こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
フリーターをしていると「いつかはフリーターを卒業しないといけない」と考えるものだが、ついずるずると先延ばしにしてしまいがちだ。
わたしも20代後半までフリーターとして生活していたので、よくわかる。
実際フリーターは何歳まで続けられるのだろうか?
そしてどうしてフリーターを続けてはいけないのだろうか。
- 「フリーターは何歳まで?」と考える理由
- そうはいってもフリーターが何歳までも続けられない理由
- 中年フリーターは本当に悲惨か?
- フリーターは何歳まで続けられる?
- フリーターは何歳まで続けられるのかまとめ
「フリーターは何歳まで?」と考える理由
「フリーターを何歳まで続けられるか」を考える前に、「どうしてフリーターを続けていはいけないのか」を考えてみよう。
「フリーターは何歳まで続けられるか?」という問いは「フリーターは長くは続けられない」、「いつか卒業するものである」ということが前提にあるが、果たして本当だろうか?
フリーターをいつまでも続けられない理由を考えてみると、
- 収入が少ない
- 世間体が良くない
- 老後が不安
- 結婚できない
といったものが挙げられる。
この理由のうち「世間体が良くない」や「老後が不安」「結婚できない」などは、一番最初の「収入が少ないこと」に起因している。
フリーターの平均年収が5000万なら、フリーターのイメージも変わったものになるだろうし、フリーターのほとんどの問題は解決するはずだ。
そう考えるとフリーターの問題は総じて「お金」の問題ということになる。
「フリーター=収入が少ない=将来が不安」となり、フリーターは何歳まで許されるのかという話になってくる。
生活費が少なければ何歳まででもフリーターは可能
フリーターが長くは続けられない理由が「お金」に起因するものだとすれば、その問題が解決すれば、フリーターを何歳まで続けても構わないことになる。
極端な意見かもしれないが、日々の生活費が少なければ何歳まででもフリーターで生活していくことが可能だ。
目安としては「一人暮らしをしている状態で生活費が月10万円以下」であれば、そのままフリーターでも十分生活していくことは可能だろう。
「フリーターだと貯金ができない」という人もいるかもしれないが、生活費が少なければ十分に貯金も可能だ。
わたしは最低賃金でフリーターをしていた時も最低月10万は貯金をしていた。
最低賃金のフリーターでも一人暮らしで月10万貯金する方法!【余裕】
しっかりと目標をたてておけば、フリーターでも年間100万円程度の貯金はできる。
20年で2000万円の貯金ができるので、低収入であっても40歳に2000万程度の貯金を作ることも十分に可能だ。
2000万を年3%で資産運用できれば、年間60万の収入が入る。
その分働く時間を減らしたり、好きなものを買うことができる。
やり方さえ考えておけば、フリーターを何歳までも続けていくことは十分に可能だ。
そうはいってもフリーターが何歳までも続けられない理由
生活費が少なければ何歳までもフリーターを続けても構わないといったが、これはわたしが「自分で稼いだお金で生活できているなら職種や雇用形態はどうでもいい」というスタンスだからだ。
生活を持続できる基盤とそれを維持できる見通しがあるのであれば、フリーターでい続けても構わないと考えている。
ただ「ずっとフリーターでもOK」といわれても、大半の人は「ずっとフリーターで働き続けるのは難しい」と考えているはずだ。
生活費を少なくすれば収入の少なさをカバーすることができるが、世間体の悪さなどはカバーすることができないからだ。
結婚はできないことはないだろうが、パートナーやその両親がフリーターであり続けることを許容してくることが前提となるので、選択肢が狭まることは確実だ。
特に男性の場合は、専業主婦志向の女性や、結婚して養ってもらいたいと考えている女性とは、壊滅的に相性が悪く、選択肢が大きく狭くなる。
女性は結婚すれば専業主婦という肩書きが手に入るが、男性で専業主夫を名乗るのはまだまだ難しいだろう。
