こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
ユニクロで新しく「ブロックテックライトパーカ」という商品が発売された。
気になる商品だったので、実物を見に行ってきた。
ブロックテックライトパーカは買いなのか?
また気になる撥水性と耐水性も調べてみたよ。
- ユニクロの新製品ブロックテックライトパーカ
- ポケッタブルパーカとの違い
- 気になる撥水性と透湿性は?
- そもそもブロックテックとは?
- 登山で使うなら安いゴアテックス製品を買うといい
- ブロックテックライトパーカは結局買いなの?
- まとめ
ユニクロの新製品ブロックテックライトパーカ
新しく発売されたユニクロの「ブロックテックライトパーカ」。
名前の通り従来のブロックテックパーカを軽量化したような商品だ。
素材は表地がナイロン、裏地はメッシュ状のポリエステルになっている。
ブロックテックパーカの素材はポリエステル100%となっており、表面は光沢のないマットな質感だった。
ブロックテックライトパーカのほうはナイロンなので光沢が少しあるが、光沢がありすぎる安っぽい感じではないのがいい。
またブロックテックパーカとは違い収納袋が付属していて、折りたたんで持ち運びができるようになっているよ。
ポケッタブルパーカとの違い
ユニクロにはブロックテックライトパーカと似たような製品にポケッタブルパーカがある。
ポケッタブルパーカも折りたたみして持ち運びできる製品となっている。
両者の違いを比較してみるよ。
生地に張りがある
触ってみるとわかるがブロックテックライトパーカは、ポケッタブルパーカに比べ生地に張りがあり、堅めになっている。
そのおかげで着用した時のパーカ部分の立ち上がりがポケッタブルパーカに比べてよい。
ポケッタブルパーカはポリエステル100%の柔らかい生地でできており、裏地もついていない。
そのため生地がペラペラでフードの立ち上がりがあまりなく、安っぽく見えてしまう。
それに比べるとブロックテックライトパーカはナイロン生地に張りがあるのでフードの立ち上がりがよく、値段以上にみえるようになる。
- ブロックテックライトパーカはフードの立ち上がりがいい
- ポケッタブルパーカはフードの立ち上がリがよくない
撥水性に加えて、防風、防水、透湿性があり
ポケッタブルパーカは表面に撥水性がある素材を使っている。
ブロックテックライトパーカは、撥水性に加えて、防風、防水、透湿性がある素材を使っている。
そのため、機能的にはブロックテックライトパーカの方が高くなっている。
- ブロックテックライトパーカは防水、防風、透湿性がついている
- ポケッタブルパーカは撥水性のみ
値段は少し高め
ポケッタブルパーカの値段は定価2990円(税別)。
ブロックテックライトパーカは定価5990円(税別)となっている。
ブロックテックライトパーカはブロックテックパーカと同じ値段になっており、ポケッタブルパーカの2倍の値段になっている。
機能性が高い分、値段に関しては高めになっているよ。
- ブロックテックライトパーカは定価5990円
- ポケッタブルパーカは定価2990円
大型店舗限定商品となっている
ブロックテックライトパーカは(+E)の表記がついている商品となっている。
この表記がついている商品は大型店舗限定の商品なので、全ての店舗で売られているわけではない。
購入するには大きな店舗、もしくはオンラインストアを利用するしかない。
近くに大型店舗がない人はオンラインストアストアを利用するしかないが、試着などができないのがネックになる。
ただし、大型店舗限定なので、他の人と被る可能性が減るというメリットがある。
ポケッタブルパーカはどの店舗でも展開しているので、容易に入手することができる。
- ブロックテックライトパーカは大型店舗限定商品
- ポケッタブルパーカはどの店舗でも手に入る
気になる撥水性と透湿性は?
ブロックテックライトパーカを利用するうえで気になるのが、撥水性と透湿性だろう。
アウトドア製品などは、耐水圧や透湿性の数値を公開している。
その数値でどの程度の環境で利用することができるかどうか、判断できるようになっている。
以前ユニクロにブロックテックパーカの撥水性、透湿性を問い合わせたことがあったので、今回も問い合わせてみた。
ユニクロのブロックテックパーカの透湿性、撥水性を調べてみたよ! - ハンバート友幸の庭
今回も問い合わせしてみることにした。
ユニクロに問い合わせた結果
ユニクロに問い合わせた回答は以下の通り。
「商品の耐水圧、透湿性の数値につきましては社外秘のため公開していません」
問い合わせてみても、耐水圧、透湿性の数値は教えてくれなかった。
まったく参考にならないね。
大手の会社だし、透湿性と撥水性をうたっている商品なのでデータはありそうなものだけど公開していないんだね。
考えられる可能性は以下の3つ。
- データはあるが、本当に社外秘
- データはあるが、カスタマーセンターに情報がない
- データはない
本当はデータはあるけど、カスタマーセンターに情報がないから雑に回答したっていうのが一番ありそうだけどどうなんだろうね。
データがないのが最悪のパターンだね。
そもそもブロックテックとは?
