ハンバート友幸の庭

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IT業界を騒がせているスカイレイク(Skylake)問題をあなたは知ってる?

こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。

 

突然だけど、みんなはスカイレイクって知ってる?

「すかいらーく」じゃなくて「スカイレイク」ね。

ガストにはいつもお世話になっているが、今回は関係ない。

 

このスカイレイクがIT業界では密かに問題を引き起こし、大変なことになっている。

そんなわけでスカイレイク問題のことを書いていくよ。

スカイレイク(Skylake)とは?

スカイレイク(Skylake)とはIntel CPUのCore i第6世代マイクロアーキテクチャの名称。

各世代ごとの名前は下記の通り。

  1. Nehalem
  2. Sandy Bridge
  3. Ivy Bridge
  4. Haswell
  5. Broadwell
  6. Skylake

スカイレイクは2015年8月に製品化、発売された最新のヴァージョンである。

スカイレイク問題とは?

スカイレイク問題というと、スカイレイクに欠陥があるように聞こえてしまうが、スカイレイク自体はインテルの最新のCPUというだけなので、何の問題もない。

問題は、マイクロソフトの対応にある。

 

2016年1月に突然マイクロソフトが、スカイレイクの搭載されている端末はウィンドウズ7と8のサポートを2017年の7月で打ち切ると発表したのである。

通常であれば、Windows7は2020年まで、Windows8.1は2023年までメーカーサポートが受けられる。

それが、突然スカイレイクを搭載しているPCについてはサポート期間が短縮され、2017年にサポートが打ち切られることになってしまった。

 

マイクロソフトいわく、スカイレイクは最新のCPUのため、Windows7や8.1では性能を発揮しきれない。

最新のOS、Windows10を使ってくれ、とのこと。

 

マイクロソフトとしては、当然最新のOSであるWindows10に移行してほしいのだろう。

しかしスカイレイクのパソコンだけ早めにサポートを打ち切る意味がよくわからない。

スカイレイクの問題点

この発表を受けて、問題となるのが企業のPCである。

企業のPCは、基本的に管理者が管理しており、勝手なOSのアップデートはできない。

下手にOSをアップデートすると、使えなくなるシステム、アプリケーションなどが存在するためである。

そのため、ウインドウズ7や8の企業が多く存在する。

というかほとんどウインドウズ7や8じゃないか。

会社がウインドウズ7や8を使用していて、スカイレイクのCPUを積んでいるPCを使っている場合、2017年のサポートが終了する。

 

さすがにサポートされてないOSを使うのは企業としてまずい。

 

そのため管理者は、2017年の7月までにウインドウズ10の検証を終わらせるか、古いCPUを積んだパソコンを新しく購入しないといけない。

つまり、去年CPUが新しくなったからといってPCを買い替えた企業は面倒なことになる。

 

また、PCを企業に売る会社は、今後スカイレイクを売るときに、サポートが来年で打ち切られることを伝えないと、後々トラブルになりかねない。

メーカーも寝耳に水だったそうで古いCPUを積んだパソコンの在庫を確保する必要があったようだ。

スカイレイクか確認する方法

自分の会社のパソコンがスカイレイクか調べる方法は簡単。

「コントロールパネル」⇒「システムとセキュリティ」⇒「システム」を見てみると、搭載されているCPUの情報が表示されている。

 

CPUの名前を見てみると、Core i5などと書かれている後ろに番号が記載してある。

この番号が6000番台の場合、スカイレイクである。

 

去年パソコンが新しくなった人は見てみるといいだろう。

まとめ

マイクロソフトの発表のせいで悪者の扱いを受けているスカイレイクだが、悪いのはマイクロソフトである。

別にスカイレイクのCPUだけサポートを早く打ち切る必要もないように思うが、何か理由があるのだろう。

 

結構大ごとだと思うのだが、あまり大きく扱われていないので、来年にサポートが打ち切られて紛糾する可能性もある。

めんどくさいことをするものである。

IT業界の人や社内のPCの購入を考えている人は、気を付けよう。

 

追記

※多くの反響があったためか、Windows7、8.1も2018年7月17までサポート延長される。

その後も緊急セキュリティアップデートのみサポート対応するとのこと。

 

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