こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
「ミニマリストで寝袋で寝ている人がいるけど、実際どうなの?」と気になっている人のために、寝袋を3年以上使っている経験から寝袋生活について詳しく紹介するよ。
結論をいうと寝袋生活はおすすめできる。
寝袋は安い寝袋を使えばOKだ。
わたしはリサイクルショップで買ったよくわからない寝袋を使っている。
ミニマリストに寝袋がおすすめな理由
1.寝袋は洗濯が楽(化繊の場合)
寝袋は簡単に洗濯できるのがよい点だ。
以前は羽毛布団を使っていたが気軽に洗濯できないのがネックだった。
寝袋にはダウンと化繊の2種類があって、化繊の寝袋は簡単に洗濯できる。
ダウンも一応自宅で洗うことができるが、羽毛布団と同じなので、化繊に比べると洗濯が面倒になる。
ダウンのほうが軽量で暖かいというメリットがあるが、自宅で使うなら化繊がおすすめだ。
ただしあまり大きすぎると洗濯機に入らなくなるので大きさには少し注意が必要だ。
2,寝袋は布団に比べてコンパクトになる
寝袋は布団に比べると非常にコンパクトになる。
寝袋はもともとキャンプやテント泊で使うためのものなので、持ち運ぶことを前提にコンパクトに収納できるように作られている。
付属の収納袋にいれておけば布団に比べてだいぶ小さくなる。
化繊はダウンに比べるとそこまでコンパクトにはならないが、それでも布団よりはかなり小さくなる。
場所をとらないですむので、一人暮らしの人や狭い部屋に住んでいる人には特におすすめだ。
ミニマリストの寝袋生活にマットレスは必要?
ミニマリストの中には床にそのまま寝ている人もいる。
ミニマリストの寝袋生活にマットレスは必要だろうか?
結論を言うと寝袋生活でもマットレスやマットはあったほうがいい。
床が硬いのは慣れればなんとかなるし、あえて硬い床で眠る「平床寝台」という健康法もあるので否定はしない。
ただし床に直接寝ると寒い。
フローリングに直接寝てみるとわかるが冬は床からの冷気がすごいので、背中が非常に冷える。
これは寝袋ではどうしようもない。
寝袋は中綿で層を作り、そこに暖かい空気を溜め込むことで保温性を発揮している。
しかし背中部分はそのロフトが潰れてしまうので、寝袋の保温性は全く発揮できない。
マットレスやマットはただクッション性があるだけでなく、床からの冷気から体を保護する断熱の役割を果たしている。
床暖房をガンガン効かせて寝るならいいが、そうでないならマットやマットレスは必須だ。
基本的に寝袋とマットはセットだと考えよう。
わたしはアイリスオーヤマの「エアリーマットレス」というミニマリストの間ではわりと定番のマットレスを使っている。
このマットレスは丸洗いできるので便利だ。
マットレスよりもクッション性は劣るが、アウトドア用のマットを使ってもいい。
マットには断熱性を表す「R値」という数値があるが、自宅なら2.0以上あれば問題ないだろう。
マットは、サーマレストの「Zライトソル」という超定番マットがおすすめだ。
スノーピークの寝袋「オフトン」ってどう?