今回ブロックテックライトパーカの、撥水性、透湿性の数値を教えてもらえなかったが、そもそもブロックテックとはなんなんだろうか?
ひとつ言えるのはゴアテックスのように、何か特定の素材を指しているわけではないということだ。
ゴアテックスは「ゴアテックスメンブレン」という透湿性、撥水性にすぐれた素材を挟み込んて作られた素材のことを指している。
そのため「ゴアテックス」と呼ばれる素材は、各メーカーで表と裏の生地は違っていても中に必ず「ゴアテックスメンブレン」が入っている。
ブロックテックはこのような素材を指すものではなく、ただの商品名だということだ。
ユニクロでは「ブロックテックフリースパーカ」、「ブロックテックスリムフィットチノ」、「ブロックテックフリースパンツ」などの商品が売られている。
いくつかの商品は、去年までは「防風」シリーズの名前で売られていた商品だったものが、今年は「ブロックテック」の名前がつけられて売られている。
これらの商品はパンツに防風機能のある薄いフィルムを挟み込んでおり、風が入り込むのを防ぐことができる商品だ。
だがこれらのブロックテック製品には、防風以外の撥水性や透湿性などの機能は備わっていない。
ブロックテックパーカが売れたのでブロックテックの名前を使っているんだと思うが、その中身は別物だということだ。
以前、ブロックテックパーカの耐水圧は問い合わせたときは「8000~10000㎜」だったが、ブロックテックライトパーカの耐水圧が同じとは限らないということだ。
ブロックテックライトパーカはナイロン素材にしては張りがあるので、ブロックテックパーカと同じ薄いフィルムをナイロンに貼りつけてある可能性が高いが、公式サイトには記載されていないので詳細は良く分からない。
登山で使うなら安いゴアテックス製品を買うといい
ブロックテックライトパーカの撥水性と透湿性がいまいちわからなかったので、ガチの登山で使用する場合などはアウトドアメーカーのレインウェアを購入した方がいい。
モンベルのレインダンサージャケットやストームクルーザージャケットはゴアテックス製品だが安価に購入することができる。
最も安価な価格で購入できるレインダンサージャケットは定価16800円(税別)。
ストームクルーザージャケットは表地がバリスティックナイロンで作れており、レインダンサージャケットよりも80gほど軽量なジャケットだ。
定価も19500円(税別)と、2万円程度の価格で購入できる。
これらの製品は、ゴアテックス製品の中では格安で、透湿性や耐水圧の数値も公開している。
- 耐水圧:45,000mm以上
- 透湿性:13,500g/m²・24hrs
登山以外でも、街着としてジャケットの上に羽織って外しとして使ったりすることもできるよ。
ブロックテックライトパーカは結局買いなの?
ブロックテックパーカを試着してみたが、シルエットも悪くなく、フードの立ち上がりもいいので、1万円以上するナイロンジャケットのように見える。
表面は撥水性のあるナイロンで作られているし、街で利用する分にはよさそうな製品だ。
スポーツやストリート系の服装によせるために、ナイロンジャケットを探している人は購入を検討してみてもいいかもしれない。
値段はブロックテックパーカと同じなので、両者の素材感や用途を考えて比較し購入するといい。
ブロックテックライトパーカは収納袋に折りたたんで持ち運びすることができるので旅行によくいく人はにとっては使いやすい。
旅行先で肌寒い時にサッと羽織ることで体温調整することができるだろう。
ブロックテックパーカはシーム部分に防水のため樹脂が使用されており、樹脂の劣化のため3年くらいで寿命が来るが、ブロックテックライトパーカは樹脂の劣化の心配がないので、長く使うことができる。
3年も使うと撥水性は落ちるので、防水スプレーなどをかけたりして手入れをする必要はあるだろうけけどブロックテックパーカよりは長く使えるだろう。
まとめ
ポケッタブルパーカを買うなら、ブロックテックライトパーカを買った方がいい。
これは確実にいえる。
価格が少しネックだが、デザイン的には絶対にブロックテックライトパーカを買った方がいい。
ブロックテックパーカとブロックテックライトパーカは値段が同じなので、使用する用途や素材感の好みで選ぶといい。
レインウェアとして旅行先に持っていくならブロックテックライトパーカの方がいいだろうが、普段着で使うならそんなに違いはないだろうからデザインで決めるといい。
ブロックテックパーカは街中に広く浸透しているので他の人とかぶる可能性があるが、ブロックテックライトパーカは大型店舗限定ということもあり、かぶることは少ない。
ナイロンパーカを探している人は一度みてみるといいよ。