ハンバート友幸の庭

節約、ミニマリスト、商品レビューなどをするブログ

ミニマリストにおすすめの本20冊をジャンル別にまとめて紹介!

ミニマリストにおすすめの本20冊をジャンル別にまとめて紹介!

こんにちは節約派ミニマリストの友幸です。

 

「ミニマリストに少し興味があるけど、色々な本があるからどれを読めばいいかわからない」

そんな人のために、ミニマリスト初心者におすすめのミニマリストに関連した本を紹介するよ。

日本のミニマリスト本5冊

ぼくたちに、もうモノは必要ない。

たくさんのモノを持っていた生活からミニマリストに出会い、物を減らした著者の本。

冒頭にミニマリストになる前となった後の部屋の写真や、他のミニマリストの人の部屋も掲載されているので視覚的に理解しやすい。

 

本章ではミニマリストが増えている理由や、物が増えてしまう理由、ミニマリストになって変わったことなどを分かりやすく解説している。

 

物を捨てるためのステップなども掲載されており、ミニマリストについてコンパクトにまとめられている。

ミニマリストの本をどれか1冊読んでみようと思ったなら、まずは手に取ってみるといい。

 

Minimal&ism

少ない物ですっきり暮らす

夫と子供2人の4人家族で暮らす主婦であるやまぐちせいこさんの著書。

本のタイトルはブログのタイトルと同じとものとなっている。

 

子育ての時間を大事にしたいという思いから、それ以外の無駄なものを取り除いた生活を送っている。

モノを減らすことで、家事は楽になり、家族と時間を過ごす時間を増やすことができる。

 

文章よりも写真が多めな内容なので、ぱっと見でミニマリスのことがわかりやすい内容になっている。

家族と暮らすミニマリストの人におすすめの本だ。

 

「少ない物ですっきり暮らす」大分の整理収納・ライフオーガナイザーやまぐちせいこ

必要十分生活

少なすぎずもなく、多すぎずもない。

ちょうどよい「必要十分生活」を提案する本。

 

元々電子書籍で販売されていたものを加筆して書籍化したものになる。

「仕事編」「日常生活編」「情報編」「趣味嗜好編」「必要十分生活の心得」と5つの章に分かれて書かれている。

 

自分の家の中を片付ける方法を書いた本は多いが、職場のデスクを綺麗にする方法も書かれているのが珍しい。

個人的には、ケーブルの収納に100均のポーチを使うことや浴室の掃除方法が参考になった。

男性の書く片付け本はあまりないので、男性のミニマリストの人におすすめだ。

 

ますたりー

トランクひとつのモノで暮らす

ミニマリストであり、バルーンアーティストでもあるエリサさんの書籍。

 

ミニマリストの服は無地やモノトーンの地味めな服が多いイメージがあるが、エリサさんは柄物のバックやシャツをうまくコーディネートに取りいれている。

モノの数が少ないと、柄物を取り入れるのが難しいと感じるかもしれないが、自分に似合っているのであれば、色や柄は関係ないってことだね。

 

後半に「モノを減らすための10の質問」、「暮らしをシンプルにする20の方法」が書かれているので、物を減らしたい人の参考になる。

女性ミニマリストの人におすすめだ。

 

魔法使いのシンプルライフ Powered by ライブドアブログ

わたしにウチには、なんにもない。

「捨て変態」ことゆるりまいさんの大人気コミックエッセイ。

コミックエッセイを元にドラマ化もされているよ。

 

汚部屋出身だったまいさんが物を捨てまくる「捨て変態」になって、モノを捨てまくり、部屋の中にモノを置かなくなる。

彼女の何もない部屋に衝撃を受けた人も多いはずだ。

 

彼女はかごや、靴など自分の好きなアイテムは複数持っているし、捨てるのが好きな「捨て変態」だ。

厳密な意味でのミニマリストではないという意見もあるだろうが、「モノを捨てたら、部屋がきれいになるよ」ということをシンプルに伝えてくれている。

 

