こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
インターネット回線をWiMAXからFUJI Wifiに切り替えて2ヶ月がたった。
今回は、FUJI Wifiのルーターの一つ「FS030W」について詳しく紹介するよ。
FUJI Wifiとは?
「FUJI Wifi」は、株式会社レグルスが運用するモバイルWiFiルーターをレンタルできるサービスだ。
レンタルなので、契約期間や解約違約金などがかからないのが特徴で、気軽にポケットWiFiを利用することができる。
FUJI wifiについてはこちらの記事を参考にしてね。
FUJI Wifiの速度や他社との比較!実際に契約して使ってみた個人的口コミを紹介
FUJI WiFiでは自分でルーターを選択することが出来ず、プランによってルーターが決まる。
今回紹介する「FS030W」は、「50Gプラン」「100Gプラン」を利用した時に送られてくるルーターだ。
わたしも「50Gプラン」を利用しているのでFS030Wを利用している。
月間データ使用量大きめなプランが人気なので、FUJI Wifiを利用するなら「FS030W」を利用することになる人も多いだろう。
FS030Wのスペック・仕様
「FS030W」は富士ソフトが製造しているモバイルルーターだ。
スペックは以下の通りとなっている。
商品名 | +F FS030W |
---|---|
型番 | FS030WMB1 |
サイズ | 高さ 約 74.0mm×幅 約 74.0mm×厚さ 約 17.3mm |
質量 | 約128g |
通信方式(ネットワーク側) |
LTE:受信時最大 150Mbps/送信時最大 50Mbps 3G:受信時最大 42Mbps/送信時最大 5.76Mbps |
通信方式(端末側) |
無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac 最大433Mbps Bluetooth:最大3Mbps |
周波数 |
無線LAN:2.4GHz/5GHz Bluetooth:2.4GHz |
連続待受時間(無線OFF時) | 約600時間 |
連続通信時間 |
無線LAN通信:最大20時間(LTE通信時) Bluetooth:最大24時間(LTE通信時) |
動作環境 |
動作温度範囲:0℃~35℃ 保管温度範囲:-20℃~60℃ |
無線LAN同時接続数 | 15台 |
Bluetooth接続数 | 5台 |
USB接続数 | 1台 |
セキュリティ | WEP、WPA-PSK、WPA2-PSK |
対応SIM | LTE 対応SIM(形状:microSIM) |
充電用端子 | microUSB(USB2.0) |
充電用電源 | 5.0V(DC)、1.5A MAX |
最大充電時間 | ACアダプタ利用時:最大3時間 |
バッテリー | リチウムイオンポリマー 3060mAh(3.7V) 着脱式 |
国際ローミング | 非対応 |
表示言語 | 日本語/英語/中国語 |
モバイルWiFiルーターは長方形のデザインが多いが「FS030W」は、珍しく正方形の形をしている。
「FS030W」の特徴
- 連続通信時間が長い
- ソフトバンク4G/LTEk回線でエリアが広い
- クレードルが利用可能
- 充電用電源が1.5Aと大きめ
バッテリー容量が多く連続通信時間が20時間とかなり長い
「FS030W」の最大の特徴は、連続通信時間がとても長いことだ。
無線LAN利用時の連続通信時間は20時間とかなり長い。
FS030Wの連続通信時間
- 無線LAN利用時:20時間
- Bluetooth利用時:24時間
Bluetoothで接続することはあまりないが、Bluetoothを利用した時は、24時間とさらに長くなっている。
わたしが以前使っていたWiMAXのモバイルルーター「W04」のWiMAX回線利用時の連続通信時間は9時間だった。
WiMAXの最新機種の「W05」も連続通信時間は変わらず9時間となっている。
モバイルWiFiルーターの連続通信時間の比較
- FS030W:20時間
- W04:9時間
- W05:9時間
WiMAXのルータと比較すると2倍以上バッテリーが長持ちするので、バッテリー切れの心配がほとんどない。
実際、WiMAXの時に比べてバッテリーの持ちはかなり長い。
W04の時は、朝から利用していると途中で充電しないとバッテリーがなくなり、使えなくなってしまっていたが、FS030Wは日中に充電する必要がまったくない。
寝る前にルーターを充電するのを忘れてしまっても、翌日もある程度バッテリー残量が残っているので、そのまま持っていくこともできる。
ソフトバンク4G/LTE回線で利用できるエリアが広い
FUJI WiFiでFS030Wをレンタルした場合、利用する回線はソフトバンクの「4G/LTE回線」になる。
インフラであるキャリアの回線なので利用できるエリアが広く、ソフトバンクユーザーが利用できるエリアであればどこでも利用することができる。
WiMAXが入りにくい地下鉄や地下のお店でも接続できるのも良い点だ。
サービスエリアマップ | サービスエリア | 通信・エリア | モバイル | ソフトバンク
クレードルが利用可能
「FS030W」は専用の「クレードル」に接続可能だ。
クレードルは、ルーターを置いて充電することができる機器のことだ。
「FS030W」はモバイルWifiルーターなので有線LAN接続はできないが、クレードルがあれば、有線LANケーブルで直接PCに接続することが出来るようになる。
ネットワークを構築するために、有線LANでの接続が必要な人はクレードルを購入するといい。
FS030Wのクレードルは、FUJI WiFiではレンタルを行っていないので、別途購入する必要がある。
Amazonで3000円程度で売られているので必要な人は購入するといい。
充電用電源が1.5Aと大きい
FS030Wの充電用電源はMAXで「1.5A」と大きめだ。
これは「iPhone6 Plus」など通常より画面が大きいスマホと同じA数になる。
iPhoneなどのスマホに付属している充電アダブタは基本的には最大「1.0A」になっている。
そのためiPhoneなどの充電用アダプタやケーブルで充電すると、少し充電に時間がかかる可能性がある。
iPadなどのタブレットの充電アダプタは2.0Aまで対応しているので持っているならそちらを使うと充電の効率がいい。
ケーブルに関しては本体と一緒に送られてくるケーブルを使うのが一番いいだろう。
わたしはあまりこだわらずに空いているアダプタやケーブルで充電しているが、実際に使っていて充電に関して気になったことはない。
バッテリーの持ちがよく寝る前に充電しているのもあるだろうが、あまり気にしなくもていいだろう。
「FS030W」のインターネット接続の設定方法
FS030Wには正面の「ホームボタン」と側面の「WPSボタン」の計2つのボタンがあり、この2つのボタンで操作をする。
正面にある「ホームボタン」
側面にあるのが「WPSボタン」だ。
「ホームボタン」が決定ボタン、「WPSボタン」が移動するボタンとなっている。
非常にシンプルな作りになっているので操作も簡単だ。
FS030Wにはインターネット接続の方法が複数ある。
インターネット接続設定の方法
- SSIDとパスワードで接続する
- QRコードで接続する
- WPSで接続する
- Bluetoothで接続する
FS030Wを使ってインターネットに接続する方法をそれぞれ紹介するよ。
1.SSIDとパスワードでインターネット接続する設定
最も基本的なWiFiの接続方法が、SSIDとパスワードで接続する方法だ。
バッテリー残量などが表示されている画面から正面のホームボタンを1回押すと「プライマリSSID」と「プライマリKey」が表示される画面に移動する。
プライマリは「一番の」「優先的な」という意味だ。
FUJI WiFiでレンタルした場合、すでにWiFiの設定が終わっているのでこれらをスマホやPCを使って接続すればインターネットに接続することができる。
スマホやPCのWiFi設定画面を開き「プライマリSSID」と同じ名前を選択する。
パスワードの入力を求められるので「プライマリKey」と入力しよう。
これで接続できるはずだ。
SSIDとパスワードで入力する方法
- ホームボタンを1回押す
- プライマリプライマリSSIDとプライマリKeyを確認する
- スマホやPCのWiFi設定画面からSSIDに接続する
- パスワードにプライマリKeyを入力する
2.QRコードでインターネット接続する設定
FS030WにはQRコードがあり、読み込むことでインターネットに接続可能だ。
QRコードを読み込めば、パスワードなどの入力不要ですぐに接続できるので、スマホでインターネットに接続する時に非常に便利だ。
QRコードを読み取るアプリはなんでもいい。
iOSが最新のiPhoneであればカメラでQRコードは読み取りすることもできる。
ただし、読み込みがうまくいかないこともあるので注意。
QRコードでインターネットに接続する方法
- ホームボタンを2回押す
- QRコードが表示されるのでスマホで読み取る
3.WPSボタンでインターネット接続する設定
WPSは「Wi-Fi Protected Setup」の略で簡単で安全にWiFiに接続できる方法だ。
WPSボタンを使うことで、パスワードの入力なしでインターネットに接続することができる。
ただしiPhoneはWPSに対応していないので注意。
この接続方法はAndroid端末のみ利用できる。
Android端末のWiFi画面を見てみると「WPS 」と表示されているのでクリックする。
その後ルーターのWPSボタンを長押しすると接続することができる。
WPSが見当たらない場合「詳細な設定」などにあることも多いので確認するといい。
実際にKindle Fireで接続してみた。
WiFiの「高度なWi-Fi」設定からWPSプッシュボタンをクリックする。
すると「ルーターのWPSを押してください」と表示される。
上の画面が出ている状態で、ルーターのWPSを3秒以上長押しするとインターネットに接続できる。
WPSボタンでインターネット接続する方法
- スマホやタブレットのWPSボタンを押す
- ルーターのWPSボタンを3秒間長押しする
4.Bluetoothで接続する設定
FS030Wは、無線LAN以外にもBluetoothでインターネットに接続することも可能だ。Bluetoothで接続した場合下り最大3Mbpsとなるが、連続使用時間が24時間と長くなる。
Bluetoothで接続する時は、まずデフォルトでは無効になっているルーターのBluetoothを有効にする。
その後、スマホとのペアリングを行えばいい。
最終的にペアリング番号がスマホとルーターに表示されるので確認しよう。
Bluetoothでインターネット接続する方法
- ホーム画面を5回押し「Bluetooth」の画面を表示する
- WPSボタンを押し「BT状態」に移動する
- ホーム画面を押し「BT状態」を無効から有効に変更する
- WPSボタンを押し「BTペアリング」に移動する
- ホーム画面で「BTペアリング」を選択する
- スマホの「Bluetooth」を「オン」にして接続する
Bluetooth接続は接続までに時間がかかるのであまりおすすめしない。
ほとんどの場合インターネット接続では無線LANでを利用するので、Bluetoothが活躍する機会はあまりない。
無線LANとBluetoothを併用して、LAN側の回線混雑を軽減することができるかもしれないが、あくまでおまけ程度に考えておくといい。
FS030Wのスペックや設定方法まとめ
FS030Wは、連続使用時間が長いのが一番の大きな特徴だ。
同じポケットWiFiのモバイルルーター「W04」や「W05」に比べて連続使用時間が2倍以上長い。
無線LAN利用時で20時間使うことができるので、途中で充電する必要がない。
朝早くから使っても充電なしで1日中利用可能だ。
通信速度も下り30MbpsはでるのでポケットWiFiとしては十分だ。
FUJI wifiでは利用するモバイルルーターを選ぶことが出来ないが、FS030WはポケットWiFiとしては十分なスペックを持っているといえる。
レンタルWifiルーターサービスの「FUJI wifi」についてはこちらの記事を参考にしてね。
FUJI Wifiの速度や他社との比較!実際に契約して使ってみた個人的口コミを紹介