリーナでチュートリアルを行えばルールは理解できるはずだ。

 

公式サイトのスタートガイドにも、ルールを説明したわかりやすい動画がアップされているので、目を通してみるといいよ。

スタートガイド|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

初期配布の多色デッキを集める

MTGアリーナを始めると最初から、単色の5つのデッキを使うことができる。

まずはそのデッキを使って「ランクマッチ」や「フリーマッチ」で、ゲームをプレイしていこう。

そして、ゲーム開始直後は、毎日1つずつ2色のデッキをもらうことができる。

合計で10個のデッキをもらうことができ、中には強力なカードも含まれているので、とりあえず毎日プレイしてデッキを揃えるといい。

個人的には青緑のマーフォークが使いやすくて強かった。

デイリークエストでゴールドを貯めてカードを集める

デッキを揃えたら、後はデイリークエストをクリアしてゴールドを集めていこう。

1パック1000ゴールドでパックを開けることができる。

 

また5,000ゴールドで、ドラフトを行うこともできる。

ドラフトは、順番にカードを選んで即席のデッキを作って戦う対戦方法だ。

選んだカードはそのまま貰えるので、レアカードは積極的に選んでいこう。

ドラフトは勝利数が多いと、何度も遊ぶことができる。

ドラフトで勝つ自信があるなら、パックを開けるよりも効率的にカードを集めることができるよ。

どちらを選ぶのかは好みだが、初心者の人はパック開封をしたほうがいい気がする。

わたしは最初のほうはずっとパックを開けていた。

ただし、ランクドラフトを一回やっておくと、シーズンの切り替わりに1パックもらえるので、最低月1回はドラフトをやっておくといい。

MTGアリーナの良い点

デジタルなのでカードの場所を取らない

MTGアリーナは、デジタルなので紙と違ってカードを買わなくてもいい。

またトレーディングカードは続けていくとどんどんカードが増えていくので、大量のカードを保管しないといけないが、MTGアリーナはデジタルなので場所も取らない。 

いつでも気軽に対戦できる

MTGアリーナは自宅にいながら、オンライン上でいつでも気軽に対戦できるのがいい。

思いついたデッキを試してみたり、カードの枚数を調整するために何度か対戦したい時にいつでも戦うことができる。

 

紙のカードの場合、対戦するにはまず対戦相手を探す必要がある。

都会であれば、カードショップなどに行けば対戦できるスペースがあるが、田舎だと対戦相手を探すのもなかなか難しい。

MTGアリーナは対戦相手を探さなくても、いつでもオンライン上で戦えるので対戦相手をいちいと探す手間が省ける。

ルールが簡単に覚えられる

MTGアリーナは、チュートリアルをやることでルールを覚えることができるようになっているので、初心者でもルールを簡単に理解できるようになる。

 

わたしが初めて紙のマジック:ザ・ギャザリングを購入したときは、ルールブックを読んだが、わけのわからないことばかり書いてあり、ルールがさっぱりわからなかった記憶がある。

自動で処理されるのでミスがない

 マジック:ザ・ギャザリングには「スタック」という概念がある。

なんだか難しそうだが、簡単に言うと「後で使った呪文や効果が先に発動する」というものだ。

リアルの場合、対戦相手とスタックの認識に違いがあると、言い合いになることがあるが、オンラインなのでミスをする心配がない。

無課金でも楽しめる

MTGアリーナには「ワイルドカード」という交換券のような役割のカードがある。

ワイルドカードはレアリティごとに存在し、同じレアリティの好きなカードと交換することができる。

このワイルドカードを使えば、リアルでは高額なカードも簡単に入手することができるので、作りたいデッキのカードを集めやすい。

 

MTGアリーナでは、毎日デイリークエストをコツコツこなしていくと、ゴールドが貯まっていき、カードも手に入れることができる。

貯まったゴールドはカードパックが引いたり、ドラフトをして、カードを集めるのに使うことが出来る。

 

無課金でもカードをコツコツ集めていけばワイルドカードを集めていけば、比較的すぐにレアの少ないトップメタの強いデッキを組むことが可能だ。

特に単色デッキは、2色マナがでるレア土地が必要ないので組みやすい。 

逆に3色以上の多色デッキを組むには、2色マナがでるレア土地を多く集めないといけないので無課金ではなかなか厳しい。

土地だけで20枚以上レアカードが必要になので、作るには時間がかかるだろう。

 

