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派遣社員とフリーターの違いは?どちらが総合的におすすめ?

派遣社員とフリーターの違いは?どちらが総合的におすすめ?

こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。

 

わたしは20代の多くをフリーターで過ごしその後派遣社員で働いた経験がある。

フリーターと派遣で働いた実経験をもとに派遣社員とフリーターの違いやどちらがおすすめできるなのか紹介するよ。 

派遣とは?

派遣は「派遣会社に登録して紹介された派遣先企業で働く」働き方だ。

会社に直接雇用されて働くパート、アルバイトとは違い、派遣会社に雇用されて働く。

派遣社員とフリーターの違いは?どちらが総合的におすすめ?

派遣会社「リクルートスタッフィング」より

 

仕事の指示は派遣先企業から受けるが、給料や福利厚生などはすべて派遣会社から受けることになる。

派遣社員は雇用されている会社と、働く会社が別になるということだね。

派遣の仕組み

  • 雇用主:派遣会社
  • 給料の支払い:派遣会社
  • 仕事の指示:派遣先企業

また派遣会社は登録しただけでは、すぐに仕事が始まるわけではない。

派遣先企業が決まってはじめて雇用関係が結ばれることになるよ。

派遣とフリーターの違い

  • 派遣社員:派遣会社で雇用され、派遣先企業で働く
  • パート・アルバイト:企業に雇用され働く

派遣社員とフリーターは同じ?

派遣社員とフリーターの違いは?どちらが総合的におすすめ?

派遣社員とフリーターのは同じだという話もある。

 

厚生労働省が1991年に定めたフリーターの定義は「15歳から34歳(若年者)までのアルバイト・パートで働いている人」を指す。

フリーターの定義

15歳から34歳のうち以下にあてはまる人のこと。

  • 勤め先における呼称が「アルバイト・パート」である雇用者
  • 家事も通学もしておらず「アルバイト・パート」の仕事を希望する者

これは何となく多くの人が理解しているフリーターに近いものだろう。

 

しかしその後内閣府が2003年に発行した国民生活白書では、フリーターを「若年者(学生と主婦を除く)のうち、パート・アルバイト(派遣等を含む)及び働く意志のある無職の人」と定義している。

こちらの定義だと派遣社員もフリーターに含まれることになる。

 

これはおそらく国の統計調査が正社員とそれ以外で区別して調査されるためだろう。

35歳以上のフリーターを「中年フリーター」や「高齢フリーター」と呼ぶこともあるが、こちらも国の統計調査から外れており、フリーターの数には含まれていないことも同じ理由だ。

 

しかし実際はフリーターの定義は結構曖昧だ。

高齢フリーターという言葉は普通に使われるし、現実には「フリーター」と「派遣社員」はしっかりと区別されることのほうが多い。

 

両社の違いは国の定義とは違うが、簡単に以下のような認識でいいだろう。

フリーター:学生主婦以外で、アルバイト・パートで働いている人

派遣社員:派遣会社に登録して働いている人

派遣とフリーターの違い

  • 派遣はフルタイム、フリーターはシフト制
  • 派遣はフリーターより給料が高い
  • 派遣はフリーターより福利厚生が手厚い
  • 派遣はスキルアップ講座があり
  • 派遣のほうがフリーターより自由時間が多い

派遣はフルタイム、フリーターはシフト制が多い

派遣とフリーターは勤務時間に違いがある。

フリーターはシフト制のアルバイトで働くことが多いが、派遣社員は基本的には週5のフルタイムの仕事が中心になる。

派遣にも週3の仕事や、セール時の販売スタッフなどの「短期派遣」もあるが、アルバイトに比べると数は少なめだ。

 

派遣はフルタイムの仕事が中心なので、学生が働くのが難しいのもアルバイトとは違う点だ。

また派遣は高校生以下は登録できないようになっている。

高校生の方のご登録はお断りをしております。 また、当社では週5日・フルタイム・長期のお仕事が多くなっておりますので、学生の方ですとご紹介できるお仕事の数が少なくなる可能性がございます。

派遣会社「リクルートスタッフィング」より

 

フリーターはシフト制で働くことができるので時間の融通がききやすいが、労働時間が短くなりやすく、お金をたくさん稼ぐのが難しい。

企業の都合でシフトを減らされたり、他のアルバイトとのシフト調整で働けないことがあるためだ。

逆に働きたくない日に仕事をいれられることも多い。

 

エン・ジャパンのワークライフバランス調査では、アルバイトの人は「仕事の時間を増やせば満足度が上がる」と回答している。

派遣社員とフリーターの違いは?どちらが総合的におすすめ?

