こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
新しくタオルを買ってきたので、使い古してガサガサになったタオルを手縫いして雑巾を作ってみたよ。
雑巾は、最初はキッチン周りを拭くのに使って、汚れてきたら床や浴室を洗うのに格下げしていく予定だ。
ということで、今回は手縫いで作る雑巾の作り方を紹介するよ。
手縫いの雑巾を作るために準備するもの
手縫いの雑巾を作るために必要な道具は以下の通りだ。
- 使い古したタオルや布
- 糸(太さや色はなんでもいい)
- 手縫い針
- ハサミ(なくても可)
- アイロン(なくても可)
基本的には、雑巾にする布と縫うための糸と針さえあれば、簡単に作ることができるよ。
布は、タオル以外にも、スウェットやTシャツなどのカットソー、木綿などを使っても作ることができるよ。
雑巾にしたときにある程度の吸水性がある素材が向いている。
糸は種類や太さはなんでもいい。
手縫い糸や刺繍糸、ミシン糸など家に余っているものを使おう。
持っていない場合は、糸と針のセットを100均で売っているので買ってこよう。
ハサミはそんなに大きなものを切るわけではないので、布が切れれば洋裁バサミではなくて普通のハサミでも大丈夫だ。
タオルから雑巾を作る場合はハサミがなくても作ることができる。
アイロンはあんまり使わないので、持っていない場合はなくてもなんとかなる。
手縫いの雑巾の作り方
それでは早速雑巾を作っていくよ。
今回は使い古したフェイスタオルを使って雑巾を作ることにする。
タオルを折る
まずはタオルを折っていく。
今回は薄手のフェイスタオルを使っているので、4つ折りにしている。
厚手のタオルを使う場合は、半分に切って2つ折りにしてもいい。
厚さによって、適宜調整しよう。
まずは、タオルを広げる。
そして、両端から真ん中に向かって、タオルを2つ折りにする。
※今回は切っていないが、タオルの端の分厚い部分は、厚みがあって手縫いだと縫いにくいので、先に切っておいた方がいいよ。
折ったタオルをさらに2つ折りにする。
これで、雑巾のかたちが出来上がりだ。
長方形のかたちになったので、これを横にすれば雑巾になる。
雑巾のかたちに折れたら、アイロンをかけてかたちを整えよう。
アイロンがない人は別にやらなくてもいいよ。
手縫いで周りを縫う
雑巾が折れたら、次は手縫いで雑巾の周りを縫っていく。
最初に周りを縫っておくと、縫っているうちに布が余ってしまうことを
防ぐことができる。
後はすぐに完成形に近づくので、やる気がでるというメリットもある。
糸の種類や太さ、色はなんでもいい。
家に余っている糸を使うといい。
糸は、雑巾本体と同じ色だと落ち着いた印象になるし、まったく違う色にすれば、糸がアクセントになってインパクトのある見た目になる。
例えば白い雑巾に赤い糸を使うと、糸がアクセントになる。
今回は本体の色にあわせて、20~30番手くらいのベージュののミシン糸を使うことにした。
写真で見えにくいので、ブログにアップするなら生地と違う色にすればよかったと後で後悔したよ。
手縫いの糸は1本取りではなく、2本取りにしよう。
雑巾なので、使ううちに糸がほどけてしまう場合がある。
1本取りだとどんどん糸がほどけてしまうので、糸がほどけないように、2本取りにしておこう。
あとは糸の端を玉結びにして準備完了だ。
手縫いの準備ができたら、雑巾の周りをなみ縫いでザクザクと縫っていく。
縫い始めは、玉結びが見えないように、雑巾の間にいれてしまおう。
なみ縫いは、ただ針を上下に刺していくだけの刺し方だ。
何も考えずにザクザクと雑巾の周りを縫っていけばいい。
縫う場所が端っこ過ぎると、タオルの端の厚い部分があたって、とても縫いにくい。
比較的内側を縫ったほうが楽だよ。
糸を引っ張りすぎると、雑巾を絞ったときに糸が切れやすくなるので、1列縫ったら、雑巾を引っぱって、糸を緩めよう。
途中で糸が短くなったら、玉止めをする。
この時も、タオルの内側で玉止めをした方が、最終的に表に見えなくなるので、出来上がりがきれいになるよ。