マンガでゆるく読めるので気軽に読みたい人におすすめ。

 

なんにもないぶろぐ

掃除・片付けのための本2冊

人生がときめく片付けの魔法

「ときめかないものは捨てる」

このインパクトのあるフレーズでベストセラーとなったお掃除本。

著者は収納アドバイザーとして多忙な日々を送っているこんまり先生こと近藤真理恵先生だ。

 

片付けるための方法をわかりやすく解説してくれる良書。

数多くの片付けのコンサルタントを行った経験やこんまり先生自身の体験談を交えているので内容がわかりやすい。

わたしも書類の整理などとても参考になった。

 

読み終わったら片付けする気が起きる本だ。

1週間で8割捨てる技術

カナダに在住の50代ミニマリスト筆子さんの本。

モノを捨てては貯めてを何度か繰り返したあとミニマリストになった。

その自身の経験を元に、モノを貯めこみやすい「プライムゾーン」から片付けて7日間で部屋を片付けるというメソッドを紹介している。

モノを捨てるためのコツや方法なども書いてある。

 

こんまり先生の本も言及されているので、一緒に読むといいだろう。

家族で暮らしている人におすすめの片付け本だ。

 

筆子ジャーナル | シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

お金に頼らないための本2冊

自作の小屋で暮らそう Bライフの愉しみ

この本を読んで多くの人が小屋暮らしを始めたという、小屋暮らしの先がけとなった本だ。

 しばらく絶版になっていたが、文庫本として復活した。

 

小屋暮らしというと、ログハウスを山の中に建ててイノシシを猟銃で仕留めて暮らすみたいなサバイバルなイメージがあるが、全然そんな内容ではない。

 

日本の物価は高く、多くの人は、家賃や家のローンを支払うためだけに多大な時間を労働に費やし犠牲にしている。

この本は「そんなことをしなくても、最低限生活できるスペース(小屋)を自分で作って生活すればいいんじゃないの」と提案している。

ある意味過激な節約のかたちだが、スモールハウスやミニマリストに通じるものがあり、「こういう生き方」もあるんだと教えてくれる。

 

「森の生活」の著者ヘンリー・D・ソローの教えを日本で実践しているおもしろ本なので、小屋暮らしをするつもりは全くない人でも一度読んでおくことをお勧めしたい本だ。

 

寝太郎ブログ

ぼくはお金を使わずに生きることにした

著者は1年間お金を使わずに生活することを宣言したイギリス在住のアイルランド人だ。

譲ってもらったトレーラーハウスに住み、太陽光発電をして野草を取って暮らす。

ソローのような自給自足の生活をする彼の目標は、節約をすることではなく、お金なくても豊かに暮らせることを証明することだ。

消費よりもコミュニティを大事にし、他人と協力することでお金を使わなくても生きていくことができる。

 

この本は多数の国で翻訳され、その売り上げで土地を購入し、お金を使わないで生活する村をたちあげた。

2冊目の著書「無銭経済宣言」はより具体的にお金を使わないで生きていく方法が書かれている。

気になった人は読んでみるといいよ。

海外のミニマリストの本5冊

あるミニマリストの物語

 

海外で有名なミニマリスト2人組の本。

 

彼らの本は他にも2014年に「minimalism〜30歳からはじめるミニマル・ライフ」というタイトルで刊行されている。

前作は「ミニマリストはどういうものか」を解説した本だったが、本書はなぜ自分たちがミニマリストになったのかをエッセイ(小説風?)に書き綴っている。

 

高給取りで出世街道まっしぐらだった2人だったが、仕事を辞めてミニマリストになったのはなぜか。

彼らがミニマリストに興味を持ったきっかけや、ミニマリストになった理由などを物語形式で小説のように読むことができる。

スマートサイジング

タイニーハウスと呼ばれる小さな家で暮らす女性ミニマリストの本。

 

