こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
日々の生活で必ず使う消耗品の1つに洗剤がある。
最近では、環境に配慮する人が増えたのか、日常で使用する洗剤にもエコを強く打ち出した「エコ洗剤」が多く売り出されている。
エコ洗剤の中でも有名な海外のメーカーが「エコベール」だ。
エコベールの洗剤ってどうなの? ってことで、洗濯用洗剤「ランドリーリキッド」を実際に使ってみたので紹介するよ。
エコベールとは?
エコベールは、1979年に設立したベルギーの洗剤メーカーだ。
今では環境に優しいエコロジーな製品が「エコ」として定着し、サステイナブル(持続可能性)という言葉が、色々なところで飛び交っているが、その言葉が定着するずっと前からエコ活動に取り組んできた会社だ。
もともと2人の環境活動家によって作られた会社で、エコベールはベルギー語で「環境と緑」を意味している。
その後、エコな取り組みが評価されて世界で販売されるようになった。
「国連環境計画(UNEP)グローバル500賞」を受賞
エコベールは様々なエコの取り組みを行った結果、1993年には国連から「国連環境計画(UNEP)グローバル500賞」を受賞している。
これは環境に大きな貢献した個人や組織、企業に与えられる賞で、家庭用洗剤のメーカーではエコベールがはじめて受賞することになった。
エコベールの特徴
全て植物由来の成分でできている
エコベールの洗剤は、植物由来とミネラル成分から作られている。
石油由来の原料や人工香料、着色料などは一切使用されていない。
界面活性剤だけ植物由来の物を使用して「天然成分」とうたっているもののあるが、エコベールは製品はそれ以外の成分も、植物由来やミネラル成分となっている。
植物由来の成分は、石油由来の成分とは違い再生可能なので、枯渇する心配がない。
そのため同じ成分であっても、植物由来だったほうが環境には優しくなる。
天然の成分を使うことで、人体への影響が少ないだけでなく、環境にも優しいというメリットがある。
短時間で生分解される
エコベールの洗剤はすべて短期間で生分解される界面活性剤が使用されている。
通常、廃棄された洗剤はバクテリアや菌類によって、分解され自然に帰っていく。
分解までに時間のかかる製品はその間に環境に影響を及ぼすため、環境への負荷が大きくなる。
生分解性が高いということは、環境への負荷を下げる働きがあるということになる。
エコベールの洗剤は、ヤシ油由来の界面活性剤から作られていて、3日以内に100%洗浄力を失い、1週間以内に99%生分解されるようになっている。
そのため、水中生物や水中の環境への影響を少なく抑えることができる。
動物実験を行わない
エコベールは、商品開発のすべての段階で動物実験を行わないことを示す国際的な認証基準「リーピングバニー」の認証を受けている。
人間の利便性のために動物実験を行うことに反対しているメーカーだ。
新しい原料を使うときは、人が使用した時に安全か確かめるために、商品テストが行われる。
この時多くの場合人間の代わりに動物を使った実験が行われるが、エコベールは動物を使わずに商品テストを行っている。
じゃあどうしているのかというと、動物の代わりに培養細胞を使った実験を行っている。
培養細胞は皮膚や目が触れたときと同じ反応を示すので、動物実験を行わなくても、商品テストを行うことができる。
環境に配慮した工場で製造されている
エコベールは商品を製造する工場にもこだわっている。
ベルギー工場は、木やレンガなどのリサイクル可能な素材で作られていて、天井も植物が植えられたグリーンルーフとなっている。
製造過程においても、工場排水を最低限に留めるなどの配慮が行われている。
エコベールの洗濯用洗剤のメリット
エコベールの洗濯用洗剤「ランドリーリキッド」は酵素、蛍光増白剤、着色料無配合の洗剤だ。
実際に購入して使いきってみたので、メリットを紹介するよ。
価格が安い
エコベールは海外の洗剤だが、価格は安めで、エコ洗剤の中ではもっとも安い部類に入る。
