こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
半年ほど前にユニクロのスタンドカラーのエクストラファインコットンシャツを買った。
色がネイビーと濃い目のシャツなんだけど、このシャツの色落ちがやたらと激しい。
なんでこんなことになったのだろうか?
傷んで色落ちした洋服の状態
傷んで色落ちしたユニクロのシャツ。
アイロンをかけていないので、しわくちゃだけど気にしないでほしい。
遠目から見てみると気が付きにくいが近くで見ると全体的に色落ちしている。
襟部分。
全体的に「あたり」ができて色落ちしている。
シャツの袖先を見ると襟と同じように色落ちして白っぽくなっているのがわかる。
袖の部分もこんな感じで古着のシャツみたいに色落ちしている。
袖のタック部分。
染料が落ちて、少し赤っぽくなっているのがわかるだろうか。
袖以外にもまだらに赤っぽくなっている部分が他にいくつかあったよ。
なにこれ。
原因は洗剤か
なんでこんなに洋服が色落ちをして傷んでいるのか。
半年でこれはいくらなんでも傷み過ぎだろう。
真っ先に思いつく理由は「シャツの染料がもともと落ちやすい」ということ。
しかし、エクストラファインコットンシャツはユニクロの定番品なので、こんなに染料が落ちやすかったらクレームだらけになるだろう。
この理由は、あまり考えにくい。
色々考えた結果、原因は洗濯の時に使う洗剤にあった。
洗剤は大きくわけて3つの種類がある。
粉末洗剤、ジェルボール、液体洗剤だ。
ジェルボールというのは、聴きなれないかもしれないが、洗剤がたボール状になっていて、洗濯機に入れることで洗剤が溶け出し洗浄する洗剤だ。
この3つの洗剤は、どれを使っても同じというわけではない。
実はそれぞれで洗浄力が違っている。
衣類用の洗剤はアルカリ性の濃度によって、洗浄力が変わってくる。
3つの洗剤は、アルカリ性の量や強さが違うので、用途に応じて使い分ける必要があるのだ。
3つの洗剤の違いをまとめてみたよ。
粉末洗剤
3種類の洗剤の中でもっとも洗浄力が高い。
成分の多くがアルカリ性で構成されているので、水に溶かしたあともアルカリ性を保ちやすい。
洗浄力が強いので油汚れや色素汚れに強くなっている。
ドロドロになった靴下や、スポーツのユニフォーム、作業着などの目につく汚れを落とすときに効果的だ。
ジェルボール洗剤
ジェル状で濃縮されているため液体洗剤よりはアルカリ性が強いが、粉末洗剤よりは弱くなる。
そのため、洗浄力は粉末洗剤よりも低く、液体洗剤よりは高くなる。
ジェルボールは計量する必要がないので、投入するだけで簡単に洗濯が楽にできる。
しかし細かい量の調整ができないので、洗濯物の量をジェルボールに合わせないといけないというデメリットもある。
液体洗剤
3つの洗剤の中でもっとも洗浄力が弱い。
液体のため、粉末洗剤に比べてアルカリ性の濃度が薄い。
水に溶かすと、さらにアルカリ性の濃度が薄くなるため、中性になりやすい。
除菌成分がはいっているものが多いので、身体からでてくる皮脂や、匂いなど「目に見えない汚れ」を落とすのに効果的だ。
粉末洗剤は日常使いにはむいてなかった
わたしはいままで液体洗剤も粉末洗剤も洗浄力は変わらないと思っていた。
だから一番値段の安い粉末洗剤を、日常の洗濯に使っていた。
これがいけなかった。
粉末洗剤は洗浄力が強いので、日常の軽い汚れを落とすには向いていなかったようだ。
一部だけ色落ちしているのは粉末洗剤のダマのせいだろう。
粉末洗剤は最初にお湯で溶かして使っているが、うまく溶けずに洗剤がダマになることがある。
このダマになった洗剤が洋服の一部分だけに付着して高い洗浄力を発揮して、色落ちしたので、まだらな色になってしまったようだ。
洗濯機を捨てて手洗いにしてからは、バケツに洗濯ものと洗剤をいれて洗っているんだけど、洗剤の量はいつも適当にいれている。
スプーンですくって適当に入れているので洗剤の量が多すぎたというのもある。
洗浄力の高い粉末洗剤の使いかたが間違っていたので、すぐに衣類が傷んでしまったようだ。
日常で使うなら、洗浄力の弱い液体洗剤を使った方がいいようだ。
色ものの服のためにおしゃれ着洗剤を買った
洗剤の選び方が間違っていると気づいたので、新しく洗剤を買った。
おしゃれ着洗剤のエマールだ。
Amazonの「おとく定期便」を 使ったので10%OFFで購入できた。
詰め替え用の方が量が多くて安いのでお得だよ。
おしゃれ着洗剤は女性は下着を洗うときに使うので持っている人も多いだろうが、男性ではあまり使わない。
持っていない人も多いんじゃないだろうか。
わたしは以前、ジーンズを育てていたときに、ジーンズを色落ちさせないで洗うために買ったことがあった。
ジーンズを洗うときしか使わなかったので、中々量が減らなかった記憶がある。
それ以来買ってない。
おしゃれ着洗剤は普通の洗濯洗剤と違って、液性がアルカリ性ではなく「中性」になっている。
液性が中性だとアルカリ性に比べて、洗浄力は落ちる。
そのかわり色落ちや風合いの変化が落ちる可能性が低くなるよ。
アルカリ性はタンパク質を溶かす性質があるので、普通の洗濯洗剤は絹やウールには使えない。
おしゃれ着洗剤は液性が中性なので、タンパク質を含む絹やウールなどの天然素材を洗うことができるよ。
これからは色の濃い洋服はおしゃれ着洗剤、色の薄い洋服は洗剤の量を少なめにして粉末洗剤で洗うことにするよ。
粉末洗剤がなくなったら、液体洗剤に切り替えようかな。
まとめ
洗剤は種類によって、アルカリ性の濃度が変わるので、洗浄力が異なる。
洗濯の用途に応じて適切な洗剤を使わないと、洗濯物を痛める原因になるので、気を付けよう。