色々なデッキで遊びたいなら課金したほうが楽しめるだろう。

紙よりカードを集めやすい

MTGアリーナは、紙よりカードを揃えやすい。

ワイルドカードで特定のカードを作ることが出来るので、紙より楽にカードを集めることができる。

パックを引いた時に「4枚引いた神話レア、レアカードはでてこない」ので、ダブることがなく、効率よくカードを集めることが出来る。

 

ドラフトでもCPUがレアカードを流すことが結構ありレアカードを効率よくあつめることができる。

課金した場合もドラフトやシールドをひたすらやってカードを集めていき、最後にパックを引いて持っていないカードを手に入れれば、効率よくカードを集めれる。

ドラフトやシールドが上手い人なら、99,99ドルの課金で1つのエキスパンションのカードをほとんど揃えることが可能だ。

 

紙の場合だと1枚5,000円以上するカードがあるので、そう考えるとはるかに安くつく。

ただし、紙の場合換金できるが、MTGのアリーナでは換金できないというデメリットはある。

ストーリーに合わせた絵とフレイバーがよい

マジック:ザ・ギャザリングは、時元を渡る能力を持った「プレインズウォーカー(PW)」となって、様々な世界を冒険するという設定だ。

新しく発売されるエキスパンション毎に新しい世界やストーリーがあり、カードのイラストや効果はストーリーを反映されたものになっている。

カードによっては、ストーリーに沿った「フレイバーテキスト」が書かれているものがあり、これを読んでみるだけでも楽しい。

 

例えば「予期せぬ助力」のフレイバーテキスト。

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「もう二度と、誰かをのせるつもりはないぞ、ギデオン。これ以上期待するな。」ーラクドス

これは、ラクドス教団のギルドマスターであるラクドスが、空から落ちるギデオンを助けるシーンをカードにしたものだ。

悪魔ラクドスがギデオンを助けてくれるなんて。

 

敵キャラが主人公キャラのピンチに助けに来てくれるという王道の胸熱展開だ。

こんな感じでフレーバーテキストを読むことで、ストーリーを知らなくてもマジック:ザ・ギャザリングの世界観に触れることができるようになっている。

MTGアリーナの悪い点

アプリではなく何故かパソコン版のみのリリース

MTGアリーナにはアプリがなく、パソコンでしかプレイできない。

アプリ全盛の今の時代に、なぜアプリではなくパソコン版のリリースなのだろうか。

アプリのほうがパソコンよりも気軽に遊ぶことができるし、プレイ人口も増えるのでいいと思うけど。

 

アプリだとテキストが小さすぎて読めないなどの問題がありそうだが、表示の仕方などで改善する方法はあるだろう。

シャドウバースなどの他のDTCGは、アプリ版がメインで、パソコン版でもプレイできるようになっていることが多い。

 

直にアプリもリリースされるかもしれないが、現状はパソコン版のみでプレイ可能だ。

土地事故の可能性がある

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マジック:ザ・ギャザリングでカードをプレイするためには、マナを生み出すための「土地カード」が必要だ。

一部例外のカードはあるが、基本的には土地からマナを生み出すことでクリーチャーを出したり、スペルを唱えることができる。

この土地を序盤に引けなかったり(マナスクリュー)、土地を引きすぎて他のカードが引けなくなる(マナフラッド)といった「土地事故」が、マジック:ザ・ギャザリングには存在する。

 

後発のDTCGである「シャドウバース」や「ハーフストーン」はこの土地事故をなくすために、土地カードをなくして毎ターンマナが増えるようにしてある。

 

例えば、シャドウバースの場合、毎ターンPP(プレイポイント)と呼ばれるポイントが増えていき、そのポイント分のカードをプレイすることができる。

1ターン目は1PP、2ターン目は2PP、3ターン目は3PPといった具合だ。

何もしなくても毎ターンプレイできるカードが増えていくので、引きたいカードを引けなくて負けることはあっても、土地事故で負けるということはない。

 

土地がある分デッキ枚数にも違いがあり、シャドウバースは「40枚」、マジック・ザ・ギャザリングでは「60枚以上」となっている。

 