1.5リットルで定価1400円(税抜)で、Amazonで定期便を利用すれば、1300円以下で買うこともできる。
容量も1本1.5リットルと多いので、1回購入すれば結構長持ちするよ。
汚れはちゃんと落ちる
エコ洗剤で気になる点の1つが、普通の洗剤のようにきちんと汚れが落ちるかどうかだろう。
いくら環境に配慮していても、汚れが落ちなければ洗剤の意味がない。
実際に使ってみたところ、汚れはきちんと落ちた。
洗剤自体は少し水っぽっくて泡立ちも少なかったが、洗ってみると汚れは普通の洗剤と変わらずに落とすことができる。
洗剤自体に蛍光増白剤も使用していないので、過度な色落ちも心配しなくてもいいだろう。
ボトルがおしゃれ
エコベールのランドリーリキッドはパッケージが英語で書かれているの、ボトルがおしゃれに見える。
日本の洗濯用洗剤はボトルのパッケージに「部屋干し」「抗菌EX」など、どうしてもおしゃれに見えない単語が並んでいるが、エコベールにはそれがない。
外に出しておいても、インテリアのアクセントとして使うことができる。
エコベールの洗濯用洗剤のデメリット
エコベールの「ランドリーリキッド」を実際に使用して、ちょっと残念だと思った点を紹介するよ。
ラベンダーの香りが強い
エコベールを、はじめて使った時真っ先に思ったのが「匂いがきつい」ということだ。
植物由来のラベンダーの香りのようだが、トイレの芳香剤のような印象を受けた。
わたしの場合、手洗いをしていること、それまでは香りのあまり強くないエマールをメインの洗剤として使っていたので、余計にそう感じたのかもしれない。
ただ、欧米の人は日本人に比べて体臭が強いので、洗剤の香りも強めになっている可能性がある。
Amazonのレビューでも香りに関して気になるといったレビューがいくつかあった。
泡立ちがよく、汚れも綺麗に落ちているように思います。ただ、ラベンダーの香りが個人的にはレモンや無香料だったらなと思ってしまいました。少し古臭いラベンダーの香り?に感じて部屋干ししているとう〜ん、、、となりました。
ただしラベンダーの香りが良いという意見もあるので、好き嫌いがはっきりと分かれる香りのようだ。
市販されている洗剤は香りが抑えられているものでも私のように匂いに敏感な人間とっては強烈に感じます。匂いがきついと感じるだけならばまだいいのですがそこからさらに頭痛、吐き気を催すほど人工香料は苦手です。今までかなりの数の洗剤を試してきましたがやっと落ち着けるものに出会えました。
程よいラベンダーの香りで、洗濯ちゅうも気持ちがリラックスします。肌に優しい感じです。
洗濯をしたあとの香りがきついわけではないので、洗濯機で洗濯するならあまり気にしなくてもいいかもしれない。
わたしはあまりラベンダーの香りを選ばないので、匂いに慣れていない可能性もあるしね。
詰替え用がない
エコベールはエコを推奨するメーカーなので洗剤のボトルもサトウキビを原料に作られた植物由来のものや、100%再生プラスチックを使用したものを使用している。
その辺は環境に配慮していいんだけど、意外なことに詰替え用パックは販売していない。
単純に考えれば詰替え用パックがあったほうが、毎回ボトルを捨てる必要がなくなるので、資源の無駄使いが減り、エコになりそうなものだ。
エコベールには、詰替え用パックがないので、なくなるたびにボトルを購入する必要がある。
製品のラインナップを絞ることで価格を抑えているのかもしれないので、なんとも言えないところだが、定期的に買うのであれば詰替え用があったほうが嬉しい気がする。
大容量の5リットル洗剤も売られているので、多く使う人はそちらを購入するといいかもしれない。
まとめ
エコベールは海外のエコ洗剤にかかわらず価格が安くリーズナブルだ。
パッケージがおしゃれなのもポイントが高い。
詰替え用がないのが残念だが、価格面だけ考えれば他のエコ洗剤よりは安くなるだろう。
エコ洗剤を試しに使ってみたいと思ったら、買ってみるといいかもね。
エコ洗剤を探している人はこちらの記事も参考にしてね。