わたし自身、同じアルバイトで知り合ったフリーター同士のカッブルが結婚を機に、正社員に転職したのを何度かみてきた。
この場合は男性は正社員に転職、女性は同じアルバイトを続けるというケースが多かったように思う。
説明責任が面倒
フリーターであり続けるためには、その理由を周りの人間に納得できるかたちで説明する「説明責任」が生じる。
この「説明責任」が結構というかかなり面倒くさい。
正社員という肩書があれば、労働環境が劣悪だろうが、低賃金だろうが何もいわれることはないが、フリーターの場合は仕事の話をするたびに「なぜフリーターをしているかの理由」を、何度も説明する必要がある。
家族や友人、親戚などに会う度にいちいち説明するのはかなり面倒だろう。
なんとなくフリーターをしているだけで、理由を具体的に説明できない場合はなおさらだ。
それに周囲の人間に毎回「なんでフリーターをやってるの?」と聞かれ続けると、なんだか不安になってくるものだ。
「『生活費が少ないから、収入が少なくても大丈夫』とはいっても、本当に大丈夫だろうか。」
「貯金をしているけど、本当にこのままで足りるのだろうか?」
といった心配が生まれてくる。
これは友人に「恋人のどこがいいの?」と毎回聞かれるので、真面目に考えてみると恋人の何がいいのかよくわからなくなってくるのと同じだ。
フリーターを続けられない理由は、もともとは「お金」から起因したものだが、そこから世間体の悪さが生まれ、「説明責任」が必要になる。
フリーターが続けられない一番の理由はこの「説明責任が面倒くさい」ことが一番の理由にあるように思う。
説明責任のコストは意外に高くつくのだ。
中年フリーターは本当に悲惨か?
元々フリーターは35歳までの若者に対して使われる言葉だったが、35歳以上になってもフリーターを続ける人が増加したため「中年フリーター」という言葉が生まれた。
「中年フリーターは悲惨」だという話をよく聞く。
もちろん中年までフリーターをしている場合、正社員として雇用されるのは難しいだろう。
だがだからといって一括りに「悲惨」だというのは話が雑すぎる気がする。
例えば40代の単身者女性の4割以上が、非正規雇用であるというデータがある。
もともと女性は男性に比べて非正規雇用の割合が高く、年収が低い傾向にあるので、これも社会問題の一つだと考えることもできるだろう。
ただ見方を変えるとこれは「フリーターの人でも十分に暮らしていける」ということを表しているのではないだろうか。
4割のうち、中には「正社員になりたいけどなれないから」という理由で働いている場合もあるだろうが、それが全てではないはずだ。
女性は男性に比べて仕事にあまり自己実現を求めない人が多いように思う。
そのためアルバイトだけでも十分暮らしていけるなら、時間を縛られたり、責任が大きい正社員でわざわざ働くことを嫌っている可能性が高い。
また程度貯金をしたあとに、仕事をやめて週2、3日だけアルバイトをして働く「セミリタイア」という働き方がある。
これらの人は分類では中年フリーターとなるだろうが、実際は自ら選んで仕事を辞めているのであり、悲惨でもなんでもないだろう。
中年フリーターが増加した背景には、就職氷河期で就職できないままフリーターになった人が高齢化したなど本人の意図しない理由もあるだろうが、増加しているということは少なからずメリットも有るということだ。
ブラック企業で働くくらいなら、フリーターを続けたほうがマシだと考えていたり、特に生活に困っていないのでフリーターを続けている人が多いように思う。
そういう人も「どうしてフリーターを続けているのか?」と聞かれると明確な理由がないので、それらしく「正社員になりたいけどなれないから」と答えているだけだったりする。
また「フリーターは不安定」とよくいわれるが、それは雇用の流動性がまったくない新卒採用の日本型の雇用と比較した話であって、別にそこまで雇用が不安定なわけではない。
退職後にコンビニなどで働くシニア世代が増えていることを考えると、中年フリーターになっても働き口がなくなるとは考えにくいだろう。
フリーターは何歳まで続けられる?
