ハンバート友幸の庭

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メンズのクラッチバックがダサい4つの理由とあわせるのが難しいわけ

こんにちは友幸(@humberttomoyuki)です。

 

メンズのクラッチバックがここ数年流行っている。

90年代リバイバルの流れから、90年代に流行ったクラッチバックが再燃している。

様々なブランドがクラッチバックを販売しており、街でみかけることも多い。

 

だけど正直、クラッチバックってださくない?

クラッチバックとは

クラッチバックは、Clutch(つかむ)という名前の通り、肩ひもなど持ち手のない「小型のハンドバック」のこと。

持ち手がないので、手でつかんで持つバックだ。

 

女性の洋服、特に礼装は、ポケットがない場合や、あっても中身が入らない飾りであることが多い。

そのため結婚式などで、化粧品などの最低限の道具を入れるための小型のバックとして使われることが多い。

 

小型なのでバックの中にいれてポーチのように使うこともできるため、「セカンドバック」とも呼ばれる。

 

クラッチバックはハンドバックの一種なので女性が使うことが多かったが、1990年代前半のバブルがはじける前にビジネスマンの間で流行し、女性だけでなく男性も利用するようになった。

 

なおWIKIによると、2000年代前半にも大学の生協で売られているクラッチバックが、大学生の間で流行ったようだ。

この場合は、有名大学の学生であるというステータスを示すための記号として活躍した割合が強いと思われる。

メンズのクラッチバックがダサい4つの理由

クラッチバックをダサいと思ってしまう理由は色々ある。

  • カバンとして定番化していない
  • おじさんが持っているイメージが強い
  • 集金されそう
  • 流行っているからダサい

カバンとして定番化していない

そもそもクラッチバックは、トートバックやバックパックなどのメジャーなバックと比べると認知度が低い。

持ち手がないため、持ち運びがしにくいため機能性が低く日常では使いにくいため、定番のバックとしては定着しなかったためだ。

 

小型のバックにはクラッチバックの他にもウエストバックや、サコッシュなどがあるが、それらと比べても明らかに使い道が少ない。

 

元々洋服にポケットのない女性が最低限の持ち物を持ち運ぶためのものなので、男性が使うことにあまりメリットがない。

男性の場合、財布とスマホがあればいいというのであれば、パンツのポケットにいれれば手ぶらで歩けるのでそちらの方がいい。

 

また、セカンドバックとして使われることからわかる通り、ポーチとの違いがあまりなく、境界があいまいだ。

クラッチバック自体、セカンドバックという名前の通り、カバンとして使うには完成度が低い。

おじさんが持っているイメージが強い

クラッチバックはどうしてもおじさんが持っているイメージが強い。

これはバブリーな空気の中、クラッチバックが流行っていると知って買った人たちが、流行が去って誰も使わなくなった後でも、使い続けた結果である。

 

その結果、クラッチバック=おじさんのイメージが定着してしまった感がある。

なんか集金されそう

集金のおじさんが持っている集金ポーチというものがある。

Amazonでも売られているが、名前を見るとセカンドバックと書いてある。

つまり集金ポーチ=クラッチバックということだ。

 

カバンとしての特徴が薄いため、ポーチとの区別がつけにくいせいだろう。

 

集金に良いイメージを持っている人はあまりいない。

クラッチバックを見ると集金される嫌なイメージが浮かんでくるので嫌がられる。

流行っているからこそダサい

90年代リバイバルの流れとして、クラッチバックが流行っているというトレンドの中、メンズの間でクラッチバックが流行っているというのはわかる。

 

クラッチバックは定番のバックと比べると馴染みのないアイテムなので、持つだけで簡単に流行にのることができる。

ただし定番品ではなく、普段目にしないモノなので、見たときの違和感が大きい。

 

ほとんどの人がクラッチバックを持っているというくらい流行って定番化してくれればいいが、中途半端にトレンドが継続しているので、「あの人流行りにのってクラッチバックを持っているな」ということがバレバレになり、恥ずかしい。

デザインのトレンドは難しい

洋服、バックを構成する3つの要素として「シルエット」、「カラー」、「デザイン」がある。

 

このうち、シルエット、カラーのトレンドは違和感が少ない。

例えばデニムパンツのシルエットが流行で太くなったり、細くなったりすることはあるが、デニムパンツというデザインは見慣れたものであるため、違和感は少ない。

 

ただし、デザインは別だ。

クラッチバックというデザインが流行っても、クラッチバックというもの自体を見慣れていないので違和感が大きい。

 

例えばパステルカラーのジャケットが流行ったり、ワイドパンツやスキニーパンツが流行るよりもメンズでスカートが流行した方が違和感があるはずだ。

 

ユニセックスデザインが進んでスカートというデザインが、メンズのトレンドになる可能性がないわけではないだろうけど、トレンドになっても違和感は変わらない。

 

そこで「スコットランドでは、伝統衣装で男性がスカートを履く」といった文脈の説明をしても通じない。

見た目に違和感があると流行っていても、理屈をこねてもだめ。

デザインのトレンドは違和感がないくらいに浸透して定番化するまでは手を出さない方がいい。

 

また、シルエットやカラーのトレンドは続くことが多いが、デザインの流行は廃りも早いことが多いことを覚えておくといいよ。

クラッチバックを持っておしゃれに見えるなら別にクラッチバックがなくてもおしゃれ

クラッチバックを持っている人の中でも、オシャレに見える人はもちろんいる

ただしここでクラッチバックがオシャレなどと思わない方がいい。

オシャレな人はクラッチバックを持っていなくてもオシャレに見えるということを肝に銘じておこう。

 

クラッチバックは買ってもいい。

ただしイケメンに限る。

 

クラッチバックは髪形や他の服装もしっかり決めておかないと、本当に「ただ

流行りにのって買っちゃいました」みたいになるので、気を付けよう。

まとめ

クラッチバックは簡単に流行の乗ることができるアイテム。

値段も安いので取り入れやすいのは良い点だ。

 

ただし、クラッチバック自体は、ビジネスや礼装で使われることからわかる通り、かなりフォーマル寄りのバックになる。

その分、キメ過ぎになりやすいので合わせが難しい。

 

またセカンドバックという名前の通り、カバンとしての完成度が低く、ポーチと区別がつかない。

その上「おじさんが持っている」、「集金の人」というイメージが強いので印象がよくない。

 

好き嫌いがはっきりと分かれるアイテムなので、使うときは気を付けよう。