こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。
わたしの友人にIターンをして、田舎に移住して農業を始めた人がいる。
彼は元々東京出身の都会っ子。
ある目標に向かって努力していたのだが、いつまでも夢ばかり追っていてもしかたがないと、その目標達成までに期限を設けていた。
その後、残念ながら友人は自分の決めた期限内に目標を達成することができなかった。
そのため、次の目標として農業を選んだ。
最近田舎に移住する人が増えていると聞くけど、実際の暮らしはどんな感じなのか。
友達とその知人に会って話を聞いてみた。
移住する田舎の決め方
私の友人は田舎で農業をすることは決めたが「どこで何を作るか」具体的な案はなかった。
旅行で田舎を観光しながら、住む場所を探していたが漠然と「あの辺がいいかな」と考えるだけで、実際に住むところは決めかねていた。
そんな彼の移住を決めたのが、ビックサイトの移住に関するイベント。
「JOIN移住・交流&地域おこしフェア」というイベントを毎年1月に行っているようだ。
今年は2016年1月16、17日に開催予定なので興味ある人は見に行ってみればいい。
このイベントで現在の彼の師匠から話を聞いたことがきっかけで、田舎に移住することを決めた。
つまり人との出会いで住む場所が決まったというわけだ。
田舎の人間関係
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
アドラーが言う通り、人間関係は人を幸せにも不幸にもする。
都会から田舎へ移るときに考えることが、田舎での人間関係である。
田舎のコミュニティが出来上がっているところへよそ者があらわれて、田舎の方々の反応はどうなのか?
単身、田舎に移り住んで、近所付き合いなどはどうなのか聞いてみたら「自分の前に何人も移住した先輩がいるので、全然問題ない」とのこと。
過去に移住した人が多いので、田舎の人の反応も良好。
単身乗り込んでも、アウェイ感はほとんどないという。
また移住した先輩方から、色々な情報をもらうことができる。
移住するなら、移住者の実績が多い田舎の方が暮らしやすいかもしれないよ。
田舎での仕事
次に田舎に移住する時に問題になるのが仕事である。
田舎は仕事がないと言われているが、実際にどうなのか?
わたしの友人は紹介してもらった農家の人を手伝いながら、農機具などを借りて、自身の農作物を育てている。
収入に関しては、その農家の手伝いによって得られる収入がメインである。
他にも、農業をやりながら、冬場は酒蔵で仕事をする人、猟師の人がいた。
地域おこし協力隊といって、1~3年間、市の職員として村おこしの活動などを行い、収入を得る仕事もある。
収入はあまり多くはないが、家賃などを払う必要がないので、田舎で暮らす分には問題なさそう(自治体によって条件は異なる)。
地域おこし協力隊の中には子供と奥さんのいる人もいたので、単身者だけではないようだ。
地域おこし協力隊もサイトに登録しておけば、メールで情報が届くので、興味があるなら登録しておこう。
わたしが会った地域おこし協力隊の人たちは、猟師をやっていて、イノシシと鹿肉を狩っている。
イノシシと鹿肉を食べたけど、血抜きがしっかりされていて、おいしかったよ。
あと鹿肉をおみやげにもらったよ。
ありがとね。
田舎で食べるものには本当に困らない
食べるものには本当に困らないようだ。
農業をやっている家では大量にできた野菜は食べきれないので、知り合いに配ることになる。
そして人に配ると代わりに別の野菜をもらうことができる。
紙幣を介さない交換経済さながらである。
米も自分で作っているため、食に困ることもない。
わたしも米をもらったよ。
案外、形が悪いため販売できなかったくず米と呼ばれる米がおいしいらしい。
なるほどね。
また仕事で使う軽トラは知人を介して10万以下で購入したとのこと。
今度、車検が切れて廃車になる車をもらうので、そちらを日常に使用する車にするとのこと。
まとめ
色々な話を聞くと、田舎暮らしは面白そうだった。
廃材で自分の家を建てたり、自給自足の暮らしをしているBライフ系の人もいた。
わたしはお金をかけない生活や、セルフビルドに興味があるので、楽しく田舎の話を聞くことができたよ。
田舎への移住はあまり深刻に考えずに、行けば何とかなるくらいのスタンスで行くと案外何とかなるもののようだ。
しかし、わたしのように仕事に興味のない非正規ならともかく、何年も正社員で働いている人は、給与が減ることは避けられない。
そのあたりは現実的にしっかり考えといた方がいい。
興味があったら、ゆるい一歩として、フェアに参加してみたりメール会員に登録して情報を集めるのがいいのかもね。