ハンバート友幸の庭

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好きなことを仕事にする!ダウンシフターという生き方

こんにちは友幸です。

 

わたしは小屋暮らしで生活している人たちや、田舎のUターンやIターンしている人たちに興味がある。

彼ら彼女らは新卒で会社に入って定年まで勤め上げるという暮らしとは外れた生活をしている人たちである。

 

わたし65歳まで働き続けるのはとてもじゃないけど勘弁したいと考えている人間なので、そういう人たちの暮らしはとても参考になる。

そういった「経済成長を追い求める社会から離脱して自分たちで生きていこうよ」という暮らしを提唱しているのが「減速して自由に生きる」高坂勝著である。

今回はダウンシフターという生き方を紹介するよ。

ダウンシフターという生き方

ダウンシフターとは収入などを減らして満足する生活をするライフスタイルのことである。

 

著者は大手百貨店で忙しく働いていたが、季節ごとに売り出す商品を無理にでも売って売り上げを作る生活に疲れてしまう。

そして「世界を知る」「過去を棚卸しし、未来を見据える」「できることを増やす」という目標のもとに各地を旅することにする。

そしてピースボートに乗って、世界一周をしたり、日本中を旅していくうちに、会社を辞める決心を固めていく。

 

もう頑張らなくていい。

もう無理をしなくていい。

もういやなことをしなくていい。

もう親の期待に応えなくてもいい。

もう雇われなくてもいい。

もう評価されなくてもい。

もう急がなくていい。

もう大きくならなくてもいい。

もう儲けなくてもいい、もう効率化しなくてもいい。

もう経済成長しなくてもいい。そして、たくさん悩んだっていい。

悩みを楽しめばいい。

 

今まで常識と考えてきたことを逆説的にとらえらばいいんだ。

 日本百名山の1つ、鹿児島の開聞岳を下山した時に、著者がふっと感じた気持である。

 

おそらく今まで旅をしてきて感じたことが一気に気持ちになって出てきたのだろう。

 

この後は、自分の過去を振り返るのではなく、早く新しい仕事がやりたくなってきたという。

開聞岳で感じたことは過去の棚卸しが終わった時であるといえる。

 

そして料理の作り方を学び、4年と2か月後に、わずか6坪のオーガニックバー「たまにはTSUKIでも眺めましょ」をオープンすることになる。

暇な店を目指す

この本は「脱サラして自営業をやろうぜ」といった本でもある。

しかし巷にあふれる他の企業本とは違う点がある。

それが「暇な店を目指す」ということだ。

 

まず初めに自分が生活に必要な金額を考えてみる。

これは最低限の暮らしを切り詰めたモノではなく、将来の貯蓄や、趣味やデートに使うお金などを加えた金額である。

 

本書の例では月25万円である。

そうすると25×12=300万円稼ぐ必要があることがわかる。

そこから逆算して、月に稼ぐ目標売上額を求める。

売り上げの3割が年収になると考えると、300÷0.3=1000万円となる。

しかし1000万円以上の売り上げがあると、課税対象ので、売り上げ目標を960万円に設定する、といった具合だ。

 

こうやって目標売上額を決めていく。

 

著者の場合、開店時の目標は1日2万円の売り上げだった。

客1人の単価が4000円だとすれば、1日5人の客が来れば目標を達成できる。

著者の店は14席あるのでそのうち5席埋まれば目標達成である。

 

そして目標売上額よりもプラス5%以上儲けてしまったときは儲けすぎ。

働く日数を減らすなどして、適正売上高に減らす対策を取る。

これを「ライフスタイル基準額」と呼んでいる。

 

漠然とした成長志向や拡大志向がなければ、不必要な先行投資をしなくて済みます。

ついつい、将来のためと言いながら大きな投資をしてしまう。

ところが、ビジネスが軌道に乗る前に、その投資が負担になって廃業に追い込まれる。

そんな例は山ほどあるでしょう。

必要な額以上は稼がないことで、商売が安定するという考えである。

 