先に話したとおり「フリーターは何歳まで続けられるのか」という問いの答えは「生活費が少なければ、いつまでも続けられる」だ。
日本という恵まれた環境であれば、一生フリーターでも生きていくことは可能だろう。
ただしそこにはフリーターであるための「説明責任」という面倒なコストが生じるし、収入が少ないことからくる制約を受け入れる必要があるだろう。
もし一生フリーターをする覚悟がないなら、今すぐにフリーターを辞めて転職するべきだ。
というか、現在フリーターでいる人で「何歳まで続けられるのか」と検索して、この記事にたどり着いていたなら、一生フリーターを続ける気はないはずだ。
それなら今すぐに行動を起こしてできるだけ早くフリーターからは卒業したほうがいい。
フリーターの期間が短いほうが就職もしやすいし、いざ転職をしようと思っても、新しい仕事がすぐに見つかるわけではない。
フリーターで居続けるつもりがないのであれば、できるだけ早く行動に移したほうがいいい。
30歳までに早めの行動を
ずっとフリーターでいるつもりがないなら、早めに行動することが大事だ。
ただ、いざ正社員を目指そうとしても「具体的に何をしたらいいのかわからない」「どうやったら正社員になれるのかわからない」と考える人も多いだろう。
わたしも20代後半までフリーターをしていたのでその気持ちはよく分かる。
フリーターから正社員を目指すのであれば、転職エージェントを利用するといい。
転職エージェントは、専門のスタッフが「求人の紹介」や「履歴書の作成」など就職に必要なことをサポートしてくれる。
転職エージェントを利用すれば、自分で仕事を探すより効率がよく、確実に就職につなげることができる。
フリーターの人は、専門の転職エージェント「ジェイック」を利用するのがおすすめだ。
就職率が80%以上と非常に高く、多くのフリーターが正社員になった実績があるエージェントなので信頼できる。
20代限定なので、あなたが20代で真剣に正社員になりたいと考えているなら、必ず利用したほうがいい。
まずは派遣で働くいう道もある
いきなり正社員への就職はハードルが高いと感じているなら、派遣で働くというのも一つの選択肢としておすすめだ。
わたしは20代後半にフリーターから全くの未経験でIT派遣で働き始めた。
派遣であれば、派遣会社が仕事を紹介してくれるので未経験であっても、正社員に比べて圧倒的に仕事を見つけやすい。
派遣会社と企業に元々あるコネクションを利用して働くことができるため、仕事開始までも非常にスムーズだ。
わたしが未経験で働き始めたIT系の派遣であれば平均時給2,000円を超えているので、簡単に年収400万を超えることが可能だ。
実際わたしは全くの未経験から派遣2年目で年収500万を超えることができた。
ネットワークエンジニア派遣は未経験でも高収入!2年目で年収500万で稼げる
収入が増えて労働時間が減ったので、フリーターをしていた頃より生活が楽になった。
フリーターをしている人にIT派遣は選択肢としてかなりおすすめだ。
フリーターがフルタイムで働くのは意味ない?正社員との年収比較とおすすめの働き方
フリーターは何歳まで続けられるのかまとめ
- フリーターは何歳まででも続けられる
- ただし、金銭面の制約や説明責任をするコストがかかる
- 一生フリーターをするつもりがないなら早めに就職活動しよう
日本に住んでいるのであれば、 フリーターを一生続けることは十分に可能だ。
ただし、金銭面の制約や説明責任のコストは避けられないことは覚悟しよう。
わたし自身20代後半までフリーターを続けていたが、もうちょっと早く行動しておけばよかったと反省している。
フリーターは何歳までも続けられるが、一生続ける気がないのであれば、すぐに行動して脱出したほうが絶対にいい。
それだけは言い切れる。
あなたの将来を考えてみて、今のままで本当にいいのかをしっかりと考えてみてほしい。