大学院を卒業し投資会社で働いていたが、学生ローンの借金と日々の業務の忙しさによるストレスから満足できない生活を送っていた。

そんななかで、タイニーハウスという小さな家の存在を知り、自分の生活を少しずつ小さくしていくダウンサイジングをしてタイニーハウスに住むことを決意する。

100平方メートルのアパートから徐々に小さな家に住んでいき、最終的に10平方メートルの6畳一間の小さな家に夫婦と猫1匹で暮らす過程が描かれている。

 

本書の後日談になるが、現在は、タミーの父親が亡くなったことから実家のあるカリフォルニア州に引っ越している。

タイニーハウスには車輪がついているので、移動させることができるが、アメリカでは自治体ごとに法律が異なる。

建物の最低基準を満たしていないと設置許可が降りないため、タイニーハウスは夫の実家の敷地に置いているようだ。

 

小さな部屋に住むことのメリットを教えてくれる本。

100個チャレンジ

「100個チャレンジ」はタイトル通り100個のモノだけで暮らすことを試した本だ。

著者のデーブ・ブルーノは自身のブログで消費が人に与える悪影響を説いていたにもかかわらず、自分の家が物で溢れていることに気が付く。

そこで、自分の持ち物を100個だけにして生活することにチャレンジするという内容だ。

木工道具や鉄道模型など、「使ってはいないが自分の理想を投影した持ち物」を捨てることで身軽になっていく様子が描かれているのが面白い。

わたしもこの本を読んで自分の持ち物を数えることをやってみたが、思ったよりも多くのモノを持っていたことに気が付いた。

 

みんなもこの本を読んで自分の持ち物を数えてみるといいよ。

フランス人は10着しか服を持たない

カリフォルニアに住む著者は学生時代にパリにホームステイしたことで、ホームステイ先の女性「マダムシック」に影響を受けた。

その経験を元にシックに生きることを提案している本だ。

 

マダムシックは貴族の家系であり、家もさぞ豪華だと思いきや品はいいが、シンプルでモノが少ない生活を送っており、服の数も少なかった。

タイトルを見ると洋服の選び方や整理術のように見えるが、原題は「Lessons from MADAME CHIC」という通り、洋服の他にもシックに生きるための生活全般の知恵が書かれている。

ブログが元になっているため、平易で読みやすい体裁になっている。

 

メイクや髪形のことなども書いてあるので、どちらかというと女性におすすめの本だ。

簡素な生き方

フランス人はシンプルな生活をしているといったイメージがある。

本書は、そのイメージを作り上げた源流となる本だ。

100年以上前に発売され、ルーズベルト大統領が絶賛し、アメリカで100万部以上の大ヒットを記録した。

 

本書は物質的には豊かになったが、モノにとらわれるあまりに大事なものをないがしろにしている人たちが多いことを指摘していて、100年以上前の本にもかかわらず、現代を生きるわたしたちが読んでも納得させられる内容の本になっている。

 

真に大切なものは何かを説いた道徳的な本でもある。

フランス人のシンプルの源流を知りたい人におすすめの本だ。

考え方の本2冊

エッセンシャル思考

タイトルにもなっているエッセンシャル(esssensial)は、「本質の」「非常に重要な」という意味の言葉だ。

エッセンシャル思考は名前の通り、無駄なものを削ぎ落し、本当に必要なことに集中する考え方のこと。

「より少なく、しかしより良く」を目指すのがエッセンシャル思考だ。

 

本書の中でも思考を整理する時に、クローゼットの中身を整理する比喩がでてくるように、エッセンシャル思考はミニマリストの考えに近いものがある。

海外の有名なミニマリストであるジョシュア・ベッカーから紹介されていることからもそれはうかがえる。

 

無駄なことを減らすことは、自分が本当にやるべきことに集中するためだということを教えてくれる。

モノを捨てるのが気持ちよくなって、無目的にモノを減らし過ぎている人は本書を読んで、なぜモノを減らすのか、自分の本当にやるべきことは何かを考えてみるといいかもしれないよ。

ビジネス書なので、もちろんビジネスマンにもおすすめだ。

しないことリスト

世の中には「しなければいけない」と言われていることが多くある。

でもそれって本当に必要だろうか?