著者は現在週休3日で店をやっているが、収入は以前と変わらないという。

空いた時間には農業など様々な別の活動をしている。

スモールメリットを生かして生活する

小さい店だからこそ、自分の好きにできる。

スモールメリットを活かした考え方、暮らし方、経営のあり方を「ミニマム主義」といいます。

 この言葉は知り合いである農業をやっている源さんが話していた言葉だという。

下記は、源さんのブログ「ミニマル主義で行こう」から引用されている言葉である。

何のためにどれくらいもうけるのか。

ミニマム主義ではその「何」は「幸せ」です。

幸せに暮らすにはどのくらいの収入があればよいのか、

そのためにはどれくらいの売り上げが必要なのか

そうやって考えていくとやる事がどんどん明確になっていきます。

 

お金はあればあるだけいい。

スピードは速ければ速いほうがいい。

小さいより大きいほうがいい。

なんてしていたらキリがありません。

幸せの原点は「比べない」「足るを知る」です。

 

ミニマム主義ではお金と向き合うけど、

キリがない欲望には付き合わないのが前提です。

この考えは「ミニマム主義」という名前の通り、ミニマリストの人は共感する部分があるのではないだろうか。

幸せという目標を達成する上で、必要なモノを精査して、他の要素を削り取っていくという点でミニマリストも同じである。

半農半Xの実践

週休3日の間に著者は千葉県の匝瑳市で米を作ることにも挑戦している。

合計で20日間の農作業で150kg、2.5人分の1年間食べるお米が収穫できるという。

 

わたしのように少しひねくれている人間なら「それなら20日働いて米を買ったほうがよくないか?」と思うかもしれない。

確かにその通りでもあるのだか、自分で米を作る体験というのはただ消費する体験とは違う。

 

わたしもわずかながらブログで収入があるからわかるが、雇われて稼ぐお金よりも、自分の力で会社以外から獲得したお金というのはうれしいものだ。

それがわずかな金額だとしても、自身で稼いだという感覚は自信につながる。

同じように自分で米を作ることができるという自信は、ただ消費するだけでは得られないものだ。

田植え、草取り、稲刈り、天日干し、脱穀の作業に至るまで、大地は私たちの心に恵みを与えてくれます。

収穫の喜びと、それを食べたときの美味しさ、そして生きることへの安心感は、一度経験したら最後、もうやめることはできなくなるのです。

 

「半農半X」は塩見直紀さんの言葉。

半農半Xのエックスには、「自分の天命なる仕事」を当てはめてほしいという想いがこめられています。

 自分の食い扶持さえ何とかなれば後は好きなことをして生きていけばいいという考えである。

 

著者は現在はNPO SOLA PROJECTとして、都市生活者を田んぼに迎えたり、匝瑳市への移住者を増やす活動を行っている。

 

住まいは地元の人の直接紹介で1万円~3万円の庭付きの古民家などの戸建てを借りる。

家の中がモノだらけだったり、住めるような家でなかったりするものをみんなで住めるようにしていく。

 

家賃が少なければ、それだけ儲ける金額も少なくて済む。

地元との関係性があるのは羨ましい限りである。

わたしも安い古民家に住みたい。

まとめ

ダウンシフトは、まず少ない金額から自分の力で自分で稼げるようなる。

その後、同じビジネスを大きくするのではなくて、空いた時間で別の活動に参加する、といった方式を取ることが多いようだ。

 

これは月3万円稼ぐ仕事を複数持つという藤村靖之の「月3万円ビジネス」や伊藤 洋志のいう「ナリワイ」に近い。

著者は田舎には住んでいないが、田舎は生活費を抑えることができるので、小さく仕事を始めるにはうってつけだ。

その分仕事も限られてくる可能性がある。

 

どのみち自分の力で稼げる仕事を見つけることが必要である。

ダウンシフトしたいサラリーマンは土日に何か始めてみてはどうだろうか。

 

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