こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
「ミニマリストの服装はシンプルな服装で色味は少なめ」というイメージを持っている人が多いはずだ。
わたしもミニマリストの服装を言えと言われれば、そう答える。
しかしシンプルな服装で色味は少なめといっても、服のテイストは色々ある。
そこでミニマリストの服装を3つに分類してみることにしたよ。
それでは行ってみよう。
服のタイプ1:機能性重視!アウトドア系ミニマリスト
ミニマリストを目指す人はモノを減らすために、どんどんモノを捨てていく。
モノを減らした後、手元に残す持ち物に求められる条件の1つに「1つのアイテムで複数の機能を持つモノ」があげられる。
一番わかりやすい多機能アイテムといえば、ツールナイフがある。
ツールナイフ1つで20個の機能を使うことができる。
全ての機能を使うことはないだろうが、ナイフ一つでたくさんの機能があるのは魅力的である。
こういった多機能な製品はアウトドア製品に多い。
これは当然の話で、アウトドア製品はなるべく野外で活動する際に、なるべく持ち主の負担にならないように、軽量化や小型化するように設計されている。
同様に多機能製品は1つの製品にたくさんの機能をもたせることで、持ち運ぶ荷物の量を減らすことを考えて作られている。
つまりアウトドア製品は性質上、モノを少なくするミニマリストと相性がいいのだ。
アウトドア製品のもう一つの強みはハイテク素材を使った高機能性にある。
街で着るタウンユースのようなぬるい作りではなく、登山の中で生き死にに関わる過酷な環境に耐えられるような設計が服に施されている。
例えば、モンベルのジオライン。
こういった高性能のインナーを取り入れることで、すこし軽めのアウターでも冬を過ごすことができ、防寒性の高い冬用のアウターを購入する必要がなくなる。
アウトドア系の服装は武骨なイメージがある。
加えて、スペックは比較的数値化できて、人に説明しやすい。
そのため、女性よりもウンチク好きな男性のほうがアウトドア系ミニマリストは多い。
あと、新しいもの好きなアーリーアダプター系の人。
ブランドで言えば
- ノースフェイス
- モンベル
- パタゴニア
などのアウトドアブランドが当てはまる。
このタイプはオーバースペックな機能を求めがちになるのでほどほどに。
服のタイプ2:上質なものを求めるナチュラル系ミニマリスト
次に思いつくのが、品質の優れたモノを持つタイプ。
ミニマリストはモノを減らしていくので、当然持ち物は少なくなる。
そしてモノを減らした分、出費も減るので、その分1つ1つのアイテムに力を注いで質をあげることができる。
自分のお気に入りのモノに囲まれて暮らしたいという思いから、買うものを厳選してお気に入りのアイテムを購入する。
このタイプは理想とするイメージがあり、そのイメージに向かって周りのモノをそろえていくタイプ。
モノを減らすことが目的ではなく、モノが減った後にある、美しい調和のとれた空間を意識している。
美意識が高く、こだわりの強い人が多い。
服装はモード系の流行に乗ったアイテムではなく、長く使用することのできるベーシックでシンプルなアイテムを着ている。
素材は天然素材の綿、麻、ウールなどが多く、ナチュラル系の服装が多い。
服のブランドは
- マーガレットハウエル
- YAECA(ヤエカ)
- A.P.C
などのシンプルな服が多い。
また、マスマーケットにのらない作家の一点ものの作品や、手工芸のアイテム、ビームスなどの大手ではないお気に入りのセレクトショップに置かれているアイテムを好んで購入する。
このタイプは美意識や感覚的なものを大事にするため、女性が多い。
モノが少なくなった分、1つ1つのアイテムのこだわりが強くなり、無限のお気に入り探しの旅に出る可能性があるので、注意が必要である。
服のタイプ3:コスパ重視の倹約派ミニ三リスト
最後はコスパ重視の倹約派ミニマリストである。
わたしはここにあてはまる。
このタイプを一言で言うと「足るを知る」である。
昔、無印良品のコンセプトか、キャッチフレーズに「これがいい、ではなく、これでいい」といったようなものがあった。
ベストではないが、ベターであればいいという考えである。
モノを減らしてミニマリストになる理由の一つに「モノに縛られている自分を解放して、もっと自由になりたい」というものがある。
モノを減らしてできるだけモノに煩わせられないようにしたいと考える。
しかしモノを減らしても結局は色々選択しなくてはならないのは変わらない。
「服のタイプ2:上質なものを求めるナチュラル系ミニマリスト」の最後に話した通り、1つのモノでも追求していけば、無限のアイテム探しに陥ってしまう。
良質の製品を探し出すだけのバイタリティがあればいいが、タイプ2の人のように明確な目的意識やビジョンがない場合、そんなことはできない。
そこである程度のところで良しとする。
アウトドア系ミニマリストのようにモンベルのジオラインを買わなくても、ヒートテックで良しとする。
YAECAの白シャツを買うのではなく、無印良品の白シャツで良しとする。
ある程度のところで妥協することができるのだ。
ブランドは
- ユニクロ
- GU
- 無印良品
ほかにファストファッション系の服も買う。
わたしのように倹約を重視しているタイプやお金の使い道を趣味にかけている人はこのタイプに当たる。
安い商品を買う際のメリットもそれなりにある。
- ユニクロなど、同じ製品が年間を通して売られているので、買い足すことが容易にできる。
- 商品の価格が安いため、流行に乗った服を購入することができる。
など。
しかし他人の芝生は青く見えるもの。
足るを知ると言いながら、たまにアウトドア系ミニマリストや品質重視のナチュラル系ミニマリストの持ち物がうらやましくなったりする。
服のタイプはミニマリストに求めるもので変わる
3つのミニマリストの服のタイプを紹介した。
同じミニマリストでも何を重視するかでずいぶんミニマリストのイメージが変わる。
アウトドア系ミニマリストは機能性を重視することで、モノを減らすことに特化している。アウトドア系の服を選択する目的はモノを減らすため=ミニマリストになるためなのだ。
その意味で一番ラギッドなミニマリストと言える。
品質重視のミニマリストはモノを捨てた先の自分の理想のヴィジョンを叶えるためにミニマリストを目指す。
そういう意味ではミニマリストじたいは目的ではなく、手段と言える。
しかし、理想のヴィジョンにもミニマリストの要素が含まれている。
モノのない空間を美しいと思ったり、厳選した質の高いものに囲まれたいという理想があるから、ミニマリストを目指しているはずだ。
そういう意味で目的に少しミニマリスト要素が入っている。
コスパ重視のミニマリストは、別の目的を叶えるために他の要素を割り切る選択を取る。もっともミニマリストを目的として割り切っているタイプである。
目的はわたしのように倹約だったり、趣味に使う時間であったりする。
目的自体にミニマリスト要素が少ないのがこのタイプである。
まとめ
ミニマリストのタイプをざっくりと3つに分けてみた。
皆さんはどのタイプに当てはまるだろうか?
といっても、服のタイプをそんなにくっきりと分けられるわけでもない。
ユニクは日本人のユニフォーム化しているので、誰だって持っているし、品質重視の人は無印良品の商品とも相性がいいはずだ。
わたしは倹約派ミニマリストだが、品質重視のミニマリストに憧れたり、多機能を持った商品に憧れたりすることもある。
全然、足るを知ることができてないが、そんなものではなかろうか。
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