ミニマリストの寝袋では、スノーピークの寝袋「オフトン」を使っている人が多いことに気がつく。
この寝袋は両サイドにファスナーがついていて、ファスナーを取り外すと掛け布団と敷布団のようになるという少し変わった寝袋だ。
寝袋でありながら布団のように使えるので人気が高いのだろう。
ただし購入した人には申し訳ないが、個人的には以下の理由からあまりおすすめできない。
- 値段が高い
- 重い
- 分離できる意味があまりない
まずオフトンは一番値段の安い「快適温度10℃、下限温度5℃」のモデル(BD-103)でも2万円以上と比較的値段が高い。
ちなみに快適温度は女性が快適に眠れる温度、下限温度は男性が丸まって8時間眠れる温度の目安だ。
同じ日本のアウトドアメーカーでも、モンベルの化繊寝袋ファミリーバッグ#3なら、快適温度7℃の製品が6,000円以内で買える。
次に重い。
値段が高いのに重い。
一番中綿の量が少ないモデルでも2600gとかなりの重量がある。
- オフトンワイド(BD-103):2600g
- ファミリーバッグ#3:1330g
先程のモンベルのファミリーバッグと比較すると約2倍の重さだ。
これはオフトンが普通の寝袋よりも、幅が広く作られていることやファスナーが2ついているためだろう。
寝袋は気軽に洗濯できるのがよい点だが、オフトンは大きくて重たいので家庭の洗濯機の容量によっては自宅では洗えない可能性が高い。
また最大の特徴であるセパレートになるという特徴もあまり魅力を感じない。
セパレートできるので温度調整しやすいが、普通の封筒型の寝袋もファスナーを開いてしまえば掛け布団のようになるので温度調整は簡単だ。
悪い点ばかり上げたが、オフトンは普通の寝袋よりも幅が広くシングルの布団と同じようにゆったりと余裕を持ってはいることができる。
普通の寝袋だと窮屈に感じる人におすすめだ。
オートキャンプをする人は、適切な温度の寝袋を選べば家と外の両方で使えるのでお得だ。
オフトンは「BD-103(快適温度10℃)」と「BD-104(快適温度8℃)」の値段があまり変わらないので、寒がりな人は「BD-104」を選ぶといいだろう。
ミニマリストにおすすめの寝袋は?
続いてミニマリストにおすすめの寝袋について。
登山で使う時は軽さと保温性が重要になるので、マミー型のダウン寝袋を選ぶのが一般的だ。
しかし自宅で使うだけなら化繊の封筒型の寝袋で十分だ。
化繊は洗濯が楽だから普段使いに最適だし、封筒型の寝袋はファスナーを開ければ掛け布団のように使えるので布団と近い使い方ができる。
おすすめは値段の手頃な化繊寝袋キャプテンスタッグの「フェレール1200」だ。
価格の安い化繊寝袋だが「快適温度7℃」だが、スノーピークのオフトン「BD-103(快適温度10℃)」や「BD-104(快適温度8℃)」よりも、快適温度が低い。
ミニマリストでオフトンを使っている人が多いことを考えば温度的にこの寝袋で十分だろう。
ミニマリストの寝袋生活
夏は掛け布団にして使う
寝袋は基本的には、ファスナーを開いて掛け布団として使うのがおすすめだ。
夏は寝袋にそのまま入ると暑いので、お腹の部分くらいまでかけておけばいい。
タオルケットや毛布があれば無理に寝袋を使う必要もない。
冬は寝袋にして防寒する
1年を通じて寝袋は掛け布団として使っているが、冬の寒い時期はできるだけ熱を逃さないためにファスナーを閉じてい寝袋の形で使っている。
しかし寝袋の状態でも、上半身はファスナーを閉めずに開いたままにして動きやすくしている。
また寝袋だけだと寒いので、電気毛布を使っている。
電気毛布があれば薄い寝袋でも冬を過ごすことができるのでおすすめだ。
まとめ
- 化繊の封筒型がおすすめ
- マットやマットレスは必須
- 基本は掛け布団として使う
寝袋は布団に比べてコンパクトになるし、化繊のものなら簡単に洗濯できるのでおすすめだ。
わたしはもともとマットレスで寝ていたこともあり、寝具を寝袋に切り替えてもあまり大きな違いは感じなかった。
羽毛布団から切り替えたので保温性は下がったがそれくらいだ。
封筒型の寝袋なら掛け布団と同じ感覚で使うことができる。
家の中ならそこまで温度が下がらないので、寝袋は化繊の安いもので構わない。
寝袋の下に敷くものはコンパクトさを重視するなら「マット」、快適さを重視するなら「マットレス」を選ぶといいだろう。
寝袋生活が気になる人は、一度チャレンジしてみてはどうだろうか。