こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
- 仕事をやめたけど、次の仕事がない…
- やりたい仕事が特にないぞ
仕事を辞めて次の仕事を探してみたけど、なかなか良さそうな仕事がない時は、どうしようか悩むはずだ。
わたしも20代のフリーターの時に、3年働いていた職場を辞めた時「次はどうしようか…」と考えていたものだ。
「仕事がない」と思っても、少し探し方が悪かったりするだけで、ちょっとやり方を変えれば案外仕事を見つけることができるはずだ。
今回は「仕事がない理由とその対策」を紹介していくよ。
「仕事がない」わけがない
まず一般論でいうと「仕事がない」といっても、実際のところ仕事は選ばなければいくらでもある。
厚生労働省が行っている統計調査によると、ここ最近の有効求人倍率は「約1.6倍」で推移している。
この結果を見る限り、1人の求職者に対して1.6件の仕事がある売り手市場であることがわかる。
つまり多くの業界が人手不足になっていて、働ける人を探しているということだ。
実際働こうと思えば仕事はいくらでもあるだろう。
正社員という雇用形態にこだわらなければ、契約社員、派遣社員、アルバイトなどの仕事があり一気に選択肢が広がるだろう。
職種を選ばなければ、慢性的に人手不足である介護職や建築業などの仕事で働くこともできる。
田舎は仕事がないというが、地方の特徴である「公共系の仕事が多く」「高齢化が進んでいる」状態であれば、介護職や建築業で仕事がなくなることはまずないだろう。
これらの仕事につけば継続的に仕事を見つけることができるはずだ。
ただしこれはあくまで一般論だ。
「仕事がない」理由
- 希望条件が厳しい
- どんな仕事をしたいかわからない
- 求人情報が少なくて見つからない
- 単に働きたくないだけ
仕事がない理由1:希望条件が厳しすぎる
「仕事に求める条件が厳しすぎて、希望にあった仕事がない」
「仕事がない」という時は、このケースが一番多いだろう。
実際は「仕事がない」のではなく「自分にとって条件のいい仕事がない」ということだ。
仕事に求める条件はいろいろあるはずだ。
多くの人に当てはまる良い仕事の条件はザッと以下のようなものだろう。
良い仕事の条件
- 給料が高い、ボーナスが多い
- 福利厚生が充実している
- 残業がない
- 土日祝日は休みで休日出勤がない
- 通勤時間が短い
- やりがいがある
- 将来性がある
しかし実際に仕事を探す場合、この条件をすべて満たした会社を見つけるのはかなり難しい。
一流大学の新卒でもこれらの条件を満たした会社に入るのは至難の業だ。
もし見つけたとしても、何かの資格や職歴が必要になる場合も多いだろう。
そこである程度、希望条件に妥協が必要になる。
人によって仕事に求める条件や妥協できる範囲が違うので、どの条件をどれくらい妥協するかは人によって違うだろう。
ここで希望条件を妥協できずにいると「仕事がない」ということになる。
最初に「仕事は選ばなければいくらでもある」といったが、あれはただの一般論だ。
実際に自分がその立場に立った時に「働ければ仕事は何でもいい」となるわけではないだろう。
今まで営業をしていた人が、いきなり介護職や建築業で働くのは勇気がいるだろうし、他の他業種に転向する場合も同じことだ。
アルバイトならいくらでも仕事があるといっても、世間体や自身のプライドが邪魔をして、アルバイトで働くことが許されないこともある。
しかし条件が厳しすぎるといつまでも仕事が見つからず、状況はどんどん悪くなってしまう。
ある程度の希望条件の緩和は大切だといえる。
仕事がない理由2:どんな仕事がしたいかわからない
そもそも自分にどんな仕事が向いているのか、できるのかわからない場合も、「仕事がない」となりやすい。
フリーターをやってきて特にやりたい仕事がない場合や、前の仕事とは別の仕事をしたいけど特にやりたい仕事はない場合だ。
- 前は営業をやっていたけど辛かったから、とにかく別の仕事をしたい
- フリーターだったけど、やりたい仕事は特に無い
やりたい仕事がない場合選択肢は多いのだが、業種や職種の幅が広すぎて逆に仕事を絞り込みにくくなる。
そうなると「なんとなくラクそう」「給料が高いところ」といった基準だけで仕事を探してしまい、今度は逆に希望条件が厳しくなっていく。
- サービス業は土日休みじゃないから無理
- 力事は体力がないから無理
- 介護はなんだか大変そう