ざっくりとなみ縫いで1周縫ったら、終了だ。
タオルの端の厚い部分を残しているので、厚みでデコボコになっている部分がある。
あんまりきれいじゃないけど、気にしないことにする。
周りを塗ったら雑巾としてのかたちは出来上がっているので、これで完成でもいいが、内側をステッチしていった方がいいよ。
手縫いでステッチをして補強する
雑巾の周りを塗ったら、次は補強のために内側をコツコツと縫っていく。
内側の縫いかたは特に決まりはない。
縫い幅や縫いかたは、自由に縫っていい。
斜めに縫う場合は、チャコペンなどで印をつけておいた方がやりやすいよ。
一番簡単なのは、縦か横にザクザクとなみ縫いで縫っていくことだ。
見えにくいかもしれないが、写真のようにザクザクと縫っていこう。
縫うときは、最初に縫った周囲のステッチを参考にして、幅をあわせると、比較的きれいに出来上がるよ。
ステッチが細かく揃っている方が、繊細な仕上がりになる。
手縫いで作るので、少々ずれても味になる。
少しステッチが歪んでも気にせずどんどん縫っていこう。
きれいに仕上げたい人は、最初にチャコペンで印をつけて、目印にするといい。
全体をステッチすれば雑巾の完成だ。
布を切って雑巾を作る場合
雑巾はタオル以外にも、使い古したカットソーや木綿などを切って作ることもできる。
布を切って雑巾を作る場合、画用紙を型紙のかわりに使うと便利だ。
雑巾の大きさなら、B4画用紙くらいがちょうどいいよ。
画用紙にあわせて、布を切り同じように手縫いで縫えばいい。
この場合、ハサミで裁断するので、端が切れっぱなしになる。
気になる人は、端を内側に折りこんでステッチするか、中表に縫って、裏返して雑巾を作ろう。
薄い布は何枚か重ねて厚みを出したり、芯のかわりに木綿などの丈夫な素材を挟み込むことで丈夫になるよ。
参考にしたい手縫いの雑巾
手縫いの雑巾は、どんな生地を使うかや糸の色で印象は大きく変わる。
好きなようにステッチをすれば自分好みの雑巾を作ることができるよ。
元々日本には、着古した着物に刺し子をして雑巾を作っていたので、わたしたちにとっては馴染みの深いものでもある。
古道具で刺し子の雑巾は見かけることも結構あるよね。
雑巾を作る時に参考にしたい手縫いの雑巾を紹介するよ。
刺し子の雑巾
明治から大正にかけて作られてた手縫いの雑巾。
4枚の布を重ねてその上から、なみ縫いで縫ってある。
端は切りっぱなしのままだ。
紺色に白のステッチが効いているね。
手縫いの雑巾
柄物の布に白のステッチがしてある雑巾。
紺/古布/雑巾/布巾/はぎれ/刺し子/刺子/... - ヤフオク!
柄にあわせたのか、大きめに縦と横にステッチがしてある。
端は切りっぱなしではなく、綺麗に処理してある。
ババグーリの刺し子の布
こちらはババグーリの刺し子の布。
刺し子の布 Babaghuri | ろばの家 (68HOUSE )
青の生地に黄色と緑のステッチがアクセントになっている。
日本の刺し子は、無地の生地に白い糸を使うことが多いが、インドやラオスなど他のアジア圏のステッチワークは、柄物の生地や明るい糸を複数使うことが多い。
アジアのステッチワークといえば、ラリーキルトが代表的だね。
ラリーキルトの場合、生地にサリーを使っているっていうのもあるんだろうけどね。
こちらの布は商品として作られているためか、日本の刺し子に比べるとステッチの幅が細かくて、密な作りになっている。
まとめ
手縫いの雑巾の作り方を紹介したよ。
古くなったけど、気に入っている布などがあれば、雑巾にして再利用すればいい。
そうすれば、ウエスにしてすぐに捨てるよりも長持ちする。
手縫いや手編みのような単純な反復運動は、精神を落ち着ける効果もある。
チクチク縫っているとあっという間に時間が経つのでビビる。
雑巾のワークショップもあるくらいなので、需要はあるんじゃないかな。
不器用な人でも作れるので、ぜひやってみてね。
雑巾づくりは、こちらの記事を見て作ってみることにした。
一針一針、雑巾を縫うしあわせ 手縫いは 憩い - くらしのきほん
今回の記事が参考になれば幸いです。