やらなければならないことが多ければ多いほど、どれから手を付けていいかわからなくなって、かえって身動きがとれなくなってしまうんじゃないだろうか。

 

本書はすることではなく「しないこと」をリストアップしてのせてある。

やることを絞って無駄なことはしないようにするというのは、ミニマリストに通じるものがある。

 

所有しないリスト、努力しないリスト、自分のせいにしないリスト、期待しないリストの4つの章で構成されていてどこから読み始めてもいいようになっている。

こうしないといけないという考え方を変えてくれるかもしれない本。

 

phaの日記

消費の在り方を考える本4冊

じゅうぶん豊かで、貧しい社会

経済学者のケインズは、科学技術の発達による生産性の向上によって、100年以内には人々は労働から解放され、余暇の時間をどう使うのかを探るという新たなステージに上がると予言した。

しかし、現実はそうなっていないのは周知の事実だ。

この本は経済学者である著者が、なぜいまだに労働時間が減らないのかを探っていき、人生で最も大切にすべき「基本的価値」を提示しているため非常に説得力がある。

 

物やお金以外の重要さを教えてくれる一冊。 

スペンド・シフト

ミニマリストになるということは、今までの消費の在り方を見直して、消費の方向性を新しいものに変えるということだ。

何を買って何を買わないかを選ぶことは、自分がどのような価値観、考えを持っているかを表明することでもある。

 

「スペンドシフト」は、リーマンショック後にアメリカの様々な場所で起こった「消費のあり方、生活のあり方」を変えて活動する人を紹介した本だ。

プレニテュード

タイトルのプレニテュードとは「豊かさ」という意味だ。

 

物を大量に買い、大量に消費する社会は本当に豊かといえるのだろうか?

金銭的な裕福さだけを「豊か」だとしている現在の資本主義は、働きすぎと浪費を生み出し、わたしたちを疲弊させ、環境を破壊している。

本書は新しい「豊かさ」とは何かを考え、それを実現するための方法を提言している本だ。

著者はエコロジストなので、行き過ぎた消費、環境破壊をやめて、ゆったりとした時間を過ごすことのできる新しい消費生活を提案している。

 

「貧しくてゆたかな社会」とあわせて読むのがおすすめだ。

消費社会の神話と構造

物質的には豊かに暮らせるようになったのに、人はなぜモノを買い続けるのだろうか。

それはわたしたちの買っているモノはもはやモノそれ自体の性質ではなく、他人との差別化をはかるための「記号」を目的に消費されるからだ。

 

他人と同じものを持っていることは我慢がならず、他人との差異化をはかるために、人は高価なモノ、稀少なモノ、他人と違ったモノを買い続ける。

1970年代に消費社会の構造を記した古典が、2015年に新装版として発売された。

 

ボードリヤールの本は何を言っているかわからない本も多いが、この本は消費という身近なテーマなため比較的呑み込みやすい。

読んでおけば、他人と差異化ができてドヤ顔ができるぞ。

ミニマリスト本のまとめ

ミニマリスト向けのおすすめ本をまとめて紹介したよ。

 

時間がない人は以下の2冊を読むといい。

  • ぼくたちに、もうモノは必要ない
  • エッセンシャル思考

ミニマリストの骨子がつかめるはずだ。

 

個人的には「自作の小屋で暮らそう Bライフの愉しみ」も読んでいてワクワクするのでオススメだ。

「じゅうぶん豊かで、貧しい社会」も面白いので時間がある人はぜひ読んでほしい。