- 不動産は残業多そう
この対策としては一度自分が「やりたいこと」や「やってみたいこと」を考えてみるしかないだろう。
自分の過去を振り返って、嬉しかった経験などや得意だったことを関連付けてみるのがいいだろう。
「そんなものないよ」という人は、少しでも気になった仕事をやってみるといい。
特に20代であればどんどんチャレンジできるだろう。
気になった仕事をやってみると、意外に楽しかったりするものだ。
仕事がない理由3:求人情報が少なくて見つからない
希望条件が厳しくない場合でも、求人の情報自体が少ないといい仕事が見つからない。
いろいろな求人情報を集めたほうが、選択肢が広がるし自分の希望に沿った仕事を見つけやすくなる。
例えばわたしの実家は田舎にあるので、仕事の情報源がそう多くはなかった。
昔は以下の方法で仕事を探していた。
- ハローワーク
- 新聞に入っている広告チラシ
- コンビニの求人情報誌
田舎の場合、多くの人はハローワークで仕事を探すことが多いようだ。
ハローワークで中学の同級生に会ったこともある。
確かにハローワークは求人数は多いが、求人詐欺やブラックな求人が多いのでおすすめできない。
実際働いたらえらい目にあった。
ハローワークは超ブラックな求人が多い。転職して1年働いた体験談【求人詐欺】
今は昔に比べてネットで簡単に求人情報を探すことができるようになった。
いろいろな求人サイトから情報を集めることで希望の条件にあった仕事が見つけやすくなっている。
求人サイトを使って仕事を探した方がいいだろう。
仕事がない理由4:そもそも仕事を探していない
「仕事がない」と言う時、ただ単に働きたくない時の言い訳や建前だったりする場合がある。
友人や親に「働かないの?」と聞かれた時に「探しているんだけど仕事がないんだよね」と一応答えるが、実際はまだしばらくは働く気がないケースだ。
貯金があったり親のスネをかじることができるので、余裕があり仕事を探すこと急いではない。
この場合、仕事を探してすらいないことも多いので、実際に仕事がないわけではない。
「まだ働く必要がない」と考えているだけのなので、時間がたって貯金が底を尽き、働かないといけない状況になれば自然に働くようになるだろう。
ただし実家住まいの場合、放っておくとそのままニートになるケースもあるので注意が必要だ。
ホームレスやネットカフェで生活している人も働きたくても働けないというよりも、このケースが多い気がする。
本当は働きたくないから「仕事がない」と行っているだけじゃないだろうか。
「毎日働くくらいならホームレスをしたほうがまし」と考えている可能性がある。
実際ホームレスの人は空き缶拾いなどをして働いているわけだから、仕事の種類によっては仕事はできるはずだ。
仕事がない状況を解決する方法
働きたくないための言い訳に「仕事がない」といっているのであれば、追い詰められるまで待つしかない。
しかし本当に「仕事がない」と感じているなら、解決するために具体的な以下の行動を起こしてみるといい。
- 自分の適正を見つめ直す
- 求人の情報源を増やす
自分の適性を見つめ直す
自分が特にやりたい仕事が見つからない場合、自分の適性ややりたいことを一度見直してみよう。
人によって答えが違うが、過去に自分が印象に残っている出来事や、嬉しかった思い出から辿っていくとやりたいことが見つかりやすいといわれている。
リクナビNEXTの有名な無料の強み診断ツール「グッドポイント診断」も同時にやってみるといいよ。
リクナビNEXTのグッドポイント診断では、自分の価値観を客観的に判断し、自分の強みを5つ知ることができる。
自分のやりたいことを見つける参考になるはずだ。
関連記事:【グッドポイント診断】完全無料で隠れた自分の5つの長所を知る!
リクナビNEXT自体も最大手の転職サイト。
グッドポイント診断を利用しない場合も、仕事を探すために登録していおいたほうがいいだろう。
グッドポイント診断と同じ、無料の強み診断に「VIAテスト」がある。
ポジティブ心理学をベースに作られた
グッドポイント診断をやった後に、こちらも試してみるといいだろう。
関連記事:【VIA-ISテスト】ポジティブ心理学の権威が作った無料の強み診断ツール
本を購入する必要があるので無料ではないが、「ストレングス・ファインダー」という強み診断もある。
より細かい強みを知りたいなら、こちらもおすすめだ。
関連記事:「ストレングス・ファインダー2.0」の口コミ!自分の強みを有料で調べた結果!