ただし、土地があるのは悪いことばかりでもない。

マナを生み出す以外の効果も持つ土地もあるし、アグロは土地を少なくしてクリーチャを増やしてデッキの密度を挙げるといった選択肢が可能になり、カードやデッキに幅が広がるというメリットがある。

またシャドウバースのようなクラスによって使えるカードに縛りがないため、好きな色を組み合わせてデッキを作ることができる。

各色の強いカードを集めた夢の5色デッキを作ることも可能だ。

 

あとリアルだとカードをよくシャッフルすれば連続で土地を引き続けることが防げるが、MTGアリーナはデジタルなので、連続で土地を引くことが多い気がする。

アグロであとひと押しってところで、4ターン連続で土地を引いて負けるとか結構ある。

「そんなに土地引きます?」みたいな。

まぁ土地事故は相手にも起こるので、そういう意味では平等だ。

登場キャラがだいたい白目を剥いてる

マジック:ザ・ギャザリングは、アメリカのTCGなので、リアルで劇画チックな絵柄が多い。

「シャドウバース」と「ハーフストーン」でいえば「ハーフストーン」寄りだ。

わたしは劇画っぽいな絵柄は好きだが、これを「かっこいい」と取るか好みが分かれるところだろう。 

あとマジック:ザ・ギャザリングの登場人物は、魔法を使っている時に全力をだしているのか、やたら白目を剥いていたり、目が光っている。

 

下は主人公格のキャラの一人ジェイスのイラストだ。

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「精神を刻むものジェイス」のイラスト

 

逆に日本で人気の「シャドウバース」は日本のイラストレーターを使っているためか、かわいい絵柄や萌え絵チックな絵が多い。

シャドウバースには、Cygamesの別ゲーのキャラが多く登場するという事情もあるだろう。

 

ウィザーズ・オブ・ザ・コーストもそのあたりは意識をしているようで「灯争大戦」では、日本限定で、日本のイラストレーターを起用した別イラストのプレインズウォーカーカードが封入されている。

いつもの登場人物が、萌え絵チックなイラストで登場していて人気も高いようだ。 

 

【ニッサの理想】

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【ニッサの現実】

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これがジャパンクオリティだ!

わたしがMTGアリーナを始めた理由

MTGアリーナをやり始めた理由は単純で、実家に帰った時に久々にあった友人が「MTGアリーナをやっている」と言っていたからだ。

前からMOなどオンラインでマジック:ザ・ギャザリングがプレイできることは知っていたが手を出していなかった。

友人がやっていることもあり、インストールしてやってみることにした。

 

わたしはマジック:ザ・ギャザリング復帰勢で、昔友人と紙でちょこちょことやっていたので、だいたいのルールは問題なかった。

MTGアリーナをやってみて感じた変化

わたしがマジック:ザ・ギャザリングやっていたのは、テンペストブロックからマスクス・ブロックのネメシスがでたあたりまでだ。

基本パックでいうと5版~6版あたりだ。

 

その頃に比べると、クリーチャの能力や性能がかなり上がっていて、マナを使わずに毎ターンアドバンテージを取る「プレインズウォーカー」というわけわからないカードが増えていたりして、インフレが進んでいるなと感じた。

 

かと思うと、青の必須呪文だった「対抗呪文」が禁止カードになり、スタンダードでは「マナ漏出」の下位互換「火消し」が登場しているなど、打ち消し呪文が軒並み弱体化しているなどの変化もあった。

あとは昔は単色でデッキを組むのが基本で、多くても2色でデッキを組んでいたけど、今は多色でデッキを組むのが当たり前、3色デッキが珍しくないのも面白い点だ。

同じカードゲームでも今と昔で大きく方向性が変わっていると感じた。

それがカードゲームの面白いところなんだけどね。 

MTGアリーナは面白い!

MTGアリーナは気軽にマジック:ザ・ギャザリングが楽しめる、良ゲーだ。

課金しなくても十分遊べるので、紙のゲームよりも始めやすい。

わたしのような復帰勢や、マジック:ザ・ギャザリングをやってみたい人に最適だ。

元々シャドウバースとかハーフストーンなどのDTCGやっている人はすんなり入れるんじゃないかな。

 

個人的にはシャドウバースの2Picsのように、リミテッドで友人と対戦できるようにしてほしいかな。

興味にある人は無料なのでやってみるといいよ。

MTG ARENA|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト