こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
全く行ってなかった歯医者に2~3年ぶりに行って、歯石除去をしてもらってきたよ。
今回は歯医者に行った経験から、歯石除去の費用や頻度、痛いのかなどをまとめて紹介するよ。
歯石ってなに?
歯石は、歯に付着したプラーク(歯垢)が石灰化して固まったものだ。
歯を舌で触ってみるとヌルヌルした感じがするが、あれがプラークだ。
プラークは放っておくと歯周病や虫歯の原因になる細菌なので、毎日歯磨きをして取り除いてあげる必要がある。
しかし毎日歯磨きをしていても、磨き方がいい加減だったり、磨きにくい場所で歯ブラシが届かないと、どうしても、磨き残しが残ってしまう。
その磨き残したプラークが、唾液の成分によって石灰化すると、歯石ができる。
歯石のできるスピードはかなり速く、24時間でプラークが発生して、48時間が経過するとプラークが石灰化して歯石ができる。
だから歯石ができるだけできないように、毎日歯磨きが必要なんだね。
歯石は固そうに見えるが、中が空洞になっているので、細菌のすみかになりやすく、口臭、歯周病、虫歯などの原因になってしまう。
だから定期的に歯医者にいって、歯石除去をしてもらう必要があるわけだ。
実は歯石は自分で取れる?
歯石は石灰化しているので、歯ブラシでいくら磨いても全く落ちない。
だから歯医者に行って、歯石除去をしてもらう必要がある。
歯医者に行くと、スケーラーという先のとがった針のような機械で、歯石をとってくれる。
このスケーラー、実は市販で売られている。
スケーラーを買えば自宅で歯石除去をすることができる。
しかし自分でやると、歯の奥の方は全く見えないので、手元が狂いやすい。
自分でやると危険だし、歯石が残ってしまう可能性が高いので、どのみち歯医者にいって定期検診してもらう必要がある。
歯石除去は、歯医者でやってもらった方が安全にできるよ。
歯石除去は痛い?気持ちいい?
歯石除去を一度もしたことのない人は、虫歯を治す時のように、痛くないか気になるんじゃないだろうか。
わたしの感想は、基本的には痛くはないが、痛い時もあるといった感じだ。
歯石は石灰化しているがそこまで固くはないので、スケーラーという機械で削り取っていく。
歯医者さんによると、奥歯や歯並びが悪くなっているところは見えにくいので、どうしても力がはいってしまうことがあるということだ。
なので、奥歯に歯石が溜まっていたり歯並びが悪いと痛みを感じやすいようだ。
あとは歯茎がはれていると、歯石が剥がれるときに歯茎にくっついていた部分が破れて痛みが出ることがある。
わたしは歯茎がはれていたから歯医者にいったので、歯石取りをしてもらったときは、少し血が出てきた。
痛みはチクチクした痛みなので、虫歯の時の神経を削られているような痛みとはまた違う感じだった。
歯石除去は気持ちよくはない
歯石除去は気持ちいいという人もいるが、歯石除去自体は別にそこまで気持ちいいものではない。
歯石除去をしている間は眠たくなるという人もいるが、口をあけっぱなしにしているうえに、口の中でスケーラーが唸りを上げているから、普通の人はよほどつかれていない限り、眠たくなることはないだろう。
ただ歯石をとってもらって口の中がきれいになっていると思うことで、いいことをしている気分にはなる。
歯石取りがが終わった後は、めんどくさいけど床屋にって散髪をした後のようなすっきりとした爽快感がある。
歯石除去の手順
実際に歯石除去にいってきた。
歯医者に行くのは2~3年ぶりだ。
わたしは2、3日前から左の歯茎がはれていたので診察してもらうことにした。
歯石取りも前からやろうと思ったので、この機会に一緒にやってもらったよ。
初診の流れ
初診の流れはこんな感じだった。
- 歯医者に来た理由や症状などをカルテに書く
- 歯科衛生士に歯をチェックしてもらう
- レントゲンを摂るか聞かれたので摂る(別に取らなくてもいい)
- 歯医者による診察を受ける
- 正しい歯磨きのやり方を教えてもらう
- 歯石除去をしてもらう
- 次回の診察についてなど話をして終了
レントゲンは摂らなくてもいいが、隠れた虫歯が見つかるかもしれないので、久しぶりに歯医者にいった人はとった方がいい。
診察の結果、左の歯茎の腫れは、歯磨きの時に強くこすりすぎていることが原因だった。
歯周病も虫歯もなかったが、歯石が溜まっていたので歯石除去もしてもらったよ。
対応してもらったのは、ほぼ歯科衛生士の女性だった。
歯医者さんは診察結果の話をする時以外は、別の人の虫歯の治療をしていたみたいだ。
歯石除去の費用について
歯医者に行ってきた費用は、保険適応3割負担で合計で約4400円だった。
レントゲンが1200円くらいなので、レントゲンを撮らなければ、初診で3000円程度で歯石除去はやってもらえる。
2回目以降は、1000~1500円くらいになるようだ。
歯石除去は保険適応外?
一般的には虫歯や歯周病の治療は保険適応だが、予防は保険の適応外になるといわれている。
- 保険適応 ⇒ 虫歯や歯周病の治療
- 保険適応外 ⇒ 虫歯や歯周病の予防
この考えでいくと歯石除去は虫歯や歯周病の予防になるので保険適応外になりそうだ。
歯石除去は保険適応外だと初診で1万円以上かかってしまうので、結構高い。
だけどわたしは今まで歯石除去をしてもらって、保険適応外になったことは1度もないし聞いたこともない。
わたしの場合は、歯石除去が目的ではなく、虫歯や歯茎の晴れを診てもらうために診察に行ったからかもしれない。
気になる人は、歯医者に予約を取る時に歯石除去が保険適応か聞いておいたほうがいいかもしれない。
歯石除去の頻度はどれくらい?
歯石除去を1度してもらった後も、定期的に歯石除去をしてもらおう。
毎日歯磨きをしていても、どうしても磨き残しができてしまうので歯石ができてしまうからだ。
歯石除去は、3カ月に1回くらいのペースでいくといい。
ただし通っている歯医者によって、定期検診の頻度は違っている。
わたしが今回いった歯医者は「次回は4か月後に来てください」といわれた。
以前に行っていた歯医者の時の定期検診は3カ月ごとだったはずだ。
歯医者に行って歯石除去をしてもらえば、「次回は〇ヵ月後に来てください」と言われるので、かかりつけの歯医者の指示に従おう。
次回の診察まで時間が大分空くので、忘れてしまってそのまま歯医者に行かなくなることが多い。
3か月後の予定などわからないことが多いだろうが、できればその場で予約して予定を先にいれてしまおう。
そうすれば、予定が変更になっても歯医者のことを思い出すので、歯石除去にいくことができる。
歯医者さんで教えてもらった正しい歯の磨き方
久しぶりに歯医者にいった一番のメリットは、正しい歯の磨き方を教えてもらったことだ。
わたしは虫歯や歯周病はないが、歯の磨き方がまちがっているせいで、歯茎が下がってしまっているみたいなので聞けて良かった。
歯石除去を定期的にやっても、毎日の歯磨きが間違っていたら意味がない。
歯石除去を定期的にやることも大事だが、毎日の歯磨きでプラークを取り除くことのほうがもっと大事だ。
歯医者さんに聞いた歯磨きの心得と正しい歯の磨き方を紹介するよ。
歯ブラシは鉛筆を持つように握る
歯ブラシの正しい持ち方は、意外だが、鉛筆を握るようにもつことだ。
わたしは今までアイスの棒を持つみたいに、歯ブラシを握りしめていた。
握るように持つと歯ブラシの動きが雑になりやすい。
鉛筆のように持つことで細かく歯ブラシを動かすことができる。
歯を磨くときは強くこすらない
歯を磨くときは、強くこすらないでなるべくソフトに磨く。
歯ブラシの毛先だけを歯に当てて、毛先だけ動かすようにする。
歯ブラシの毛全体が動いたり、歯を磨いているときにゴシゴシと音がするようなら強すぎだ。
強くこすると、歯茎が傷ついて炎症を起こしてしまう。
同じ磨き方を続けていくと、歯茎が下がる原因になる。
歯磨き粉は、歯ブラシの毛先2ブロックにだけつける
歯磨き粉はつけすぎるとよくない。
歯磨き粉には研磨剤が必ず入っているので、つけすぎると歯を無駄に削ってしまう。
そしてあまり磨いていなくても、ミントなどの成分が入っているので爽快感があり、磨いた気になってしまう。