求人の情報源を増やす
求人の情報源が多いほうが選択肢が多いので仕事を比較しやすくなる。
自分の希望にあった求人を見つける確率も上がるだろう。
希望の仕事を見つけるために、ネットで無料の求人サイトと転職エージェントを積極的に利用しよう。
転職サイトの特徴
- 登録すると求人情報をみることができる
- 自分で求人を探して応募する
- 企業からスカウトメールが届く
転職エージェントの特徴
- エージェントだけの非公開求人をみることができる
- 希望条件にあった仕事を探してくれる
- アポ取りなどの手続きを代行してくれる
「転職サイト」は自分で仕事を探して応募する従来のスタイルだ。
登録するだけなら手続きは簡単だが、応募から面接までの手続きは自分ですべて行うことになる。
「転職エージェント」は、企業とユーザーとの間でエージェントがやりとりをしてくれるスタイルだ。
転職のプロであるエージェントが、希望条件や適正に合った仕事を探して紹介してくれる。
面接のアドバイスや履歴書の書き方など、内定までのサポートも受けることができる。
「絶対に自分で応募して仕事を見つけたい」という人は転職サイトを利用すればいいが、転職エージェントのほうがサポート体制は手厚い。
また転職エージェントはほとんどが非公開求人なので、転職サイトの求人情報と重ならないい。
どちらも無料で利用できるので、両方登録して転職サイトで自分で仕事を探しながら、転職エージェントも並行して仕事を探してもらうのが一番いいだろう。
転職サイトは先ほども紹介した「リクナビNEXT」、転職エージェントは「リクルートエージェント」が大手で求人数や実績が多いのでおすすめだ。
20代フリーターは専門のエージェントを使うといい
「フリーターで職歴がなくて正社員に就職できるか不安」
こんな人は「20代フリーターや第二新卒者」を対象にした専門の転職エージェントをか活用するといい。
転職エージェントには幅広いジャンルを扱う「総合型」と一部のジャンルに特化した「専門型」の2種類があり、「20代フリーターや第二新卒」に特化した専門の転職エージェントが存在する。
フリーターから正社員を目指すなら総合型よりも、フリーターに特化した転職エージェント「ジェイック」を利用するといいだろう。
ジェイックは80%以上の高い就職率を誇っている転職エージェントだ。
紹介してくれる企業は100%取材をしていてブラック企業を徹底的に除外している。
求人が厳選されていて安心できるし、エージェントが仕事を探してくれるので、転職サイトで自分で求人を見つけるよりも効率がいい。
IT派遣もおすすめ
「正社員」という肩書にこだわらないのであれば、IT派遣もおすすめだ。
ITエンジニア派遣は派遣の中でも時給が最も高く平均時給が2,000円を超えている。
平成29年に厚生労働省が行った「賃金構造基本統計調査」の結果によると、正社員の平均時給は1,973円だ。
※厚生労働省の統計調査は今問題になっているので、この結果も実際は少し上昇する可能性あり。
IT派遣のほうが正社員よりも時給ベースで考えると高い。
また正社員の場合、40歳を超えないと時給2,000円を超えないが、ITエンジニアなら数年で時給2,000円を超えることは簡単だ。
実際わたしが未経験からIT派遣で働いた時も1年目の時給1,800円、2年目は2,500円だった。
未経験からでも十分働くことができ、給料も正社員並にもらえることができる。
サービス残業もないので、定時に帰ることができる。
もちろん派遣は契約期間が短いため、雇用が不安定だというデメリットもある。
しかしエンジニアの場合スキルを身に着けていけば仕事には困らない。
派遣エンジニアは、エンジニアに興味がある人がIT業界に足を踏み入れるのには最適だ。
逆に契約更新時に仕事を辞めるとすぐに失業保険の対象になるというメリットもある。
「正社員」は高度経済成長期の名残から、サービス残業などの長時間労働が慢性化している。
仕事に人生を捧げないといけない風潮が強いので、わたしのようにサービス残業や定年まで働き続けるのは無理だと考えている人にもIT派遣はおすすめだ。
おすすめのIT派遣会社は以下の記事を参考にしてね。
関連記事:エンジニア派遣におすすめのIT派遣会社!
まとめ
仕事が無い場合、以下の2つを行動してみるといい。
- 自分の適正を見つめ直す
- 求人の情報源を増やす
ある程度やりたい分野が定まらないと、給料などの待遇面だけを重視してしまう。
もちろんそれも大事だが、職種などが定まらないと希望条件が厳しくなりがちで、自分でも何を探してるのかよくわからなくなってくる。
まずは自分がやりたいことを振り返ったり、無料の自己診断ツールなどを利用してやりたいことの方向性を定めてみよう。
ある程度方向性が決まったら転職サイトや転職エージェントを利用して仕事を探してみるといい。
無料で利用できるので損はしない。
特に転職エージェントはプロのアドバイスを聞くことができるので有効だ。