ハンバート友幸の庭

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実はデマ!? フードファディズムと食事にまつわる嘘ほんと

こんにちは友幸です。

 

わたしたちは毎日食事を摂っている。

食べたくない人もいるだろうが、食事を摂らないと死んでしまうので否が応にも食べざるを得ない。

食事は万人に関係のある話なので、うけもいい。

結果、食に関する色々な話が飛び交うことになる。

 

テレビや本、ラジオや口コミ、SNSなど様々なメディアを通じて、納豆は健康にいいとか、白米は健康に悪いなどの情報が流れている。

コーヒーは健康にいいと聞いたこともあるし、悪いと聞いたこともある。

実際、どっちなのさ!

 

こういった特定の食品の作用を過大評価することを「フードファディズム」というよ。

フードファディズムに関しては高橋久仁子 という人の著作が有名。

そんなフードファディズムに関する話をするよ。

日本人には肉は健康に悪い?

Q.日本人は肉を食べる習慣がなかったために、雑穀や野菜を効率よく消化して吸収できるように腸が長い。

そのため肉を食べると腸で腐敗して、大腸がんの原因になる

 

A.日本人は、草食動物の牛みたいな構造になっているというわけだ。

日本人は腸が長いと信じている人も多いが、まったく根拠のないデマ。

 

また肉を食べると大腸がんになるという直接的な因果関係はない。

というわけで嘘。

牛乳は健康に悪い?

「牛乳を飲む習慣がある人は骨粗しょう症になりやすい」

という説があるが、根拠となるデータのないデマ。

 

「牛乳をよく飲む北欧の人に大腿脛骨部骨折が多い」という説もある。

大腿脛骨部は膝の骨のこと。

 

北欧の人は日照量が少なく身長の高い人が多いので、転倒した時に骨折しやすいと考えられる。

というわけでこれも嘘。

 

「日本人は牛乳に乳糖を分解できないからカルシウムを補えない」

という説もある。

 

まず、乳糖を全く分解できない人はまれ。

多くの人はコップ一杯程度の量であれば、問題なく分解できる。

そして乳糖を分解できないこととカルシウムの吸収率は関係がない。

 

乳糖不耐症の人が牛乳を飲んだときに、お腹がゴロゴロするのは、分解しきれない乳糖が小腸下部や大腸で水分吸収を妨げるためである。

 

「牛乳は妊娠中の牛から搾乳しているから女性ホルモン濃度が高くて危険」

という説もある。

しかし実際の調査では、健康に問題があるような女性ホルモンは検出されていない。

よってこれもデマ。

 

牛乳で注意すべきは、飽和脂肪酸が多いので、太った子供には与えすぎないほうがいいという点である。

 

牛乳はカルシウムが不足しがちな日本人は飲んだほうがいい食品といえる。

砂糖は体に悪い?

①砂糖は、ご飯と違って、血液中に急速に入り込むから血糖値の乱高下を引き起こし、子供がキレやすくなる

 

A.血糖値は砂糖を取った時よりも、消化の良いお粥を食べたときの方が急激に上がる。

お粥を食べたせいでキレやすくなるって聞いたことがないよね。

おなじように砂糖を食べることでキレやすくはならない。

というわけでこれもデマ。

 

②乳酸が生成され、血液が酸性になってカルシウムが抜ける

 

A.激しい運動をすると乳酸が発生するが、カルシウムは抜けない。

この説が本当ならスポーツ選手はみんなカルシウム不足になる。

よってデマ。

 

③ビタミンB1が不足して脚気になる

 

A.肉や野菜をしっかり食べれば、一日に必要なビタミンB1は摂取できる。

砂糖を食べたからと言って不足することはない。

ダイエットなどで食事制限をしていて、砂糖の多い菓子製品を食べたため、他の栄養が不足することはあるだろうが、砂糖自体は何も関係ない。

 

上白糖よりも黒糖に比べて栄養価が劣ると言われているが、これは本当である。

しかし、特に問題はない。

なぜなら砂糖は調味料や嗜好品なので、大量にとるものではない。

砂糖の栄養を気にするぐらいなら、摂取量の多い他の食材の栄養を気にしたほうがいい。

白米は体に悪い?