ワークライフバランスの満足度がもっとも高い雇用形態は? 第1位は8年連続で「派遣社員」。最下位は「正社員」。ー『エン派遣』ユーザーアンケート集計結果ー | エン・ジャパン(en-japan)

 

そのためお金を稼ぎたい人は、アルバイトを掛け持ちしてダブルワークをすることも多いが、ダブルワークは「移動時間がかかる」「残業代がもらえない」などのデメリットが目立つ。

派遣のほうがフリーターより給料が高い

派遣もフリーターも基本的には時給で働くことになる。

しかしフリーターに比べると、派遣の方が給料が高いことが多い。

 

直接雇用されているフリーターの方が給料が高くなりそうなものだが、そうではない。

これは派遣会社と取引をしている派遣先企業が大手であることが多いためだ。

 

リクルートジョブズの調査によると、派遣社員の東京、名古屋、大阪の3大都市圏の平均時給は1,639円となっている。

2018年10月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査 三大都市圏の10月度平均時給は1,639円 | プレスルーム | リクルートジョブズ

 

特にIT派遣の時給は平均時給2000円以上と正社員並みに高い。

派遣社員とフリーターの違いは?どちらが総合的におすすめ?

実際わたしが職歴なしのフリーターから未経験でIT派遣で初めて働いた時の時給は1800円だった。

それまでのフリーターの時給が1200~1300円程度だったので、500円以上時給が上がったことになる。

 

アルバイトでフルタイムで働いたり、ダブルワークをするくらいなら、派遣で働いた方が稼げる可能性は高い。

フリーターがフルタイムで働くのは意味ない?正社員との年収比較とおすすめの働き方 

派遣はフリーターより福利厚生が手厚い

派遣社員の方がフリーターより福利厚生が手厚い。

派遣会社の厚生年金に加入できる上、社会保険料も大手だと組合に加入できるので安くなる。

 

中小企業のアルバイト・パートは、労働時間などの条件を満たしているにも関わらず厚生年金に加入できないところも多い。

本来は違法なのだが、厚生年金になると会社が半分折半しなければいけないので、それを支払いたくない会社の場合、国民年金になる。

 

それ以外にも、わたしがフリーターで働いていた時は、8時間以上働いても残業手当がもらえず時給が変わらないところや、退勤時間になると先にタイムカードを押させてサービス残業をやらせる会社もあった。

半年働いたらもらえるはずの有給が使えなかったり、最低時給が上がったのに、給料が変わらないままなこともある。

現在フリーターの人は心当たりはないだろうか?

 

中小企業のアルバイト、パートはブラックなところが多い。

また大手の会社でも、コスト削減のために店長の指示でそういった不正を行っている会社も多くある。

 

派遣社員のは派遣会社が企業の間に入るので、そのような不正はおこらない。

サービス残業はないし、5分単位、15分単位でしっかりと残業代をもらうことができる。

有給も簡単に取得することができる。

フリーターと派遣社員を両方経験したが、派遣社員の方が福利厚生がしっかりしていて、働きやすい環境だった。

  • サービス残業がない
  • 残業代が5分単位でもらえる
  • 半年働けば有給が10日使える

派遣はキャリアアップのための研修や講座を受けることができる

派遣会社は、派遣社員のためにスキルアップのための研修や講座を用意している。

派遣会社に登録していたり就業していると、無料で受講することができる。

 

 

オンラインでの勉強や派遣会社に来社しての研修などの様々な種類を用意している。

他には提携している英会話スクールなどを割引価格で受講することが可能だ。

 

IT派遣の場合、講師の説明を受けながら実際に手を動かして進めていくハンズオンセミナーを無料で開催していることが多い。

実際に実機に触れて講師に教えてもらいながら進めることができるのでとても有意義だ。

また資格を取得すると、試験代を支払ってくれる派遣会社もある。

 

フリーターはスキルアップの制度などはないが派遣会社ではキャリアアップや資格取得支援の制度があるので、積極的に利用していこう。

派遣はフリーターより自由時間が多く取れる

わたしはフリーターと派遣どちらも働いたが、派遣の方がフリーターより自由時間が多いと感じている。

なぜなら派遣のほうがフリーターより時給が高いので、より短い時間でフリーターより効率よくお金を稼ぐことができるからだ。

 