歯磨き粉は歯ブラシの先に少量つけるだけで充分だ。
歯ブラシは8個くらいのかたまりに分かれているので、先の2ブロックにだけ歯磨き粉を少量つけるようにする。
歯ブラシは1カ月を目安に買い替える
歯ブラシの毛先が広がっていくと、毛先が歯茎にあたって傷つけてしまう。
歯ブラシを1カ月を目安に買い替えたほうがいい。
1カ月で買い替えるならできるだけ安いやつがいい。
わたしは、今までドラッグストアで買った300円くらいの割とよさげな歯ブラシを使っていたが、歯医者さんの帰りに100円くらいのやわらかめの安い歯ブラシを買ってきたよ。
歯の磨き方
歯の磨き方は大きく分けて、前の歯と、奥の歯に分かれている。
二つに分けて紹介するよ。
前の歯
まず最初に前の歯を表を磨く。
口をいーとあけて、歯ブラシを水平に動かして、前歯~犬歯の表面を磨いていく。
上下左右で12本の歯の表をこれで磨いていく。
次に前の歯の裏を磨く。
裏は、歯ブラシのかかと部分を使って磨く。
歯ブラシを口の中にいれて、歯ブラシのかかと部分を葉の裏側にあてながら磨く。
奥の歯
前の歯が磨けたら、次は奥の歯を磨く。
気をつけたいのは、そのまま前から後ろに向かって歯を磨かないこと。
前から奥に向かって歯を磨くと力が入ってしまって、強くこすりすぎてしまう恐れがある。
前の歯が磨けたら、一番奥の歯から順番に磨いていこう。
口のかたちを少し閉じ気味にして半開きにすると、奥まで歯ブラシが届きやすくなる。
奥歯の表面から順番に前歯に向かって歯ブラシで磨いていく。
歯ブラシは水平に持って優しく磨いていこう。
奥歯を磨くときは、歯の丸みにあわせて歯ブラシを動かしながら磨くといい。
奥の歯から側面がが終わったら、後は上側と裏側を同じようにして磨いていく。
これを左右上下やれば完了だ。
時間がない時は仕方ないが、夜の歯磨きだけでも丁寧に行おう。
歯石除去の効果
歯石除去をしてもらいに歯医者にいった効果は色々あった
- 歯がきれいになる
- 口臭がなくなる
- 朝起きたときの口内のネバネバ感がなくなりスッキリする。
- 歯磨きをていねいにやるようになる
歯石除去をしてもらうと、最後に歯の表面の汚れを取ってくれるので、コーヒーや紅茶でついた色素が取れて全体的に歯の色が白っぽくなった。
すきまについていた歯石もなくなったので、全体的にすっきりとした。
歯の隙間にあった歯石を取ると、口の中がスース―した感じがするが、それが正常な歯の状態なので気にしないでいい。
プラークのすみかになる歯石がなくなったことで、口臭や朝起きたときのネバネバ感もなくなるよ。
口の中の汚れをきれいにとるために
歯磨きをしていてもどうしても磨き残しができてしまう。
歯についたプラークをきれいにとるためには、ジェットウォッシャーを使うといい。
ジェットウォッシャーは、水の勢いで歯についた食べかすなどをとることができる製品だ。
毎日使えば、かなり磨き残しをとりのぞくことができる。
今回歯石除去をしてもらった歯医者でも売られていたよ。
わたしも持っている。
替えのノズルがあるので、家族でも使えるよ。
コンパクトなハンディタイプもある。
場所をとるのが、いやならこっちでもいい。
毎日の歯磨きにプラスして、ジェットウォッシャーを使えば口臭、虫歯、歯周病の予防になる。
7000円程度で買えるので、持っていないなら買っておくといいよ。