Q.精製されている白米は栄養価が少なくなるので、玄米を食べたほうがいい

 

白米の方がいくつかの栄養素が少なくなることは本当。

江戸時代は白米を食べることで、ビタミンB1が不足して起こる脚気が流行した。

しかし江戸時代と今の食事環境は大きく異なっている。

 

江戸時代は、十分なおかずを食べることができず、保存中に米の鮮度も低下していった問題がある。

現在はおかずから十分にビタミンB1を摂ることができるので米から摂る必要はない。

また、今では、鮮度も比較的高い状態で保存されているため、栄養素も保たれている。

 

また玄米は、消化されにくい無機ヒ素が多いので、小学生未満の小さな子供の主食には向いていない。

マクロビオティックの弊害

マクロビオティックという「おしゃれな玄米食」がある。

肉や牛乳などの動物性食品を食べず、野菜はすべて無農薬、できるだけ精製されていない食品を与えるというものだ。

 

マクロビオティックを行うと動物性食品を摂らないため、たんぱく質やビタミンB12が不足する可能性が高くなる。

実際、マクロビオティックを行っている子供に、貧血や成長障害が起こっていることが報告されている。

 

また味付けが濃くなりやすく、丸ごと皮ごと食べるので咀嚼や吸収する能力の低い、子供にはすすめられない食事である。

 

自然派と言えば聞こえはいいが、特定の食べ物を悪く言ったり、過剰にあおったりして不安を与えるのはどうかと思う。

子供に食べさせるべきではない食事

食中毒の可能性が高い食事

子供は咀嚼力が弱く、胃酸が弱いため消化力も低い。

そのため、食中毒や寄生虫のリスクがある食品は避けるべき。

具体的には3歳までは下記の食品を控える。

  • 刺身
  • パインアップル
  • パパイヤ
  • マンゴー
  • イチジク

刺身などの生ものは食中毒の危険があるため避ける。

上記の果物は、唇や舌が刺激されてトラブルになりやすいので避けた方が無難。

 

また土の中には、有害なポツリヌス菌などが含まれているので、十分に洗浄されていない生野菜や野菜ジュースを摂ると致死率の高いポツリヌス食中毒になる可能性がある。

1歳までは与えるのを避けた方が無難。

 

同じようにハチミツにも休眠状態のポツリヌス菌が含まれているため、1歳未満の乳児に与えると、乳児ポツリヌス症になる可能性があるので避けた方がいい。

成長期によくない成分が含まれている食品

鉄が豊富なヒジキは、妊婦の方にすすめられることが多いが、実は玄米の時に話した「無機ヒ素」を豊富に含んでいる。

無機ヒ素は、国際がん研究機構の発がん性物質についての研究で、明確に発がん性が確認された物質。

 

イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでは、高濃度の天然無機ヒ素を含んでいる可能性のあるヒジキを食べないように注意喚起を行っている。

そのため子供には大量に与えない方がいい。

 

また日本人が食べる海藻にも注意が必要。

ヨウ素を豊富に含んでいるため、摂り過ぎると甲状腺の病気を引き起こす恐れがある。

子供はヨウ素の影響を受けやすいため、一日当たりの摂取量を500mg以下に抑えたほうがいい。

 

これは乾燥昆布0.2g分。

 

昆布自体を食べなくても、昆布だしを毎日とっていると過剰摂取になるので気を付けよう。

酢昆布などのスナック系昆布はどうなのか調べてみたところ、滋賀県立大学の論文があった。

トロロコンブなどの名称で流通している削りコンブのヨウ素濃度は湿重量当たりでもすべて3 mg/gを上回っている.

したがって,これを毎日1つまみ食べ続けることはULを超えるヨウ素摂取につながる危険性がある。

さらに最近,市場に登場し,いわゆるスナック菓子の感覚で摂取するように設計された味付け昆布あるいは昆布チップなどの製品は,未調理の乾燥コンブと同程度のヨウ素を含有している。

このような昆布菓子は大量に摂取する可能性があり,ヨウ素過剰摂取につながりやすいと危惧する。

したがってこのような製品に関しては,ヨウ素含有量を明示し,連日に摂取することが健康上のリスクにつながることを表示させるなどの指導が必要と思われる.

ULは一日に推奨する摂取量。

この数字は昆布2.5gを食べるとオーバーする。

そのため、毎日食べるのは控えたほうがいいようだ。

窒息のリスクが高い食品

子供は噛んだり飲み込むことに慣れていないため、かみ砕きにくい食品、器官支に詰まりやすい食品などは危険なので避けた方がいい。

  • アメ
  • ナッツ類
  • 豆類
  • プチトマト
  • もち
  • こんにゃく
  • こんにゃくゼリー

などは小さな子供は避けた方がいい。

 

どの食品もほどほどにバランスよく摂るようにしよう。

まとめ

食に関する話に一番振り回されるのは子供のいる母親だろう。

「子供には手作りの料理の方がいい」「朝食にパンよりもご飯に食べさせたほうが成績が良くなる」という親心につけこんだ根拠のない話が広がっている。

 

そんな噂に振り回されないためにおすすめなのが、栄養管理士の人が書いた本が「親子の食育BOOK」である。

今回の記事はこちらの本を参照させてもらった。

 

食に関する情報が満載で、子供がいない人でも楽しめるよ。

食事に関するデマや流言にNoを突きつける良書である。

 

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