時給1,000円のフリーターが、時給2,000円の派遣社員と同じ金額を稼ごうを思ったら、単純に2倍の労働時間が必要になる。

派遣社員なら1ヶ月で稼げる給料をフリーターなら2ヶ月働かないと行けないということだ。

無理をして1日16時間働けば追いつくかもしれないが、完全に過労死ラインを超えているので現実的ではないだろう。

 

同じ金額を稼ぐならフリーターでフルタイムで働くより、1年派遣で働いて、次の1年まるまる働かないで好きなことをしたほうがいいだろう。

もちろん働きたくなればまた働けばいい。

 

派遣は3ヶ月ごとの契約更新の際に仕事をやめると、3ヶ月の給付制限なしですぐに失業保険をもらうことができるのも大きなメリットだ。

1年雇用保険に加入していれば失業保険はもらうことができるので、1年毎に派遣で働いて、3ヶ月失業保険をもらってから、また派遣で働き始めるのもありだ。

 

どうせ同じ時間働くなら、給料が高いほうがいい。

その方が、結果として自由な時間が増えることになる。

派遣とフリーターの違いまとめ

フリーターはシフト制が多く、時間の融通が効きやすいというメリットがある。

しかしシフトに入れなかったり、サービス残業があるなどデメリットがある。

また派遣に比べて時給が低く、福利厚生もあまりない。

 

フリーターより派遣社員で働いた方が総合的にメリットが多い。

  派遣社員 フリーター
勤務時間 フルタイム中心 シフト制中心
給料 高い 低い
残業 サービス残業なし 職場によってはサービス残業あり
有給休暇 あり 職場によってはなし
福利厚生 良い 職場によってはなし
満足度 高い 低い

わたしはフリーターから派遣社員になったが、派遣の方が絶対にいいと言い切れる。

今フリーターをしている人は派遣会社に登録だけでもしておくといい。

 

派遣で働くなら、IT派遣がおすすめだ。

派遣の中でも高時給なので、未経験でも稼ぐことができる。

わたしも全くの未経験から派遣会社に登録したら、時給1,800円の案件を紹介してもらえた。

おすすめのIT派遣会社については、以下の記事で紹介しているのでよかったら参考にしてね。

派遣エンジニアにおすすめのIT派遣会社! 

派遣エンジニアはおすすめの働き方

わたしは、20代前半は日本と海外を往復していてろくに働いてなかったし、その後日本に戻っても、仕事が見つからず何年もフルタイムのフリーターとして働いていたので、職歴はゼロのままという情けない状態だった。

20代後半になり、このままではまずいだろうと真剣に考えた結果、派遣エンジニアで働くことに決めた。

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派遣であれば間口が広く採用されやすいので、職歴ゼロで全くの未経験である自分でも働ける可能性が高い。
それに派遣エンジニアは元々時給が高く、平均時給が2,000円を超えているという事実も、今まで安い時給で働いていた自分にとってはかなり魅力的だった。

数年働いてしっかりとスキルを身につければ、フリーランスとして独立の道も拓ける。

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本当に仕事を紹介してもらえるか不安だったが、派遣会社の登録に行ってみると、思いのほか簡単に仕事を紹介してもらえ、派遣エンジニアの仕事をスタートできた。

あまり働くのは好きではないが、それでも2年目には年収500万を稼げるようになり、20台前半はゼロだった貯金が、30歳には1,000万を超えることができた。

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最初は不安だったけど、今では派遣エンジニアで働いてよかったと思っている。

もしコールセンターを辞めた時に、何も行動せずにズルズルとフリーターを続けていたら、半分以下の収入しか稼ぐことができずフリーターのままだっただろう。

派遣エンジニアという働き方には感謝しているし、もっと早めに行動すればよかったと少し後悔もした。

この時の経験はわたしに「ほんの少し行動するだけで、生活は大きく変わるものだ」と教えてくれた。

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派遣エンジニアは誰でも働くことができる。

まともに働いた職歴のないフリーターの自分でも、きちんと働いてしっかりとお金を稼ぐことができたのが何よりの証拠だ。

もし派遣エンジニアに少しでも興味があるなら、Web上での簡単な派遣登録だけでもしておくといいよ。

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